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Declan O'Rourke(デクラン・オルーク)|アイルランド出身のシンガー・ソングライターがポール・ウェラーのプロデュースによるアルバム『Arrivals』をリリース

Declan O'Rourke

哀愁を帯びた滋味深い声、そして叙情的なストーリーテリングで聴くものの心を捉えては離さない、アイルランドの口承文化の伝統を受け継ぐシンガー・ソングライター、デクラン・オルーク。20年近いキャリアの中で、6作のフル・アルバムをリリースし、エディ・リーダーやジョシュ・グローバンなどのアーティストが曲をカヴァー、ジョン・プラインなど数々のシンガー・ソングライターからも高く評価される〈ミュージシャンズ・ソングライター〉が、ポール・ウェラーのプロデュースによる最新アルバム『Arrivals』をリリース!

2017年に発表した19世紀アイルランドのジャガイモ飢饉をテーマにした『CHRONICLES OF THE GREAT IRISH FAMINE』から約3年ぶりとなる最新作『Arrivals』のプロデュースを手掛けたポール・ウェラーは、デクラン曰く、プロデューサーとして、また先輩ミュージシャンとして、アルバムの制作過程すべてに立ち合い、アイディアを出したり、アートワークに至るまでアドバイスし、さらにはピアノやワーリッツァーも演奏するなど、まさに全力でサポートしているとのこと。

また、『Arrivals』のストリングスには、ポール・ウェラーやゴリラズ、イル・ディーヴォなどのアルバムやツアーに参加している日本人ヴァイオリニスト、Kotono Satoも加わっている。英国サリー州にあるポール・ウェラーのブラック・バーン・スタジオでレコーディングされたこのアルバムには、デクランの情感豊かでソウルフルなヴォーカルと繊細なアコースティック・ギターを引き立たせるための控えめなプロダクションに、ストリングスやドラムスで色合いを加えたサウンドが溢れた10曲が収録されている。

2020年秋頃から、デクランが自身の音楽的ヒーローであるジョニ・ミッチェルへのトリビュートだと語る「The Harbour」、都会のナイトライフに目覚めた不良少年を描いた「Andy Sells Coke」、子供の頃からアーティストになりたかったという彼が反映されている「Painters Lights」、そして過去から未来へと繋がっている人々の営みに思いを馳せた「The Stars Over Kinvara」がシングルとしてリリースされているが、そのいずれも本アルバムに収録されている。「私の曲は、その時自分がいる時代を映したものだと考えている」そう語るデクラン。現代の吟遊詩人である彼が紡ぎだした物語――静かにじっくりと向き合いたいアルバム『Arrivals』の登場だ。

収録曲:
01. In Painters' Light
02. The Harbour
03. The Stars Over Kinvara
04. Olympian
05. Arrivals
06. Andy Sells Coke
07. Have You Not Heard the War is Over
08. Convict Ways
09. Zeus and Apollo
10. This Thing That We Share

掲載: 2021年01月28日 15:34