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ウィーン放送交響楽団、アルディッティ四重奏団~モートン・フェルドマン:コプトの光、弦楽四重奏と管弦楽

フェルドマン

20世紀アメリカにおける現代音楽のアヴァンギャルド・ムーヴメントを、ジョン・ケージやクリスチャン・ウォルフ、アール・ブラウンらと共に牽引したモートン・フェルドマン。特に1950年代以降に親しくなったジョン・ケージとの出会いは決定的で、互いに刺激しあい、伝統的な作曲技法から離れ、図形楽譜の使用や様々な新しいテクニックにより世界的な潮流を生み出しました。その音は、まるでニューヨーク発の瞑想的な音の魔法というべきものでした。

収録曲の「コプトの光」は最晩年の作品で、パリのルーヴル美術館で出会ったキリスト教の一派であるコプト教の織物からインスパイアされた曲。それまでのフェルドマンの音楽からすると、かなり短い演奏時間と緻密な曲想が特徴的です。
「弦楽四重奏と管弦楽」は、1973年当時バッファロー・フィルの首席指揮者であったマイケル・ティルソン・トーマスからの委嘱作品でした。楽器の特徴を活かし、偶然性を大事に作曲するフェルドマンらしさが表れた楽曲です。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
モートン・フェルドマン(1926-1987):
1.コプトの光 ~管弦楽のための(ビル・コレランに)(1986)
2.弦楽四重奏と管弦楽(1973)~2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとオーケストラのための

【演奏】
ミヒャエル・ボーダー(指揮)…1
エミリオ・ポマリコ(指揮)…2
ウィーン放送交響楽団
アルディッティ四重奏団…2

【録音】
2018年9月22-23日 World Conference Center ボン…1
2010年11月5日 Konzerthaus ウィーン…2

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年04月24日 00:00