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レツボール&アルス・アンティクヮ・アウストリアの名演が復活!ムファット“調和の捧げもの”

レツボール

最後のパッサカリアは必聴の名曲!

鬼才レツボールによる、もともとSYMPHONIAレーベルに録音された音源です。ムファット(ムッファト)はフランス生まれでリュリに師事、その後ウィーン、イタリアと各地を回りますが、自分はドイツ人だと表明していました。各国の書法を自然なレベルで身に付けたグローバルな作曲家と言えます。
『調和の捧げもの』は5曲からなる弦楽のための5声のソナタ集で、室内ソナタ・教会ソナタの他、協奏曲的な要素も入った作品集です。
タイトルに掲げられた「調和」の精神は、第5番ラストを飾る長大なパッサカリアに結実しています。荘重なフランス風のシャコンヌに始まりゆっくりと美しく流れる音楽を遮るように、後半突如として明らかに異質なイタリアのチャッコーナが登場するのですが、それが元の気分に巧みに融和され、新たな変奏へと繋がっていくのです。
多種多様な技法を駆使し、ひとつの世界を造り上げたムファットの手腕に驚かされる名作です。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ムファット:調和の捧げもの
1.第1番 ニ長調
2.第2番 ト短調
3.第3番 イ長調
4.第4番 ホ短調
5.第5番 ト長調

【演奏】
グナール・レツボール(指揮、ヴァイオリン)
アルス・アンティクヮ・アウストリア

【録音】
2000年10月、イタリア

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年04月09日 00:00