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Steve Cardenas(スティーヴ・カーディナス)|現代コンテンポラリー・ギターの重要人物による新作『Blue Has a Range』

掲載: 2020年06月29日 17:13

Steve Cardenas(スティーヴ・カーディナス)新作『Blue Has a Range』

1959年生まれ。ミズーリ州カンザス・シティを拠点にキャリアをスタートし、80年代末頃から6年間、西海岸で活動。そして95年にN.Y.へ移ると、97年にパット・メセニーとウォルフ・ガングムースピールの推薦でポール・モチアンのエレクトリック・ビバップ・バンドに加入して頭角をあらわし、ジョーイ・バロン、チャーリー・ヘイデン、スティーヴ・スワロウといった、数々の大御所バンドのメンバーとしても、活躍し続けてきたスティーヴ・カーディナスが、満を持しての単独リーダー作品をリリースします。

録音を思い立ったのは2018年12月。2010年代前半よりカーディナスは、ブライアン・ブレイドのフェローシップのピアニストでもある、ジョン・カウハードのフォーク、ゴスペル・スタイルをベースにした“マーシー・プロジェクト”に参加。それまでピアノレスのギター・トリオを核とした作品を主にしてきたカーディナスでしたが、音楽的な親交を深めてきたカウハードをフィーチャーしたいと考えて、録音は新しいプロジェクトになったとのこと。ベースは2010年のカーディナスの3作目にも参加していた長年の共演者、ベン・アリソン。そしてドラムには、カウハードのマーシー・プロジェクトをはじめとし、ジョン・パティトゥッチのエレクトリック・ギター・カルテットでも共演してきたブライアン・ブレイドの参加が決定したことにより、ヴィジョンが固まって、新たなプロジェクトはにわかに動き出します。

音楽に対して同じような意思をもつメンバーの揃ったバンド。カーディナスは、これらのミュージシャンの演奏を思い描くことで楽曲があふれ出たといいますが、まさに、このメンバーならではの音楽で、“マーシー・プロジェクト”“フェローシップ”が切り拓いてきた、コンテンポラリーな感覚と、ブルーズ感、ゴスペル、カントリーの色彩が融合したオリジナルなサウンド・スケープが秀逸!

ウェイン・ショーターの「ロスト」の一部を引用したオープニング、また「ジャイアント・ステップス」にインスパイアされたコード・チェンジを見せるM4は、伝統的な音楽をリスペクトしながら、モダン・アメリカーナなスペイシーかつノスタルジックなテイストも漂うコンテンポラリー・サウンドにアレンジ。一方、ニューオリンズの音楽にインスパイアされたM2、カーディナスの奥さんが所有するヴィンテージのマーティン製アコースティック・ギターの響きがアメリカの原風景を思わせるM5、一転、リフレインするギターのフレーズのモチーフにカウハードのキーボードが流麗に呼応するミニマルなテーマから、ソロで広大な世界に飛翔するドラマティックな展開を見せるコンテンポラリーなM6など、どれもパーソナルなものにしっかりと根づきながら、想像力に満ちた音楽は振幅力も大きく自由自在。即興曲M8のような演奏も挟み、『トワイライト・ゾーン』のオープニング・ナレーションから想を得たというミステリアスなムードのラストまで全9曲、それぞれが様々な音楽要素を持ちながら、ひとつの物語を描くようでもあります。

初リーダー作から20年を経て、初めてキーボードをフィーチャーし、アンサンブルの完成度も見せた作品。着実にキャリアを積み重ね、ニュースクールをはじめとした教育者として、セロニアス・モンク・ミュージック研究の第一人者としても評価を得ているカーディナス。21世紀も活況を呈すコンテンポラリー・ギターの世界で、確実に一角を示す注目の作品です。

・輸入盤国内仕様CD:日本語帯解説付


・輸入盤CD


【収録曲】
1. Lost And Found
2. Blue Language
3. Language Of Love
4. Highline
5. Fern’S Guitar
6. Reflector
7.Siquijor
8. Signpost Up Ahead
9. Blue Has A Range

【メンバー】
Steve Cardenas (g), Jon Cowherd (p), Ben Allison (b), Brian Blade (ds)