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CPO レーベル~2019年2月発売予定新譜情報(7タイトル)

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知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。2月はCD7タイトルがリリースされます。

今回は世界初録音となるザクセン選帝侯アウグスト1世の宮廷に仕え、長らく宮廷楽長として活躍したヨーハン・ダーフィト・ハイニヒェン(1683-1729)の“歌劇「フラヴィオ・クリスポ」”に、ヴィレンズ&ケルン・アカデミーによるテレマンのオラトリオ“戻ってきなさい、千人ものイスラエルの群衆たち”、ミヒャエル・コルスティックによる“フランク:ピアノ作品集”、オーストリアの後期ロマン派音楽の作曲家エーミール・ニコラウス・ヨーゼフ・フォン・レズニチェクの管弦楽作品集、ドイツの作曲家パウル・グレーナー(1872-1944)の協奏曲集、イタリアの作曲家ジョヴァンニ・アルベルト・リストーリ(1692-1753)の宗教的作品集、シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲 第5.6.8-10番(3枚組SACDハイブリッド)など、興味深い作品が揃っています。

世界初録音!
ヨーハン・ダーフィト・ハイニヒェン(1683-1729):歌劇《フラヴィオ・クリスポ》(3枚組)
イェルク・ハルベク(指揮)、イル・グスト・バロッコ-シュトゥットガルト・バロック管弦楽団、他

ザクセン選帝侯アウグスト1世の宮廷に仕え、長らく宮廷楽長として活躍したハイニヒェン。弁護士としても才能を示すも、音楽に身を捧げ、一時はJ.S.バッハの同僚として見事な働きを示しました。作曲家としても数多くの作品を残しましたが、残念ながら彼の死後はほとんど顧みられることなく、今世紀になってようやく宗教曲や器楽曲などが演奏されるようになりましたが、彼が力を入れていた歌劇のほとんどは未だ手つかず。この《フラヴィオ・クリスポ》も初演もされずに約300年お蔵入りになっていた作品です。作品が初演されることのなかった理由は、イタリア人歌手の力不足とリハーサル時のいさこざなど様々ですが、作品自体の価値を損ねるものではありません。各楽器の繊細な使い方、主役エレナを歌うマールバッハを始めとした歌手たちの技巧など聴きどころ満載の知られざる「バロック・オペラ」です。
(ナクソス・ジャパン)

テレマン(1681-1767):オラトリオ「戻ってきなさい、千人ものイスラエルの群衆たち」
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)、ケルン・アカデミー

1762年、歴史的に重要なスウェーデンとプロイセンの講和条約「ハンブルク条約」がハンブルクにて調印されました。しかし、市の名物でもあった聖ミヒャエル教会はその2年前に消失しており、ようやく再建されたばかり(塔はまだなかった)で、この再建式も州の公式行事として開催されることとなりました。市の音楽監督であったテレマンは当時81歳という高齢でしたが、この大切な行事のために音楽を作曲、イヴェントの重要性を踏まえ、これまでの作品よりも更に壮大で華麗な音楽を創り出しました。6組の二重合唱、トランペット、ティンパニを従えた壮麗な作品はテレマンの最高傑作と呼ぶにふさわしい仕上がりです。
(ナクソス・ジャパン)

フランク(1822-1890):ピアノ作品集
ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)

フランクによる2曲の前奏曲を伴う晩年のピアノ曲。1884年に作曲された「前奏曲、コラールとフーガ」は全ての主題に関連性があり、全曲は通して演奏されます。本来はバッハに倣い「前奏曲とフーガ」のみで構想されましたが、のちにコラールが挿入され、全体の統一感が図られています。「前奏曲、アリアと終曲」は1886年から87年の作品。オルガン的な響きと複雑な対位法が駆使されており、アリアの祈るような旋律も魅力的です。コルスティックはこの2曲に、コルトーが編曲した「ヴァイオリン・ソナタ」のピアノ独奏版を加えて演奏。彼の巧みな演奏技術を存分に披露しています。
(ナクソス・ジャパン)

