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トリオ・ヴァンダラーのチェロ奏者、ラファエル・ピドゥがジャン=ルイ・デュポールのチェロ協奏曲を録音!

ピドゥー

18世紀を生き抜いたジャン=ルイ・デュポールのチェロ協奏曲集!

トリオ・ヴァンダラーでもおなじみのチェロ奏者、ラファエル・ピドゥと、古楽界のサラブレッド、ダニエル・キュイエ率いるストラディヴァリアによる、デュポールのチェロ協奏曲集の登場。

ジャン=ルイ・デュポールは1749年10月4日、18世紀の真ん中に生まれました。彼の8つ年上の兄ジャン=ピエールは優れたチェロ奏者でしたが、ただちにジャン=ルイの才能に気付き、チェロの指導を開始。ジャン=ルイはフリードリヒ大王の目にとまり、宮廷のオペラなどの奏者としてパリを離れプロイセンに移りました。
ジャン=ルイは兄がフランスで務めていたポストを引き継いで奏者として活動を開始、またたく間に名声を博し、兄よりも有名になったともいえます。フランス革命が近くなり亡命しようと考え、最終的には兄をたよってプロイセンに移り、そこでもまた兄の宮廷オペラでのポストを引き継ぎながら、パリでは終えられなかった楽器奏法についての論文を完成させたほか、ベートーヴェンをはじめとする作曲家と出会ったりもしました。

ジャン=ルイ・デュポールのチェロ協奏曲は、パリを発つ前に、コンセール・スピリチュエルなどでも演奏された第1番から第3番、およびプロイセン時代の第4,5番が遺されており、いずれも3楽章構成となっています。急速なスケール、アルペジオの奏法、さらには左手の敏捷な動きと自由な右手が要求される難解なパッセージなど、自身すぐれた奏者であること、そしてロマン派時代の幕開けに生きた作曲家でもあったことを感じさせる充実した作品です。
(キングインターナショナル)

『ジャン=ルイ・デュポール:チェロ協奏曲集』
【曲目】
ジャン=ルイ・デュポール(1749-1819):
チェロ協奏曲第4番 ホ短調
チェロ協奏曲第1番 イ長調
チェロ協奏曲第5番 ニ長調
【演奏】
ラファエル・ピドゥ(チェロ)
ストラディヴァリア
ダニエル・キュイエ(ヴァイオリンと指揮)
【録音】
2017年10月

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年01月28日 00:00