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CPO レーベル~2020年4月発売新譜情報(7タイトル)

ベートーヴェン

知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。

今回はハーゼルベックとウィーン・アカデミー管弦楽団による好評シリーズ「RESONUND BEETHOVEN」。CPOレーベルから「ピアノ協奏曲全集」(CD3はAlphaレーベルから既発)がリリースされます。ほかにも注目の指揮者ロバート・トレヴィーノが指揮するブルッフの交響曲全集、ノルウェーの作曲家ダーヴィド・モンラード・ヨハンセンのピアノ協奏曲、レーガーのクラリネット五重奏曲&弦楽六重奏曲、チェコの作曲家エミール・ニコラウス・フォン・レズニチェクの弦楽四重奏曲集などCD8タイトルがリリースされます。

ベートーヴェン(1770-1827):6つのピアノ協奏曲集(3枚組)
ゴットリープ・ヴァリッシュ(フォルテピアノ)
マルティン・ハーゼルベック(指揮)、ウィーン・アカデミー管弦楽団

マルティン・ハーゼルベックと、彼が率いるウィーン・アカデミー管弦楽団が2014年から取り組んでいるプロジェクト「RESOUND BEETHOVEN」。音楽学者とともに、ベートーヴェンの初演時の状況を徹底的に検証し、当時と同じ楽器、編成を用い、初演会場までをもほぼ同じにして録音を行うという取り組みです。これまでに交響曲は全曲がALPHAレーベルからリリースされ、高評価を得ています。
今回CPOから発売されるのは、ピアノ協奏曲第1番から第5番と、本来第2番の最終楽章として想定されていたWoO6のロンド、そしてヴァイオリン協奏曲の編曲であるピアノ協奏曲ニ長調という組み合わせ。CD3の収録曲は既にALPHAレーベルから発売されていますが、今回はそれらも組み込んだ3枚組BOXとなります。録音場所やオーケストラの編成はもちろんのこと、協奏曲第1番、第2番、ロンドはベートーヴェンが実際に奏でていた楽器を使用するなど、徹底したこだわりを見せる今回の録音は、ベートーヴェン時代の音楽の再現を試みた貴重なものです。
(ナクソス・ジャパン)

ブルッフ(1838-1920):交響曲全集(2枚組)
ロバート・トレヴィーノ(指揮)、バンベルク交響楽団

ドイツ・ロマン派の作曲家マックス・ブルッフ。魅力的な旋律に溢れる数多くの作品を残しましたが、現在、耳にすることができるのは「ヴァイオリン協奏曲第1番」の他、「スコットランド幻想曲」「コル・ニドライ」などの何曲かにすぎません。
このアルバムには3曲の交響曲と、オラトリオ、歌劇からの管弦楽曲が収録されており、ブルッフの持つ知られざる魅力を知ることができます。1868年から1882年にかけて作曲された3つの交響曲は、もともと英雄物語を描く三部作として構想されましたが、オラトリオ「オデュッセウス」を作曲したことでブルッフが満足してしまい、その計画は立ち消えになってしまったようです。なお、1882年に作曲された交響曲第3番は、現在改訂後の4楽章版が知られていますが、ここでは改訂前の5楽章版が演奏されています。
ここで見事な演奏を披露するのは、1983年、アメリカ生まれの指揮者ロバート・トレヴィーノ。2003年にシンシナティ交響楽団のアソシエート・コンダクターとしてデビュー、2011年にはボリショイ劇場で《トスカ》を指揮し大成功を収め世界的な活躍の足掛かりを得ました。2017年にはスペインのバスク国立管弦楽団の首席指揮者に就任、2019年からマルメ交響楽団の音楽監督を務め、2つのオーケストラで采配を振るいつつ、世界中のオーケストラに客演する期待の逸材です。
(ナクソス・ジャパン)

ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン(1888-1974):ピアノ協奏曲 他
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
アイヴィン・オードラン(指揮)、クリスチャンサン交響楽団

ノルウェーの作曲家ヨハンセンは、1904年にオスロ音楽院に入学し、1915年にベルリンに留学し研鑽を積みました。初期の作風はロマン派の様式を継承したグリーグ風のものでしたが、1920年にパリへ旅行した際、ストラヴィンスキーの音楽を聴き、強い影響を受けたためか、その後の作品は新古典派主義の様相を帯びていきます。作品番号のついた作品はわずか36曲のみですが、その他に無数の「番号なし」の作品が存在しており、これらは管弦楽作品から室内楽、歌曲までのさまざまなジャンルに渡っています。
アルバムの中心となる「ピアノ協奏曲」は1920年代から構想が練られた作品ですが、結局完成に至ったのは1955年になってからでした。優れたピアニストとして活躍したヨハンセンらしい、古典的な形式と調性感を持つ華やかで技巧的な作品です。
他にはドイツ的な堅固さを持つ「交響的変奏曲とフーガ」、精緻なオーケストレーションが魅力的な「パン」。最もノルウェーの民族的な旋律が活かされた「ノルウェーのモティーフによるエピグラム」が収録されています。
(ナクソス・ジャパン)

