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アメリカの鬼才ピアニスト、ジェレミー・デンク弾き振りによるモーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&第25番


[Nonesuch Records 公式チャンネルより]

アメリカの鬼才ピアニスト、ジェレミー・デンクによる「モーツァルトの純粋主義的な概念を無視することに喜びを感じた…新しい傑作が手元にあるかのように」と絶賛されたライヴ録音

1970年ノースカロライナ生まれのジェレミー・デンク。バッハから現代音楽まで幅広いレパートリーを持つデンクは、これまでにもバッハの『ゴルトベルク変奏曲』やアメリカの現代作品、リゲティとベートーヴェンを組み合わせるだけでなく、ルネッサンスの歌曲から現代ピアノ作品まで700年の音楽をピアノで演奏するという時代を超越した興味深い選曲の組み合わせなど、これまでになかったアルバムを発表し驚かせています。

このアルバムではセントポール室内管弦楽団を弾きぶりしての「モーツァルト:ピアノ協奏曲」の演奏ですが、これまでの由緒ある伝統的演奏からは離れ、モーツァルト時代のロックスターとしての作曲家を見出しています。
ここでの彼は旋律に心地よい装飾を加え、ピリオド奏法に倣ったメリハリのあるタッチを用いた軽やかなモーツァルトを、モダンピアノで披露しています。第20番の第2楽章での抒情的な旋律を生かした甘い歌いまわしも絶妙。充実した作風ながら、演奏機会があまり多くない第25番でも余裕ある演奏を聴かせています。

デンクは、次のように述べています。
「私がこれらの言葉を書くと…かつての世界は消え、パンデミックの世界はやや落ち着きました。そして、私たちが言い続けているように、私たちは不確実性を持って生きなければなりません。ピアノ協奏曲第25番 K.503は、私にとってこの素晴らしい協奏曲の重要なメッセージの1つであり、他の協奏曲とは大きく異なり、その作者の愛に満ちているように思えました。この曲には他の協奏曲に比べてわかりやすいメロディが少ないことによって、ピアノ協奏曲の中でも人気のあまりない理由かもしれません。モーツァルトは、音楽が魅力的で方向転換する以上のものであることを理解するために、これまでの演奏から離れて、もっと深く聞くように、モーツァルトがあなたに指示していると感じます。作品、表面に出てこないアイデア、音楽力、音楽の定義について、いろいろ考えさせられます
第20番のニ短調協奏曲K.466は、K.503よりもはるかに有名で人気のある曲です。これは、それが約束されていることも一因ですが、K.503が壮大な特定の和音の提案は、それを弱体化させる場合、K.466は反対のアプローチを取ります。それは和音とステートメント、怒りの爆発に蓄積する蒸留された不安から始まります。より純粋な悲劇、そしてより明確な物語なのです。
ロンド イ短調K.511ですが、モーツァルトは短い人生の中で非常に多くの悲しい歌を書きました。それは大小の様々な後悔に声をかけるということ。しかしこの曲の場合、憂鬱の性質についての作品ともいえます」
(ワーナーミュージック)

【曲目】
モーツァルト:
1) ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503
2) ピアノのためのロンド イ短調 K.511
3) ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466

【演奏】
ジェレミー・デンク(ピアノ&指揮)
セントポール室内管弦楽団(1, 3)

【録音】
2018年1月3-7日、ミネソタ州、セントポール、Ordway Concert Hallでのライヴ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年07月09日 12:00