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クルレンツィス&ムジカエテルナ~ベートーヴェン:交響曲第5番“運命”

クルレンツィス

いま、もっとも注目される指揮者テオドール・クルレンツィスと彼のオーケストラ、ムジカエテルナが
ベートーヴェン生誕250年を記念し、2大交響曲をリリース。
交響曲第5番「運命」が2020年4月に再来日記念盤として登場、交響曲第7番は2020年秋に登場。

「必聴の指揮者だ」――ニューヨーク・タイムズ紙

「モーツァルテウムホールには、極めつくされた最高の音楽が満ちていた」(独ターゲスシュピーゲル紙)。2018年夏、テオドール・クルレンツィスとその手兵ムジカエテルナがザルツブルク音楽祭でベートーヴェンの交響曲全曲を演奏した時、その演奏に接した批評家たちは息もできなかった――あるいは演奏が終わってから、どういう言葉でその演奏を表現すればいいのか途方に暮れていたという方が正しいかもしれない。モーツァルテウムという小さな会場のせいもあって、限られたチケットは争奪戦となった。そのことは直前のロンドンにおけるクルレンツィスとムジカエテルナのBBCプロムス・デビューでも同じだった。ロイヤル・アルバート・ホールで演奏されたのはベートーヴェンの交響曲第2番と第5番「運命」。「恐ろしいほどの集中力に満ちた演奏。これまで知っているベートーヴェンを遥かに凌駕する出来」(英ザ・ガーディアン紙)と絶賛の言葉が連ねられた。
そのプロムスの直後に、クルレンツィスとムジカエテルナはウィーンに向かい、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」と第7番の2曲を、コンツェルトハウスの大ホールを借り切って1週間がかりのセッションによりレコーディングした。それらが今年2020年、ソニー・クラシカルからベートーヴェン生誕250年を寿ぐべくリリースされる。しかもこの2曲はそれぞれ単独で、別々でのリリースとなる。なぜならクルレンツィスにとっては、「それぞれの曲はまったくことなる物語を持つ小説であるため、1冊にはまとめられない」からだという。

ここ数年、クルレンツィスほど1枚1枚のレコーディングのリリースが事件となる指揮者はいない。2012年にソニー・クラシカルのレコーディング・アーティストとなって以来、クルレンツィスとムジカエテルナが毎年リリースするアルバムは――モーツァルトのダ・ポンテ・オペラ三部作から、ストラヴィンスキー「春の祭典」、チャイコフスキー「悲愴」、そして最新作のマーラー「悲劇的」にいたるまで――いずれも世界各地で絶賛されている。

クルレンツィスとムジカエテルナは、これらのレパートリーを何度も何度も実際に演奏会にかけてから、セッションを行なってレコーディグする。ギリシャ生まれでロシアを拠点に活躍するクルレンツィスは、音楽のあらゆる細部に至るまで完璧を求めるパーフェクショニストであり、彼が自ら奏者を選んで結成したオーケストラは、彼と何週間にもわたるリハーサルを共にする。彼らは音楽の真の傑作の核心に辿り着くまでは決してその歩みを止めることはない。今回のベートーヴェンの2曲からも、過去の偉大な録音に比してまったくひけを取らない演奏と解釈に、皆さんの期待は満たされることは間違いない。

「クルレンツィスは、問題視されることの多いベートーヴェンのメトロノーム指示をその通りに演奏する。緩徐楽章でさえ、クルレンツィスは音楽を息づかせ、有機的なメロディ・ラインを築く」(BR-Klassik)

ベートーヴェンが指定したメトロノームの速度を順守する演奏は、今ではそう珍しいことではない。それでもこの新しいレコーディングには、交響曲第5番に盛り込まれた、さまざまな要素の激しいコントラスト――歌うリズムと歩くリズム、弦楽パートの弓使いの激しさと柔らかさ、音色の明るさと暗さ、男性的・女性的な要素など――が、これまでになかったほどの洞察力と明晰さで、実現されている。クルレンツィスの演奏では、アクセントは極めて先鋭で、リズムは脈動し、アタックは激しく、跳ね返るような勢いに溢れている。「スリリングなほどの成功だ。おそらくこの曲を初めて聴いた人間が感じたように、これまで耳にしたことのない音楽に接して、驚かされ、気分が高まったのだ」(ザ・タイムズ紙)

2020年3月、クルレンツィスとムジカエテルナはベートーヴェンの交響曲第2番・第4番・第5番・第7番・第9番を、ボンのベートーヴェン音楽祭とウィーンのコンツェルトハウスで演奏し、4月にはルツェルン、ソウル、京都、東京へのツアーでもベートーヴェンを取り上げる。

ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」はソニー・クラシカルよりCDとデジタル配信(ダウンロード、ストリーミング)とで4月8日にリリースされる。交響曲第7番は2020年秋リリース予定である。
(ソニーミュージック)

【収録曲】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」

テオドール・クルレンツィス指揮
ムジカエテルナ
録音:2018年 コンツェルトハウス、ウィーン(セッション)

輸入盤CD

 

国内盤CD

日本盤のみ高品質Blu-specCD2仕様

 


【参考映像】Teodor Currentzis - Sasha Waltz - Beethoven 5th Symphony
kultur24.berlinTV YouTubeページより

カテゴリ : ニューリリース | タグ : BEETHOVEN 2020

掲載: 2020年02月05日 11:30

更新: 2020年02月28日 19:00