レーガー(1873-1916):クラリネット五重奏曲、弦楽六重奏曲
トルステン・ヨハンス(クラリネット)、ディオジェネス四重奏団

音楽史の中でユニークな位置を占めるレーガーの室内楽作品。なかでも晩年に書かれたクラリネット五重奏曲は、モーツァルトの同名作品に触発されたためか、それまでの作品に見られた複雑な対位法や難解な旋律は影をひそめ、全曲に渡って美しく平穏な雰囲気がみなぎっており、ここではニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めたトルステン・ヨハンスの見事なクラリネットが作品を引き立てています。
あまり演奏される機会の多くない弦楽六重奏曲は、ブラームスの影響が感じられる重厚な趣きを持つ曲。彼の生前に演奏されることはなく、1930年にようやくスコアが公表されてから評価が定まった作品です。ディオジェネス四重奏団が紡ぎ出す豊かなハーモニーにローランド・グラッスル、ウェン=シン・ヤンの2人が奏でる中音域の響きが溶け合い、厚みのある音色が生まれています。
(ナクソス・ジャパン)

レズニチェク(1860-1945):弦楽四重奏曲集(2枚組)
ミンゲット四重奏団

チェコ貴族の末裔として生まれ、音楽家を志したエミール・ニコラウス・フォン・レズニチェク。数々の劇場で指揮者を務め、1886年から1894年まではプラハ歌劇場の楽長に就任、自作の歌劇《ドンナ・ディアナ》で成功を収めました。作曲家としては、主にオーケストラ作品と歌劇に力を入れており、室内楽や独奏曲はあまり残されていませんが、このアルバムにはその中でも珍しい弦楽四重奏曲が収録されています。
彼にとって作曲は常に「アイデア」が勝負であり《ドンナ・ディアナ》の序曲は“葉巻を吸いながら5分で書き上げた”と語るほど楽々作曲できたようですが、この弦楽四重奏曲の多くは長い時間をかけて書き上げられた「苦難の末」の産物。とはいえ、ベートーヴェンをモデルにした初期の作品から、円熟の作風を見せる後期の作品まで、レズニチェクの熟考の結果が伺えます
(ナクソス・ジャパン)

クリストフ・グラウプナー(1683-1760):イエスの苦しみ:受難カンタータ 第4集
フロリアン・ハイアリック(指揮)、マンハイム・ホーフカペレ・バロック管弦楽団

グラウプナーの受難カンタータ第4集は、1747年の“Laetare Sunday-喜びの日曜日”に演奏されたカンタータ「イエスの苦しみ」です。四旬節第4主日にあたるこの日は“償いの時期を少し弱め、荘厳なときの喜びが近づいている”とされ、人々も少しだけ解放感を味わうことができます。しかし、このカンタータのテキストを著したリヒテンベルクは、イエスについての支配者と裁判官の論議に重きを置き、その結果に成すすべなく打ちひしがれたイエスを描くことに終始しており、グラウプナーもここを重視してカンタータ全体を物語に沿わせて構成、迫力ある物語が描かれています。
同時に収録されたグラウプナーの全作品から選ばれた「受難」にまつわる合唱曲は、各々の楽器の自由な扱いや、歌の一つ一つに至るまで、グラウプナーの並外れた作曲技法が伺われる名作揃いです。今作でもフロリアン・ハイアリックとマンハイム・ホーフカペレ・バロック管弦楽団が見事な演奏を披露しました。
(ナクソス・ジャパン)

復活祭のカンタータ集
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)、ケルン・アカデミー

バロック期の作品を得意とするケルン・アカデミーによるアグリコラとホミリウスの復活祭用カンタータ集。アグリコラは当時最高の教会音楽家の一人と目されており、プロイセン王フリードリヒ2世の宮廷作曲家を務め、数多くの教会音楽を作曲しました。このカンタータは1758年の復活祭初日に、ベルリンの聖ペーター教会で演奏された作品です。
かたや、ホミリウスはドレスデンの聖母教会を中心に活躍した作曲家。このカンタータは1767年にドレスデンで演奏された記録が残っています。これは10部からなる規模の大きな作品で、あまり対位法を用いることのない、古典派初期の様式を思わせる端正な筆致が魅力的です。
アグリコラのEin musikalisches Gedich=音楽的な詩は、自由な伴奏を持つレチタティーヴォ形式の作品。地震やイエスの復活となどの神秘的な内容が歌われています。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年03月18日 00:00