Peter Green (ピーター・グリーン)｜フリートウッド・マックの創設メンバーにして偉大なるブルース・ギタリストが逝去。享年73歳
フリートウッド・マックの創設メンバーで、英国が生んだ最も偉大なブルース・ギタリストの一人であるピーター・グリーンが死去。享年73歳。
ピーター・グリーンは1946年ロンドン生まれ。10歳の頃からギターに興味を持ち、1965年の19歳の時、エリック・クラプトンに代わりジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズの公演に参加したのを機に、ザ・ブルースブレイカーズの正式メンバーとなった。翌67年に自身のブルース・バンドを結成したいとザ・ブルースブレイカーズを去り、ドラマーのミック・フリートウッドらとフリートウッド・マックを結成。英チャート1位を記録した「アルバトロス」や、後にサンタナがカヴァーした「ブラック・マジック・ウーマン」などを作曲した。
バンドの中心的存在だったものの、1970年ドラッグとメンタルヘルスに苦しむ中で、グリーンはフリートウッド・マックを脱退。在籍中は3枚のスタジオ・アルバムに参加。同年にソロ・アルバム『ジ・エンド・オヴ・ザ・ゲイム』をリリースするが、グリーンは統合失調症と診断されて1970年代の大半は精神病院に入退院していた。1990年代にはピーター・グリーン・スプリンター・グループを結成。1998年には、フリートウッド・マックの他のメンバーと共にロックの殿堂入りを果たした。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。
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