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セルビアの名チェリスト!クセニア・ヤンコヴィッチのベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集


【参考映像】ヤンコヴィッチ(vc)レチッチ(p)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調
Belgrade Kolarac hall 2012

クセニア・ヤンコヴィチは1958年セルビアのニシュに生まれたセルビア系ロシア人のチェロ奏者。彼女は6歳でチェロを始め、9歳でベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団と共演した天才少女で、11歳より政府給費留学生としてモスクワ音楽院中央音楽学校でステファン・キリアノフ、ムスティスラフ・ロストポーヴィチに師事しました。その後、ジュネーヴでピエール・フルニエに、デトモルトでアンドレ・ナヴァラに師事し、更に研鑽を積みました。1981年にはガスパル・カ サド国際コンクール(フィレンツェ)に優勝。ソリストおよびアンサンブル・プレーヤーとして本格的にデビューし、東欧のレーベルから4枚のソロ・アルバムをLPレコードでリリースしました。

デビュー当時のヤンコヴィッチ

デビュー当時のヤンコヴィッチ

1985年からは演奏活動と並行してチェロの教授も務め、1985年から1987年までザブレブ音楽院、1987年から1989年までベオグラード音楽院、1990年から2004年までヴュルツブルク音楽大学、2004年以来今日までデトモルト音楽大学の教授を務め、多くのチェリストを輩出しています。CD時代になってから最も有名な録音は、カリオペ・レーベルへのブラームスのチェロ・ソナタ第1&2番で、近く「ブラームス:二重奏編成のためのソナタ全集」(品番:CAL-1746I)として復活する予定です。また、ブラームスではイザベル・ファウストなどと共演した「弦楽六重奏曲第2番」(品番:HMC902075)をご記憶の方も多いことと思います。

ヤンコヴィッチは、この特集ページに付けた音源でもお分かりのように、奥深さと甘美さを兼ね備えた音色と安定しきった技巧の持ち主で、音楽は極めて格調高く、スケール大きく造形されます。バッハ、ベートーヴェン、ブラームスという造形的で内容の深い音楽に適性を示す、現代最高のチェリストの1人と言えるでしょう。2018年2月に発売された「バッハ:無伴奏チェロ組曲全集」(品番:MLS006)は、モダン楽器を用いた多彩かつ深みのある音色と、抜群のリズム感、技巧を駆使してスケール雄大な名演を示し、輸入盤ファンの間で話題を呼びました。彼女が満を持して発表する「ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集」に、ぜひご注目下さい!
(タワーレコード商品本部 板倉重雄)

ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集 ―― チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1/チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69/チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1/チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2/ヘンデルのオラトリオ《ユダス・マカウベス》の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45/モーツァルトの《魔笛》の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46/モーツァルトの歌劇《魔笛》の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲ヘ長調 Op.66

クセニア・ヤンコヴィチ(チェロ)、ネナド・レチッチ(ピアノ)
Beethoven: Cello Sonatas/Xenia Jankovic(vc), Nenad Lecic(p)

※録音:2017年、デトモルト(ドイツ)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : BEETHOVEN 2020

掲載: 2019年09月04日 15:00