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Naxos~2019年8月発売新譜情報(16タイトル)


[naxosvideos 公式チャンネルより]

幅広いレパートリーと実力派アーティストの録音を楽しめる事で人気のレーベルNaxosレーベルの新譜情報です。

今回はベートーヴェン自身によるピアノ版“プロメテウスの創造物”、フランコ・ファッチョ(1840-1891)の知られざる“歌劇「アムレット(ハムレット)」”、
リストの“詩的で宗教的な調べ 第2稿”、タネーエフ&R=コルサコフの作品が収録された『ロシアのヴァイオリンとオーケストラのための協奏的作品集』、フェルディナント・リースの『チェロ作品集第2集』、レオポルト・ホフマン(1738-1793)の『フルート協奏曲集第3集』、デレク・バーメル(1967-)のジャズのイディオムを駆使した作品集、アメリカの現代音楽作曲家ルイス・カーチン(1951-)の“歌劇「ジェーン・エア」”など、世界初録音も含むCD16タイトルがリリースされます。

ベートーヴェン(1770-1827):バレエ音楽「プロメテウスの創造物」(作曲家自身によるピアノ版)
ウォーレン・リー(ピアノ)

18世紀から19世紀初頭にかけて、イタリアで活躍したバレエダンサー、振付師サルヴァトーレ・ヴィガーノ。父オノラートは振付師、母マリア(作曲家ボッケリーニの姉)も優れたバレエ・ダンサーという舞踊一家に生まれ、才能を存分に受け継いだ彼は、1791年頃からバレエの振付をはじめ、1801年には当時ウィーンで名声の高かったベートーヴェンに「プロメテウスの創造物」の作曲を依頼、振付を行うとともに自らダンサーとして舞台に立ちました。残念ながら台本は残っていませんが、ギリシャ神話に登場するプロメテウスが生き生きと描かれた「総合芸術作品」として好評を博したといわれています。フィナーレの旋律は後に「英雄交響曲」の終楽章に転用されるなど、「プロメテウスの創造物」はベートーヴェン初期から中期における力の入ったとなりました。
このアルバムにはベートーヴェン自身によるピアノ版を収録。オーケストラ版とは違う趣きが楽しめます。
(ナクソス・ジャパン)

フランコ・ファッチョ(1840-1891):歌劇《アムレット(ハムレット)》
パオロ・カリニャーニ(指揮)ウィーン交響楽団

1881年、ミラノ・スカラ座でボーイトの台本を用いたヴェルディのオペラ《オテッロ》が初演された際、指揮を執ったのはボーイトの親友であるフランコ・ファッチョでした。彼は当時様々な理由で停滞していたヴェルディの創作意欲に火を付け、ボーイトとヴェルディの間を取り持つことで《オテッロ》の完成における立役者となったことでも知られています。ファッチョ自身も優れた作曲家であり、この《アムレット》も同じくボーイトの台本に拠って書かれた歌劇。どちらもシェークスピアの戯曲を原作としているあたりに、ボーイトの挑戦的な試み…“新しいドラマ性の追求”が感じられます。
この歌劇、1865年の初演時は成功を収めましたが、1871年の再演時、主役を歌ったテノールが病気のために思うように声を出せず上演は失敗。その後は歌劇自体が忘れられてしまいましたが、最近になって再評価され、上演も増えつつあります。
2016年ブレゲンツ音楽祭でのライヴ収録。
(ナクソス・ジャパン)

リスト(1811-1886):ピアノ作品全集 第53集~リスト:詩的で宗教的な調べ 第2稿
ヴォイチェフ・ヴァレチェク(ピアノ)

