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Mark Morton(マーク・モートン)|ラム・オブ・ゴッドのギタリストによるソロ名義2作目が登場

Mark Morton(マーク・モートン)

天空から響き渡るアコースティックな音色が、精神を浄化していく…

現代ヘヴィ・ロックの盟主、ラム・オブ・ゴッド。その強靭なサウンドにおいて重要な役割を担い、強靭なまでの鉄壁ギター・アンサンブルの要的存在でもあるギタリストが、このマーク・モートンだ。ラム・オブ・ゴッドの新作のリリースもこの春に予定されており、バンドとして発表するその新たな作品とともに再び世界を蹂躙するその前に、ソロ・アーティストとして新たにRise Recordsと契約を交わし、ソロ名義としては2019年3月に発表した『ANESTHETIC』に続く2作目となる最新作『ETHER』を発表する…! 2020年1月にデジタル配信が行われ、彼のオフィシャル・サイトでのみ購入可能となっていたこの作品が、遂にワールドワイドでリリース!

今回は、前作や彼のメイン・バンド、ラム・オブ・ゴッドのサウンドとは一線を画する、全編アコースティックな作品となっている。そのメロウな響きと繊細でありながら豪快さも感じさせるアコースティック・ギターの音色は、タイトルにある通り天空=Etherから鳴り響く音色のように、世界に降り注いでいく。

前作でも数々の豪華ゲストが参加していたのだが、今回のアコースティックEPでも、多彩なゲスト陣がヴォーカリストとして参加している。前作に伴うツアーにも同行していたサンズ・オブ・テキサスのマーク・モラレスが今作のオープニングとクロージングとなる楽曲(「All I Had To Lose」と「Black」)で参加しているのに加え、MOON TOOTHのジョン・カルボーンが「The Fight」に参加、そして、ヘイルストームのリジー・ヘイルが「She Talks To Angels」でその圧巻のヴォーカルを披露し、さらに元キルスウィッチ・エンゲイジで現LIGHT THE TORCHのメンバーでもあるハワード・ジョーンズが、その類まれなるヴォーカル・ワークを「LOve My Enemy」で披露している。

ジョシュ・ウィルバーがプロデュースとミックスを担当したこのアコースティックEP。先に述べた楽曲名で気づいた人もいると思うが、ここに収録されている5曲のうち2曲は、カヴァー曲となっている。マーク・モラレスが歌う「Black」はパール・ジャムのカヴァーで、リジー・ヘイルが歌う「She Talks To Angels」は、ブラック・クロウズのカヴァーなのだ。自らのペンによる楽曲と、テイストを同じくしながらも原曲以上の暖かさを感じさせてくれるこのカヴァー曲が違和感なくこの5曲の中に収録されているのは、マーク・モートンというギタリスト/ソングライターだからこそなしえたトラックリストだといえるだろう。

ラム・オブ・ゴッドのサウンドとは真逆をいく暖かくメロウなアコースティック楽曲ばかりを収録したこのEPが、聴く者の魂を浄化していくかのように今世界に鳴り響くのだ…

 

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タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2020年03月19日 11:09