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ルネッサンス楽器管楽アンサンブル「カペラ・デ・ラ・トーレ」の新録音!『エア・ミュージック』

カペラ・デ・ラ・トーレ

「四大元素」をテーマに、中世・ルネッサンス音楽を新たなコンテクストで見つめ直す――大好評だった2018年の来日公演演奏曲目を含む、「気=エア」に関連した作品集

カペラ・デ・ラ・トーレは、中世~ルネッサンス音楽を専門とするドイツのルネッサンス楽器管楽アンサンブル。2005年にミュンヘン生まれのショーム奏者カタリーナ・ボイムルによって創設され、16世紀スペインの作曲家フランシスコ・デ・ラ・トーレの名前と、中世の吟遊詩人が塔から音楽を奏でた故事にちなむスペイン語の「デ・ラ・トーレ(=塔の上から)」をかけて命名された。実際に当時のニュルンベルクで活躍した音楽隊とほぼ同じ編成で、歴史的な演奏を実践する専門集団として高い評価を得ており、オーパス・クラシック、エコー・クラシック賞を受賞しています。

これまで、当時の「四大元素」のうち「水」「火」に関連した作品を発表していましたが、このアルバムには、「気」に関連した作品が収録されています。

またアルバム全体が「空を飛ぶ生き物と天のそよ風の物語」として作られ、1)は「序章」、2-4)は「風と共に去りぬ」、5-7)は「呼吸:神(詩篇150番)と人間(最後のため息)」、8-12)は「翼のある生き物」、13-15)は「旋風:ゼフィーロとラウラ/ローラ」、16-19)は「空中の城」、20)「楽観的」と題されています。
15世紀から17世紀初頭にかけて、天の風、神話、翼のある生き物を中心に、器楽曲や声楽曲が数多く作曲されるようになりました。そうした作品を、モンテヴェルディ、プレトリウス、レイヴンズクロフト、ホルボーンなどの作曲家だけでなく、ほとんど知られていない作曲家による魅力的な作品からも選曲されています。

「500年前の人も、喜怒哀楽という点では現代人とそうは違ってないはず」と主宰のカタリーナ・ボイムルが語っているとおり、「空気」「雰囲気」そして「ため息」などの感じ方も同じ。
ここで奏されているルネッサンス時代の管楽器も人間の「息」で音を発しているわけで、そういったことの発見に満ちた最も魅力的な録音で、すべてが聴く価値のある演奏です。(ソニーミュージック)

『エア・ミュージック』
【曲目】
1. トマス・レイヴンズクロフト(1593-1635):『The Wind Blows out of the West』
2. 作者不詳(15世紀):『Westron Wynde』
3. ジョン・シェパード(1515-1558):ミサ『The Western Wynde』より「グローリア」
4. トマス・キャンピオン (1567-1620):『穏やかな西風』
5. アントニー・ホルボーン(1545-1602):ガイヤルド『ため息』
6. ルートヴィヒ・ゼンフル(1490-1543):『すべての人よ 主をたたえよ』
7. クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):『私の甘いため息』
8. トワノ・アルボ (1520-1595):『カナリー』
9. クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):『いとも優しいナイチンゲールよ』
10. ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):『Ballet de Bouteile』
11. ファエンツァ手稿(15世紀)より:『誇り高き鷲』
12. ルカ・マレンツィオ (1553-1599):『Nuova angioletta sovra l'ale accorta』
13. ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):『そよ風吹けば』
14. アレッサンドロ・オロロジオ(1551-1633):『手をつなごう』
15. ロバート・ジョーンズ(1577-1615):『Farewell Fond Youth』
16. アントニー・ホルボーン(1545-1602):『パヴァーヌ』
17. ピエール・ド・ラ=リュー (1460-1518):『Autant en emporte le vent』
18. チプリアーノ・デ・ローレ (1515-1565):『Nell’aria in questidi』
19. トマス・レイヴンズクロフト(1593-1635):『Canst Thou Love』
20. 作者不詳(15世紀):『Il est de bonne heure né』

【演奏】
カペラ・デ・ラ・トーレ(ルネッサンス・アンサンブル)

【録音】
2016年10月24-27日、バーデン=バーデン、南西ドイツ放送、ハンス・ロスバウト・スタジオ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年08月16日 00:00