若い頃は超絶技巧を売り物にしていたフランツ・リストも、年齢を重ね様々な苦難を経たことで少しずつ作風は内省的になり、彼自身が憧れた「宗教的な世界」へと近づいていきました。フランスの詩人ラマルティーヌの詩に感銘を受けて構想された「詩的で宗教的な調べ」は1834年にまず1曲(第4曲の原型)が作曲されましたが、1847年、1853年と改訂が繰り返され、彼の作風の転換にあわせながら、現在耳にする静謐な形へと落ち着いた曲集です。
このアルバムには1847年の第2稿が収録されており、「夜の賛歌」や「朝の賛歌」など、第3稿には含まれなかった曲や、「死者の追憶」「眠りから覚めた子供への賛歌」などの第3稿の前段階の曲、第3稿では15分を超える大作となる「孤独の中の神の祝福」の原型など、華麗な技巧を駆使した曲と、音の少ないシンプルな曲が混在、リストの作風と思想の変遷を知ることができる興味深い曲集となっています。
(ナクソス・ジャパン)

フェルデイナント・リース(1784-1838):チェロのための作品全集 第2集
マルティン・ルンメル(チェロ)

祖父の時代からケルン選帝侯に仕える宮廷音楽家の一族の一人として生まれたフェルディナント・リース。彼の父は人格者として知られ、一時期ベートーヴェンにヴァイオリンを教えたこともあるほどの人物でした。その父から音楽教育を受けたリースはすくすくと才能を伸ばしましたが、1794年のフランス革命軍によるボン占拠のため、父は職を失い、彼自身の将来も絶たれてしまいました。そのため、彼の父はかつての教え子であるベートーヴェンに息子フェルディナントを託したことで、2人の師弟関係が始まることとなります。
このアルバムに収録されたチェロ・ソナタはリースが15歳の時の作品であり、意欲的な作風は彼の豊かな才能をはっきりと示しています。他の曲もそれぞれ、巧みな作曲技法が用いられており、ベートーヴェンからメンデルスゾーンへと繋がるロマン派のチェロ作品として、強い存在感を発揮しています。
(ナクソス・ジャパン)

レオポルト・ホフマン(1738-1793):フルート協奏曲集 第3集
ウーヴェ・グロット(フルート)、ミヒャエル・ハラース(指揮)チェコ室内管弦楽団パルドビツェ

18世紀後半のウィーンで最も知名度を誇っていた音楽家の一人、レオポルト・ホフマン。彼は1772年からシュテファン大聖堂の楽長を務め、モーツァルトがこの聖堂の副楽長に任命されたのも、ホフマンからの要請があったためでした。しかし、没後は急速に忘れられてしまい、交響曲や協奏曲などの膨大な作品はほとんど演奏されることがありません。NAXOSでシリーズ化されている13曲残されたフルート協奏曲は、楽器の持ち味を生かした優雅な旋律に彩られており、時にはハイドンの作品と誤って伝えられるほどの高い完成度を持っています。
第1集(8.554747)と第2集(8.554748)では日本のフルート奏者、瀬尾和紀がソロを務めましたが、この第3集ではドイツ出身のウーヴェ・グロットがソロを担当しています。
(ナクソス・ジャパン)

ロシアのヴァイオリンとオーケストラのための協奏的作品集
アンネレ K.グレゴリー(ヴァイオリン)、ドミトリー・ヤブロンスキー(指揮)キエフ・ヴィルトゥオージ交響楽団

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は19世紀ロシアを代表する“ヴァイオリンとオーケストラのための作品”ですが、他のロシアの作曲家たちも、優れた協奏的作品を数多く作曲しています。このアルバムにはチャイコフスキーの弟子、セルゲイ・タネーエフと『ロシア五人組』の一人、リムスキー=コルサコフの作品をヤブロンスキーとキエフ・ヴィルトゥオージ交響楽団の演奏で収録。
タネーエフの「協奏的組曲」は彼の友人であるヴァイオリニスト、シボールの依頼で書かれた作品で、バロック期の組曲の体裁を取りながら、各々の曲は大胆な筆致で書かれています。愛らしい「ガヴォット」が魅力的。
リムスキー=コルサコフの「2つのロシアの主題による幻想曲」は、クライスラーのピアノ伴奏版も知られますが、迫力あるオーケストラ版は聴きもの。ヴァイオリンが歌う哀愁漂うロシアの旋律が、色彩豊かな響きを駆使したオーケストラ・パートと溶け合い、壮大なクライマックスを築きあげます。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年07月19日 00:00