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ネーヴェル&ウエルガス・アンサンブル『クリストファー・コロンブスの耳』

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年04月19日 00:00

コロンブス

コロンブスが聴いた音楽。15~16世紀のヨーロッパ音楽で辿る希代の冒険家の軌跡。

パウル・ファン・ネーヴェルとウエルガス・アンサンブルの新作は、新大陸発見などで知られるクリストファー・コロンブス(ca1451-1506)がその冒険の過程で聞いたであろう、15世紀後半から16世紀初頭のイタリア~ポルトガル~スペインの音楽を収録しています。1492年から1504年にかけての4つの有名な航海のほかに、コロンブスはその人生の大部分を乾燥地帯、特にスペインで過ごしています。
アルバム・タイトルに《クリストファー・コロンブスの耳》と付けられていることからもお分かりのように、このアルバムは、イタリアの幼年期から始まるこの探検家の生涯を辿るかのごとく、聴き手を当時のヨーロッパ音楽の旅に連れて行きます。

アルバムの最初はイタリアの歌から始まります。作者不詳の謝肉祭の歌「Visin、visin、visin」は4声のための作品で、その歌詞は煙突掃除についての冗談を歌っています。トロンボンチーノの「Se ben or non scopri」は、フロットーラ(15世紀から16世紀にかけてイタリアで人気のあった世俗歌曲の一種)の完璧な例です。

続いてコロンブスはスペインの世俗音楽と出会います。これは、落ち着いたメランコリックな特徴を持つイタリアの世俗的音楽とは非常に対照的です。探検家がスペインの作曲家たちと出会う決定的な瞬間は、1486年5月にコルドバのカトリック両王に謁見を許されたことです。それ以来、彼はますますフェルディナンドとイザベラ家に入り込み、頻繁に彼らを訪問しています。セビリャ、コルドバ、マドリッド、バリャドリードで、フェルディナンドとイザベラは様々な音楽家を抱えていました。コロンブスが聴いた音楽は、スペイン系音楽家によって作曲され演奏されたものであったということです。世俗的音楽が大部分を占めていますが、簡単な歌詞と音楽の絶妙な融合による情熱的でありメランコリックな精細さが特徴的です。宗教的作品はセビリア大聖堂で響き、独創的なリズミカルな音楽で、ポリフォニックな質感を持つフランコ・フランドル楽派の伝統な音楽を聴くことができます。

フランドル・ポリフォニーの権威としても有名な音楽学者でもあるネーヴェルの研究の上に再現されたこの演奏は、ウエルガス・アンサンブルによって、心洗われるような美しいハーモニーを聴かせています。
(ソニーミュージック)

『クリストファー・コロンブスの耳』
【曲目】
[ジェノヴァ~ヴェニス]
1. 作者不詳(1480年頃イタリア):Visin, visin, visin (4声)
2. 作者不詳(1480年頃イタリア):主よ、我らが日々に平和を与えたまえ(4声)
3. バルトロメオ・トロンボンチーノ(c.1465-1534?):Se ben or non scopri (4声)

[マドリッド~セビリャ~コルドバ]
4. 作者不詳(1490年頃スペイン):セビリャの川(3声)
5. フアン・デ・トリアーナ(c1450-1490?):私の失われた希望から(3声)
6. 作者不詳(1470年頃スペイン):Tres morillas m’enamoran (3声)
7. フアン・ポンセ(c1475-1520?):そこに陽が沈む(4声)

[カトリック両王の宮廷にて]
8. フランシスコ・ミラン(1480?-):Los braços trayo cansados(2声,3声)
9. アロンソ・ペレス・デ・アルバ(15世紀末):トリコテア(3声)
10. アレクサンダー・アグリコラ(1446-1506):ミサ『不幸が私を襲い』(4声)より「アニュス・デイ」
11. フアン・デル・エンシーナ(1468-1529):運命の愛(4声)

[バリャドリード]
12. マブリアヌス・デ・オルト(c1460-1529):ミサ『わたしは恋におち』(4声)より「サンクトゥス」
13. マブリアヌス・デ・オルト(c1460-1529):ミサ『わたしは恋におち』(4声)より「アニュス・デイ」
14. フランシスコ・デ・ラ・トレ(c1460-1504?):語れ、悲しい心よ(2, 3, 4声)

【演奏】
パウル・ファン・ネーヴェル(指揮)
ウエルガス・アンサンブル

【録音】
2016年9月25-26日、ベルギー、モナストリウム・ポルトアケル