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ロト&レ・シエクルのサン=サーンス: 交響曲第3番”オルガン付き“が新装再発売!

ロトのサン=サーンス

威圧感、重苦しさ無縁の爽やかなサン=サーンスの「オルガン付き」

ロト&レ・シエクルのサン=サーンス、ASM 04/KKC 5197(ともに廃盤)の再発盤の登場です。
サン=サーンスの交響曲第3番は名作の誉れ高いものですが、物々しく演奏されるのが常でした。しかし作曲者サン=サーンス本来の資質は軽妙でオシャレ、威圧感や重苦しさとは無縁のはず。そうした疑念を解消する演奏がついに登場しました。フランソワ=グザヴィエ・ロトが古楽器オーケストラ「レ・シエクル」を指揮したもので、古楽器による同曲のCDも初めて。まさに物々しさや重苦しさは姿を消し、テンポも早めで、オルガンも荘厳というより、そよそよと風が吹くような爽やかさ。これぞサン=サーンスが思い描いた響き、とまさに目から鱗が落ちる思いがします。オルガンを受け持つのはフランソワ=グザヴィエの実父で有名なオルガニスト、ダニエル・ロト。パリのサン=シュルピス教会の名器が素晴らしい響きを聴かせてくれます。カップリングはこれもシリアスな曲調で名高いピアノ協奏曲第4番。
ジャン=フランソワ・エッセールが1874年製のエラールのフォルテピアノでいとも見事に披露。まるで古典派協奏曲のようなたたずまいとなっています。
(キングインターナショナル)

【曲目】
サン=サーンス:
(1)交響曲第3番ハ短調Op.78「オルガン付き」
(2)ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44

【演奏】
ジャン=フランソワ・エッセール(Pf)(2)
ダニエル・ロト(Org)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
レ・シエクル

【録音】
2010年5月16日/サン=シュルピス教会(パリ)(1)、6月16日/オペラ・コミック
(ともにライヴ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年11月09日 00:00