レコードで聴きたい「日本のニューエイジ/アンビエント/バレアリック」特集
坂本龍一『サウンドトラック『怪物』』
是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二が初めてのタッグを組み、 音楽を坂本龍一が担当する映画「怪物」のサウンドトラック。 書き下ろし2曲を含む全7曲収録。 紹介ページはコチラ≫
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細野晴臣と横尾忠則『COCHIN MOON(コチンの月)』
細野晴臣と横尾忠則がともにインドを旅した経験をもとに制作された1978年作。キーボードで坂本龍一と佐藤博と西原朱夏が参加、松武秀樹がプログラミングを担当。
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マジカル・パワー・マコ『Super Record』
1975年に発表されたセカンド・アルバムがアナログ・リイシュー。
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オシレーション サーキット『Oscilation Circuit - Serie Reflexion 1』
日本環境音楽の草分け、芦川聡により設立された"サウンド・プロセス・デザイン社"が1984年に配給、今日に至るまで神秘のベールにつつまれた作品の全貌がついに明らかになる。エリック・サティ、クロード・ドビュッシー、ジョン・ケージ、スティーヴ・ライヒ、ブライアン・イーノ、細野晴臣、1980年代初頭のキング・クリムゾンといった偉大なアーティスト諸作への思索に富んだ返答。アルバムの鍵となる「Nocturne」の再演、続編「Nocturne II」の未発表録音と室内楽アレンジ・ヴァージョンは、Disc 2にて初レコード化。 (C)RS
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haruka nakamura『春秋(Light years - THE NORTH FACE Sphere)』『冬夏(Light years - THE NORTH FACE Sphere)』
東京・原宿に2022年オープンしたTHE NORTH FACEの意欲的な新店舗ビル〈THE NORTH FACE Sphere〉のサウンド・トラックとして「春夏秋冬・四季に合わせた、それぞれ一枚のアルバムを」とのリクエストを受けharuka nakamuraが作ったコラボアルバム・ベスト盤『春秋』と『冬夏』がアナログ・マスタリングにて12インチLPリリース。
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Akira Kosemura『SEASONS』
最もストリーミングで再生されているアジア人クラシック・アーティストの1人であり、国内外で活躍を続ける小瀬村晶が名門デッカ・レコードからリリースする待望のメジャー・デビュー・アルバム。日本の四季をコンセプトとし、それぞれの季節を3曲のソロ・ピアノで描いた全12曲が収められている。世界で活躍を続ける小瀬村だが、ここでは改めて自身のアイデンティティを見つめ直し、原風景を描くかのようにシンプルでピュアな旋律を紡いでいる。これまで以上に美しく、そして研ぎ澄まされたメロディが静かに響き渡る傑作。 (C)RS
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レイ・ハラカミ『暗やみの色』
rei harakami(レイ・ハラカミ)の企画盤『暗やみの色』 が、クリア・ヴァイナル仕様の180g重量盤アナログレコードで再発。谷川俊太郎の詩を原田郁子(クラムボン)が、朗読した"yami wa hikari no haha"も収録。 紹介ページはコチラ≫
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David Edren & H.Takahashi『Flow(流れ)』
ジャーマン・エクスペリメンタル、80'Sニューエイジ・ミュージックを現代に蘇らせるプロジェクト、DSRlinesことベルギー・アントワープのシンセシストDAVID EDRENと、日本人アンビエント作家H. TAKAHASHIによるコラボレーション・アルバム。
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7FO『ヒーリング剣』
「謎のDIY音楽家になった気分」(気分でなく実際そう)で臨んだという新曲「ヒーリング剣」は、7インチポップス時代とジョー・ミークへのオマージュとして、7FO史上初めてシングル曲として制作したもの。
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Kuniyuki Takahashi『Shout』
Tetsuro KawashimaをFeatした、フリーキーでエモーショナルに迫るホーンとアーシーなリズム隊を敷いた”Shout”と、ポエトリー・シンガーANNE CLARKを迎えたディープ・トラック”Between Shadow And Lights”をBARNTに続き、DJ SPRINKLESがリミックス!