レズニチェク(1860-1945):管弦楽作品集
シュテファン・ソリョム(指揮)、ワイマール・シュターツカペレ

チェコ貴族の末裔として生まれ音楽と法学を学び、作曲家、音楽教師として活躍したレズニチェク。ボヘミア系でありながらヒトラーからの信頼も厚く『第三帝国』では重要な地位を与えられていました。とは言え、彼の作品には皮肉や冗談が多く取り込まれており、同時代の人々から理解されることはあまりなかったとされています。cpoレーベルはレズニチェクの管弦楽作品の録音を集中的に行い、これまでに第1番から第5番までの交響曲と、多彩な管弦楽作品、歌劇《ドンナ・ディアナ》などをリリースしており、そのどれもが高い評価を受けています。このアルバムでは初期の作品で、ワーグナーからの影響が感じられる「交響的組曲第1番」と、名声が確立してから作曲された2曲を収録。「謝肉祭」ではジーグやフーガ、パスピエなどバロック期の様式を用いながら、ユニークで色彩的な世界が描かれていきます。
(ナクソス・ジャパン)

パウル・グレーナー(1872-1944):協奏曲集
ウルフ・シルマー(指揮)、ミュンヘン放送管弦楽団、他

ベルリン生まれの作曲家パウル・グレーナー。彼の音楽はドイツ風でありながら、フランス印象派からの影響も強く受けており、同時代のドイツの作曲家とは作風を異にしています。このアルバムには円熟期から晩年にかけて作曲された3曲の協奏曲が収録されており、グレーナーの独特の作風を楽しむことができます。1927年に初演されたチェロ協奏曲は、チェロが良く歌う美しいアダージョ楽章が当時の批評家に絶賛されました。新古典主義の様式で書かれたヴァイオリン協奏曲、グレーナー最後の作品となったフルート協奏曲は、第二次世界大戦中に爆撃されたベルリンの痛ましい情景が反映されています。
(ナクソス・ジャパン)

ジョヴァンニ・アルベルト・リストーリ(1692-1753):宗教的作品集
マティアス・ユング(指揮)、ザクセン声楽アンサンブル、バツドルファー・ホーフカペレ

イタリアで王に仕える役者を父として生まれたリストーリ。父の赴任先となったザクセンに移住し、作曲家、オルガニストとして才能を伸ばしました。1746年にはドレスデンの教会音楽家となり、ロシアでも活躍しましたが、残念なことにその名声はあまり広まることがありませんでした。その上、ザクセンの宮廷に保存されていた彼の手稿のほとんどは第二次世界大戦中に散逸してしまったのも、彼の作品が忘れられてしまった一因です。しかし、幸いなことにかなりの数の写譜が残されており、現在でも彼の作品が演奏される機会は少なからずあります。このアルバムでは3曲の宗教曲が収録されており、控え目ながらも美しい音楽は、18世紀ドレスデンの教会の壮麗な式典を想起させます。
(ナクソス・ジャパン)

シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲 第5.6.8-10番(3枚組SACDハイブリッド)
クリスティアン・シュミット(カヴァイエ・コル・オルガン…ルーアン、サントゥアン教会)

フランス屈指のオルガン製作者アリスティド・カヴァイエ=コルが1890年にルーアンのサントゥーアン教会に建立したオルガンを用いて録音されたヴィドールのオルガン交響曲全集。ヴィドールはフランスを代表するオルガン奏者、作曲家の一人で、彼の父親もリヨンの教会オルガニストを務めるなど、幼いころからオルガンを熟知した人。25歳の若さで、カヴァイエ=コルの推薦によりサン・シュルピス教会の終身オルガニストに就任し、64年間この職を全うし、数多くのオルガン作品を残しました。彼の代表作「オルガン交響曲」は管弦楽を使わずに、シンフォニックな響きを創り出すという曲であり、クリスティアン・シュミットは2012年と2014年に渡って歴史的な価値を持つ楽器の性能を存分に引き出しながら5曲を演奏。高音質の録音はオルガンの壮麗な響きを余すことなく捉えています。
(ナクソス・ジャパン)


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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年01月08日 00:00