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ベルリオーズ・イヤーを先取り!ロト&タベア・ツィンマーマン“イタリアのハロルド”

ロト&レ・シエクル


ロトとシエクル、
次なる新譜はベルリオーズのアニヴァーサリー・イヤーを先取り。
何とタベア・ツィンマーマンと共演!

リリースするものすべてが話題となるロトとレ・シエクルの新譜は何とベルリオーズ。ベルリオーズは1869年に歿したため、2019年は没後150年にあたります。ロトのベルリオーズといえば2009年録音の「幻想交響曲」がありますが、それから約10年を経てロトの円熟ぶりとオーケストラの成長ぶりに驚かされる新録音となりました。

ベルリオーズはオーケストレーションの改革者であると同時に楽器オタクでもあり、最新の楽器製作の動向に目を光らせていました。そしてシェフのようにすぐ応用しました。それゆえ現代の楽器ではベルリオーズが思い描いた真の効果は出せないとロトは述べています。それが今回実現できました。

曲目はソリストを伴う2篇。「イタリアのハロルド」は交響曲と銘打ちながら、パガニーニの依頼で作曲されたヴィオラ独奏を含む協奏作品。必ず名ヴィオラ奏者が起用されますが、ここではタベア・ツィンマーマンという大スターと共演になりました。ツィンマーマンといえば、2003年にコリン・ディヴィス指揮ロンドン交響楽団と共演した名盤や、エッシェンバッハ&パリ管とのDVDでこの作品を独奏していますが、今回はピリオド・オーケストラとの演奏ということもあり興味津々。ヴィオラが登場するところから、その深々としながら朗々とした歌いまわしに引き込まれてしまいます。

「夏の夜」独唱はもともと異なる声域の曲を集めていましたが、ここではバリトンのステファヌ・ドゥグーがひとりで全曲を歌唱。バリトンを用いたのはロトの意見でもあり、理想的な世界を創り上げています。

今回もブックレットに弦楽器以外すべての使用楽器と制作年が明記され、貴重な資料となっています。ロトの演奏はますます精緻、ベルリオーズの天才的な管弦楽法を再認識できます。
(キングインターナショナル)

ベルリオーズ(1803-1869):
(1)イタリアのハロルドOp.16
(2)歌曲集「夏の夜」Op.7

フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)レ・シエクル
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)(1)
ステファヌ・ドゥグー(バリトン)(2)
録音:2018年3月2&3日/フィルハーモニー・ド・パリ(1)
8月15&16日/アルフォールヴィル、イル=ド=フランス国立オーケストラホール(2)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年12月05日 12:00