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POiSON GiRL FRiEND『MELTING MOMENT』
ニューエイジ・リバイバルを規定した名ブログ〈FOND/SOUND〉も「日本のテクノ・パイオニア」と評した先駆的女性アクトによる1992年発表の最高傑作にして、国産アンビエント・テクノ/トリップホップの金字塔的名作が史上初アナログ再発。
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ススム・ヨコタ『Baroque』
SUSUMU YOKOTA 本人名義で'04年にCDのみでリリースされたアンビエンス・ディープハウス作品"BAROQUE"が待望の2LPにて初のヴァイナル化。
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haruka nakamura『Nujabes PRAY Reflections』
Nujabesと共に「Lamp」や「let go」などの名曲を世に残し、没後11年の時を経た夏の終わりに「Reflection Eternal」7インチ・レコードをリリースしたharuka nakamura。Nujabesが紡いだ旋律を辿り、祈りにも似たharuka nakamuraのピアノが物語の続きを奏でる。
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DSK『Agora e seu tempo / My favorite garden / Flowt_o(Kaoru Inoue Remix)』
Port of Notesのギター、小島大介がソロ名義「DSK」として8年ぶりにリリースした『CORNER』から3曲を10inchでシングルカット!アコースティックギターを中心とし自然たで穏やかに心に染み入る音色に、ミニマルミュージックの要素を取り入れたチルアウト・バレアリックサウンドが楽しめる。
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WORLD STANDARD『ポエジア... 刻印された時間』
「歌のある環境音楽」「抽象的な存在としてのワールドスタンダード」を意識して作ったというこのアルバムは、アナログ・レコードのみでのリリース。気鋭のイラストレーター/グラフィック・デザイナー横山雄が担当したアートワークは、このアルバムを誰かへの贈りものにしてほしい、そして部屋に飾り、エアリーで柔らかな音楽が刻む時を楽しんでほしい、という鈴木惣一朗の願いがこめられています。
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高木正勝『マージナリアV』
はじめての子育て、再び窓を開けてピアノを奏でた一年の記録。雪が踊り、川になって流れ、花が咲いて、虫や鳥が集った。いつでも誰でも入れて、そこで何をしていてもいいような、公園のような場に惹かれます。 (C)RS
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Kuniyuki Takahashi『Early Tape Works (1986-1993) Vol. 2』
日本・札幌を拠点に素晴らしいディープハウス、アンビエント作品を発表し、世界的に支持を集めてきたKUNIYUKI TAKAHASHI。彼が1986年から1993年に作成したニューウェイヴ・電子音楽の影響下で作成された隠された楽曲を〈MUSIC FROM MEMORY〉がヴァイナル化。
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Masahiro Takahashi『Humid Sun』
2022年1月から8月にかけてレコーディングされたアルバムで、タイトルと夕焼け色のジャケットを反映させた、どことなくトロピカルな穏やかさを感じさせる作品。全10曲中、9曲に豪華ゲストが参加しており、東京を拠点とするエレクトロニック・プロデューサーのH. TAKAHASHI、エム・レコードからのリリースで知られるTAKAOや、YAMAAN、ソロとしては勿論、SHABASON & KRGOVICHなどでも多くの支持を集めたJOSEPH SHABASON、更にはEUCALYPTUSのリーダーBRODIE WESTら、Masahiro Takahashiが国内外で培った人脈を駆使し招聘。
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濱瀬元彦 『Intaglio』
濱瀬元彦の1986年の幻の名盤『インタグリオ』が30年以上の時を超えて濱瀬自身の熱い情熱の元、再レコーディング。原曲の世界観を壊すこと無くより高いレベルへアップデートされた未来のクラッシックスに成りうるであろう傑作。
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『風のノータム』
1997年発売のプレイステーションゲームのサウンドトラックがフィジカルリリース。電子音楽を軸としながら、アンビエント~ハウス/テクノ~エレクトロニカ~シティポップといった多種多様な楽曲を収録。
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小杉武久/鈴木昭男『New Sense Of Hearing』
1979年4月2日、東京・エオリアンホールにて行ったパフォーマンスを収録。小杉はヴォーカル、ヴァイオリン、無線機、鈴木はアナラポス、グラスハーモニカ、スプリングコング、キッコキキリキなど、自作の楽器を担当しています。批評家のトム・ジョンソンが「これほどまでに、同じ種類の音、同じ演奏態度、同じ哲学、同じ即興に完全に同調した二人の演奏家を見たことがない」と評したアヴァン即興の頂点ともいえる1枚。
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矢吹紫帆『The Body Is a Message of the Universe』
DAVID LYNCH/ANGELO BADALAMENTIによる『TWIN PEAKS』サントラとの近似を指摘されるなど、海外からの再評価を受けた名作がヴァイナル・リプレス!
