マリア・グリンベルグ 9タイトル…Russian Compact Disc「ロシア・ピアノ楽派」シリーズ新譜！

Russian Compact Discはチェコに拠点を置くレーベルで、’90~’00年代にロシアのピアノの巨匠たちやフルトヴェングラーのメロディア音源復刻シリーズなどをリリースし、ヒストリカル・ファンの人気を集めましたが、今回、ピアノの音源が「ロシア・ピアノ楽派」シリーズとして再編成されることとなりました。ホロヴィッツと同じブルーメンフェリト門下の名手マリヤ・グリンベルグ(1908-1978)の9タイトルをご紹介いたします。
（タワーレコード）

マリア・グリンベルグ
1908年9月6日、ロシアのオデッサ生まれのピアニスト。1978年8月14日没。1925年、モスクワ音楽院でブルメンフェリトとイグームノフに師事。1930年代にユダヤ系であるために迫害を受け、夫の詩人スタニスラフ・スタンデが逮捕されて獄死するという悲劇に見舞われた。1950年代になり演奏活動ができるようになったが、国外演奏は禁じられる。1960年代になってハンガリー、ドイツ、オランダなどに演奏旅行を行ない大成功を収めた。ロシアでベートーヴェンのピアノ・ソナタの全曲録音をした、最初のピアニストでもあった。
（CDジャーナル）