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Sun Ra(サン・ラー)|土星の宇宙音楽王、革新的・暗黒SF映画『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』が映像作品化

Sun Ra(サン・ラー)『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』

(C)A North American Star System Production / Rapid Eye Movies


地球人よ、さらば。半世紀を経て突如!日本初公開となった、土星の宇宙音楽王、サン・ラーの革新的・暗黒SF。

可能性は試され、失敗した。いま、不可能を試す時が来た。-サン・ラー

1960年代後半から70年代初頭にかけて、カリフォルニア大学バークレー校で「宇宙の黒人」という講義を行っていた土星人サン・ラーの存在が、アヴァンギャルド・アートを展開していた<DILEXI>のプロデューサー、ジム・ニューマンの目に留まり実現した、革新的・暗黒SF映画。サン・ラーの音楽を地球を超えた新しい未来へ人々を導く原動力とし、宇宙探査とその音楽を通して黒人文化の救済を描く。

発表したフリー・ジャズの音源があまりにも膨大なため誰も全貌を把握できない土星から降臨した太陽神、超現実的宇宙音楽の創造者サン・ラーが脚本、音楽、主演をつとめたため、本作はどこにも存在しないまったく新しい映画となった。約半世紀を経た今でも類似作品は存在しない。ミュージカル、SFオペラ、社会評論の要素を組み合わせた本作を、一部にはクエンティン・タランティーノ等に影響を与えたブラックスプロイテーション映画群の重要作と呼ぶ人もいる。だが本作はジャンルの慣習に準拠しない。サン・ラーの鋭い精神状態を視覚的に表したもので、<音楽>は当時の政治的希望、つまり人種的抑圧からの解放を反映した銀河間の兵器として使われる。その奇妙でビザールな内容でありながら唯一無二の黒光りする存在感は同時代に出現した『未来惑星ザルドス』(74)と無理やり比較してもいいかもしれない。また海外ではロジェ・ヴァディム監督『バーバレラ』(68)やニコラス・ローグ監督『パフォーマンス』(70)を例に本作を語る者もいる。

この度日本に入ってきた素材は地球上に残されていた唯一の35mmプリントからスキャン、史上初めてオリジナルの画面サイズであるスタンダードサイズ(1:1.33)で作られたデジタル素材。オリジナルのフィルムの状態を最大限再現するため、一切レストアはされていない。海外では過去に約64分の<サン・ラー編集版>がVHSで出回っていたが、本リリースはオリジナルの81分のバージョンである。

国内盤Blu-ray


国内盤DVD


【映像・音声】
面/層
片面一層
色彩
カラー
画面サイズ
スタンダード
映像方式
1080p
動画規格
H.264/MPEG-4 AVC
オリジナル言語
英語
オリジナル音声方式
dtsHD Master Audioステレオ
字幕言語1

掲載: 2021年09月21日 12:39