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野中英紀『Remixed』
細野晴臣のFRIENDS OF EARTHのメンバー野中英紀の個人名義、95年の傑作NEWAGE作品のリミックス・カットが〈STUDIO MULE〉からアナウンス。
バレアリック・ディスコへと昇華したFAZE ACTION、そしてミラノのSIMONE DE KUNOVICHによるマニュエルゲッチングを連想させるドリーミーなメディテーティブ・リミックスを収録。
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Calm & Jimi Tenor『Big City Takes
日本のバレアリック・ミュージックを牽引してきた我らがCALMがフィンランドのマルチ・アーティスト JIMI TENORとコラボ!
フルートと穏やかなパーカッションにJIMI TENORの幽玄なヴォーカルがミックス。それぞれの音がまざりあり、そしてゆっくりと融解していくドリーミーなチルアウト作品。スモーキーなブレイクビーツと、サイケ味をエッセンスとしたスロウダンスのバージョンも収録。逆面にはCALMが8分に及ぶ至福のチルアウトビートを披露する「Time & Space (Calm's Version)」も。
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DREAM DOLPHIN『Gaia: Selected Ambient & Downtempo Works (1996-2003)』
ニューエイジ的な感性のもと、テクノやトランス、アンビエント、ブレイクビーツまでを製作し、8年で20枚のアルバムを残したNorikoによるユニット DREAM DOLPHINのベスト盤。
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白石隆之『Photon』
白石隆之が1997年にSyzygy Recordsよりリリースしたアルバムをクリコー・クーシアンのリマスターの元、曲順変更のうえ、LPレコード2枚組でリイシュー。
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高田みどり『Tree Of Life』
世界的な国産ニューエイジ、アンビエント・ミュージック再評価の先駆けとなった歴史的名盤「鏡の向こう側/THROUGH THE LOOKING GLASS」、23年ぶりのニューアルバム「YOU WHO ARE LEAVING TO NIRVANA」「CUTTING BRANCHES FOR A TEMPORARY SHELTER」の二作同時リリース、定成庸司、荒瀬順子とのパーカッション・トリオ MKWAJU ENSEMBLE でもおなじみ、世界的打楽器奏者の高田みどりによる1999年作品「TREE OF LIFE」が世界初LPリリース。
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Hinako Omori『a journey…』
横浜生まれでロンドン在住の電子音楽家/シンセ奏者による初のアルバムはサウンド・セラピー作品としてデザインされ、環境音やドローン音が、深い睡眠と癒しに適したデルタ波やリラックスに適したアルファ波などの意図した周波数帯で収録されている。もしあなたが電子機器を手放してリラックスした状態で目を閉じ、ヘッドフォン(本人推奨)を通してこの世界に飛び込めるなら、より深く癒しの〈旅〉を体験できるはずだ。 bounce (C)長谷川義和
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日向敏文『Angels in Dystopia Nocturnes & Preludes -Analog Edition-<クリア・ヴァイナル(透明盤)>』
2022年7月にリリースしたオリジナル・アルバム『Angels in Dystopia Nocturnes & Preludes』のアナログ・エディション。美しくもメランコリックなコンテンポラリー・クラシカルな17曲を収録。アナログ盤は、CDには収録されなかった「Reflections」のスタジオ・ライブ・ヴァージョン「Reflections feat. Lisa Gray and Toshihiro Nakanishi」を収録。
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Inner Science『Cosmo Tracks』
西村尚美によるソロ・プロジェクトInner Scienceの12inch EP。新曲と初アナログ化2曲に加え、Hot Chipなどでの活動でも知られるJoe Goddardと、Gieglingからリリースを重ねるMap.acheのリミックスを加えた全5曲。
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Masahiro Takahashi『Flowering Tree, Distant Moon』
ソフトウェアシンセサイザー、グラニュラーサンプラー、シュルーティボックスなどの楽器を使用して制作された季節と距離についての瞑想のような作品。
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小瀬村晶『88 Keys』
ステイホーム期間中に、プライベート・スタジオで作曲/録音されたピアノソロの楽曲を中心に集められたピアノソロ・アルバム。誰も予期しなかったいまの状況だからこそ生まれた、転調する世界に木漏れ日を零す、ピースフルなピアノミュージック。
