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Adam Nussbaum(アダム・ナスバウム)|レッドベリー・プロジェクト第二弾『Lead Belly Reimagined』

掲載: 2020年06月30日 14:46

Adam Nussbaum(アダム・ナスバウム)レッドベリー・プロジェクト第二弾『Lead Belly Reimagined』

ジョン・スコフィールドのツアーに抜擢されてプロとしてのキャリアをスタートして以来、常に第一線で活躍してきたアダム・ナスバウムによる“レッドベリー”を演奏するプロジェクト、待望の第二弾!

"レッドベリー”の音楽にナスバウムが出会ったのは5歳の時で、その存在は、自分の人生の最も初期にインスピレーションを与えたものだったとのこと。数々のキャリアを積んできて、2018年にリリースした『The LEAD BELLY Project』はナスバウムにとって、まさに原点回帰。2人のギタリストをフィーチャーしてレッドベリーの12弦ギターをトレースするという通な音楽構成と、ブルース/フォーク/カントリー/ジャズの要素をミクスチャーしたサウンドが話題になりましたが、本作は、そのプロジェクトをさらに掘り下げて深化を遂げています。

メンバーはもちろん不動で、作品のリリース後に4人は、アメリカ、ヨーロッパをツアー。スティーヴ・カーディナスは、「このバンドでのメンバー同士の化学反応は、演奏の機会を重ねて本能的に演奏する域にまで達して、バンドは大きく成長して行った」と語っていますが、イマジネーションがあふれ、メンバーがインスパイアしあって繰り広げる自在な演奏を聴けばその言葉に納得すること必至です。

ナスバウムのスネアが刻むビートに、レイドバックしたグルーヴがつくられ、ゆる〜く4人が絡むオープニングから心地よいことこの上ない展開。一転スウィングするリズムに2本のギターがアップテンポにメロディを紡ぐ明るさ溢れる場面あり、エリザベス女王の結婚式のために書かれたM3ではテナーサックスの温かいメロディにスペイシーなギターのコードや、泣きのチョーキングが印象的。秀逸なのは、名曲"Rock Island Line"。たくみなスネア、シンバル・ワークとギターの響きによってあたかも蒸気機関車が走る光景を表現するところはまさに職人技で、なんとも言えない郷愁感も表現しています。続く後半も充実。スロウの4ビートにエッジの効いたサックスソロとギターソロがダイナミックなM5, ジャイヴのサウンドが南部の光景を思い起こさせるM6, アイリッシュの哀愁が織り混ざったM7, そしてラストは、パットネフ知事への賛辞を表す愛のこもった演奏で締めくくり。最後の笑い声にも痛快です。

ナスバウムは、自分たちが音楽の冒険を楽しめる楽曲もちよるようにメンバーに指示したとあり、そうしたことからも4者の対等ぶりが現れますが、4者がそれぞれをリスペクトして楽しんでいる様子が音楽からあふれにあふれます。

職人肌/腕利き/鬼才という表現が似合うメンバーがそろった、このバンド、ライヴで見てみたいものです。

・輸入盤国内仕様CD:日本語帯解説書付


・輸入盤CD


【収録曲】
1.Relax Your Mind
2.Laura
3.Princess Elizabeth
4.Rock Island Line
5.When I Was A Cowboy
6.Shorty George,
7.If It Wasn’t For Dicky*
8.Governor Pat Neff
* (inspired by “Drimmin Down” by Sam Kennedy)
All songs composed by Huddie Ledbetter
Recorded July 16, 2019 by Ohad Talmor at SEEDS::Brooklyn, NY

【メンバー】
Adam Nussbaum(ds), Steve Cardenas(g), Nate Radley(g), Ohad Talmor(ts)