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WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪 Vol.101

タグ : WEEKEND JAZZ

掲載: 2020年10月30日 10:00

カサンドラ・ウィルソン『ニュー・ムーン・ドーター』(1995)

CW

カサンドラ・ウィルソン(vo)
ブランドン・ロス(g)
ロニー・プラキシコ(b)
シロ・バプティスタ(per)
ダギー・ボウン(ds)
グラハム・ヘインズ(cor)

1995年5月3日~5日、ニューヨークにて録音

曲目:
01.奇妙な果実
02.恋は盲目
03.ソロモン・サング
04.デス・レター
05.スカイラーク
06.ファインド・ヒム
07.泣きたいほどの淋しさだ
08.恋の終列車
09.アンティル
10.ア・リトル・ウォーム・デス
11.メンフィス
12.ハーヴェスト・ムーン
13.ムーン・リヴァー(日本盤ボーナス・トラック)
14.32-20

【アルバム紹介】
1.カサンドラ・ウィルソンのブルーノート第2作でグラミー受賞作
2.ジャズ、ブルース、フォーク、ロックのディープなエッセンスをミックスした新感覚のジャズ・ヴォーカル作
3.U2、モンキーズ、サン・ハウス、ハンク・ウィリアムスといった多様なジャンルのカヴァーが光る

『WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪』101枚目のご紹介です。
100回目達成記念ということで、今回から9回にわたり2020年12月末まで「90年代の名盤特集」をお伝えしてゆきます。

第1回目は1995年にリリースされたカサンドラ・ウィルソンのブルーノート・レーベルでのセカンド作となった大ヒット・アルバム『ニュー・ムーン・ドーター』です。
カサンドラ・ウィルソンは80年代から90年代にかけて、ブルックリンを拠点に独自のジャズ・コンセプトを展開するM-Base一派として注目された異色のジャズ・ヴォーカリストでしたが、90年代にブルーノート・レーベルと契約して最初のアルバム『ブルー・ライト・ティル・ドーン』でブレイクし、本作では初のグラミー賞受賞となりました。

前作と同じプロデューサー、クレイグ・ストリートの路線をより推し進めた、ジャズ、ブルース、フォーク、ロックのディープなエッセンスをミックスした新感覚のジャズ・ヴォーカル・アルバムで、カサンドラ・ウィルソンは90年代以降の自身の音楽スタイルを本作で確立しました。

楽器編成もそれまでのジャズの編成と違い、アコースティック・ギター、バンジョー、スティール・ギター、パーカッションといったルーツ・ミュージック的な楽器のサウンドを効果的に使い、ボトムを這うアコースティック・ベースの重低音がダークな異空間を演出。
そして取り上げている曲もジャズ・スタンダードよりもU2、モンキーズ、ニール・ヤングなどのロック・チューンやサン・ハウス、ハンク・ウィリアムスといったブルース、カントリーのカヴァーでその世界観を構築。

【スタッフのつぶやき:この1曲を必ず聴いて下さい】
モンキーズのポップ・チューン“恋の終列車”の異色カヴァー。

ブルーノート・レーベルに移籍し、このクレイグ・ストリート路線になる前のカサンドラ・ウィルソンは当時の新進のジャズに興味がある音楽ファンに聴かれていた程度の認知度。それがこの独特のサウンドでのアルバム制作に方向転換したおかげで、新作が出るたびにジャズ・コーナーでは大プッシュされる大物シンガーになりました。
いったんスタイルを確立したシンガーは、何のカヴァーをやっても自分色に染めることができ、無敵になります。そんな1曲がモンキーズの1966年のデビュー曲である全米ナンバー・ワン・ソング。エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、ベース、ドラムス&ヴィブラフォンという編成でロック&フォークなサウンドとともに聴かせます。
本作は、どこをどう切り取って聴いても、どの断片にもインパクトがあり、それはリリースされてから25年経た今でも全く色褪せていません。

国内盤SHM-CD(一般普及盤)

 

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