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長屋和哉『Dream Interpretation [The Remixes]』
長屋和哉が2020年にリリースしたアルバム『Dream Interpretation』のリミックス集。Dubfire、Steve Rachmad、Yotam Avni、Markus Suckutらが参加。
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阿部海太郎『Le plus beau livre du monde 世界で一番美しい本 』
"世界で一番美しい本"と讃えられる『ベリー侯のいとも豪華なる時祷書』を題材に、人々の営みの一片一片を丁寧に紡ぐような音楽の数々。22.2ch環境で録音、ミックスされた音源をイギリスのエンジニア・Eric Jamesに託してマスタリングし、カッティングもイギリスで行った渾身の作品。
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AYANE SHINO『Sakura』
ススム・ヨコタの名作アルバム『Sakura』を、クラシック・ギター一本でカバーした作品。アンビエント・ミュージック、あるいは現代音楽的ともいえる表情豊かな感性がリスナーを無条件に惹きこむ。
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波多野敦子&平野みどり『Water Ladder』
ベルリンを拠点とするマルチインストゥルメンタリストの平野みどりと東京を拠点とするヴァイオリニストの波多野敦子によるコラボレーション作。
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秋山徹次&ジョン・クラウスバウアー『Gift』
秋山徹次(electric guitar, effects, tape delay)とジョン・クラウスバウアー(amplified violin, snare / mixer feedback)によって2018年に録音された「a prayer」と「an omen」の2曲を収録した7"シングルレコード。
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角田俊也『Landscape and Voice』
90年代からフィールド・レコーディングに取り組んできたサウンドクリエイター・アーティスト角田俊也による3曲入りアルバム。
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坂本龍一&デイヴィッド・トゥープ『Garden of Shadows and Light』
2018年8月にロンドンで行われたコンサートでのコラボレーション・パフォーマンスの模様を収めたアルバム。
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Singu『Siki (2022 Repress Edition)』
KIYOとKETA RAの兄弟からなるデュオ、Singuによる作品。モダンなジャズ・ナンバーからサイケデリックなエレクトロニック・トラックまで幅広い音楽性で聞かせるレフトフィールドサウンド。
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浅野達彦『ドシンの跡を追って "In The Wake Of Doshin, the GIANT"』
架空の南国の島を舞台としたトロピカル・アンビエント。NINTENDO64DD用ゲーム「巨人のドシン1」オリジナル・サウンドトラックが初の公式LPレコード化。
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関口孝『Bamboo From Asia Plus』
日本環境音楽の草分け、芦川聡により設立された、サウンド・プロセス・デザイン社のレーベル『Crescent』。吉村弘、イノヤマランド、名だたるカタログに連なる、関口孝による映画音楽作品集が初アナログLP化。
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広瀬豊『Trace: Sound Design Works 1986-1989』
1986年のアルバム『Nova』をリリースした後の、1986~1989年に生み出された未発表トラック11曲をコンパイルしたアルバム。
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高田みどり『Through the Looking Glass (Re-Cut Edition)』
高田みどりが、1983年にリリースした初ソロ作品『鏡の向こう側』のリカット・エディション。
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Yoshi Wada『The Appointed Cloud』
2021年に77歳でこの世を去ったサウンド・アーティスト、ヨシ・ワダ(和田義正)がニューヨークで行った演奏の模様を収録した1987年作のリマスター版。
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Noah『Noire』
艶やかな歌声を漂わす実験的なR&B~ダウンテンポで注目を集める日本人アーティスト Noah のニューアルバム。童話の中の夜をミニマリズムとムーディーなジャズの抑揚で表現した未発表曲集。
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赤尾三千子『横笛/赤尾三千子の世界』
横笛奏者・赤尾三千子1983年の発表作「横笛/赤尾三千子の世界」を初めて復刻!作曲と編曲に三枝成彰を迎えて制作された、純邦楽の領域を大きく飛び越えたニューエイジ作品。
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Suemori『Tawamure』
Hoshina Anniversaryでの活動も知られる保科義信によるSuemori名義でのニューエイジ/アンビエント作。魔法のような美しさをもつ「Mou Aenaindesune もう会えないんですね」「Honshin 本心 」、その名の通り混沌とした印象を持つ「Konton 混沌 Chaos」など全9曲を収録。
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NTsKi『Orca』
京都を拠点に活動するアーティスト/ミュージシャン、NTsKiが、そのキャリアの<始点>として提示するファースト・アルバム。2016年から2021年にかけ、NTsKiがセルフ・プロデュースしてきた楽曲をコンパイル。
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NTsKi『On Divination in Sleep feat. Dove (Takao Remix) c/w Remix Instrumental (by Takao)<銀色カラーヴァイナル>』
NTsKi『Orca』からの7インチ・カット。A面にはCDのみ収録の<Takao Remix>を収録。B面は実質上、Takaoのソロ曲といえるインスト・ヴァージョンで、坂本龍一を想起させるどこかエキゾチックなパッセージと80s / 90s の音色をあわせもった壮麗なインストだ。名盤『Stealth』の延長にあるTakaoの世界が堪能できる。
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7FO『Music For Himitsu<Colored Vinyl>』
2014年開催の大阪のアートコレクティブ<ヒミツ>の展覧会のために制作した作品。流れ落ちる水の音や青々としたサウンドスケープ、揺らめく光のテクスチャーの中、繰り返されるギターの音色が微妙に変化していく、みずみずしく壮大なアンビエントサウンド。
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Last Yellow Dove『Plenitude [LP+CD-R]』
京都出身、現在は国内外で活動するナガオカキョーノスケによるソロ・プロジェクト、Last Yellow Dove。森羅万象、世界の創造を表現したという、どこまでもスピリチュアルで瞑想的なアンビエント・アルバム。LPと同内容のCD-Rを付属。
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Last Yellow Dove『sola scriptura [10inch+CD-R]』
前作『Plenitude』から約半年後に発表されたポスト・ロック~オルタナティブなストーリーテリング的2ndミニ・アルバム。儚くもメディテーショナルな質感の逸品、全5曲を収録。ピンクカラー・ヴァイナル仕様、アナログと同内容のCD-R付属。
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sora (クロサワタケシ)『Re.sort』
soraこと黒澤健のデビューアルバム。流麗なメロディー、緻密なリズム、ユーモア溢れる音の破片たち、ライヒ的なミニマリズム etc…その全てが高度なバランス感覚により立体的に配置された、ポップスとも言えるような、どこまでも心地のよい音空間。エレクトロニカ・ファンのみならず、全音楽ファンにオススメしたいタイムレスなマスターピース。
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岡田拓郎 + ダエン『都市計画 (Urban Planning)』
バンド「森は生きている」解散後、様々なアプローチでより軽やかに、しかしその色を濃くしながら活躍する音楽家”岡田拓郎”。近年は多くの美術館、美術展への音楽提供や、パフォーマンスが続き、アート界にからもその名を轟かすサウンド・アーティスト”duenn”。彼ら2人のコラボレーションによるコンセプト・アルバム。藤本由紀夫や吉村弘など、偉大なる先人たちへのリスペクトもこの作品は大いに感じさせるアンビエント/環境音楽。
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UNKNOWN ME 『美・心・体』
やけのはら、P-RUFF、H.TAKAHASHI、大澤悠大による4人組アンビエント・ユニットの1st LP。「電子頭脳のガイドと共に旅をする都市生活者のための環境音楽」、「心と体の未知の美しさを探求するイマジネイティブ・サウンドスケープ」をテーマに制作されたコンセプチュアルな作品。ゲストミュージシャンとして食品まつり、ジム・オルーク、片想い、MC.sirafu、中川理沙が参加。
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銅金裕司/藤枝守『エコロジカル・プラントロン』
植物の視点から我々の身体を包み込む生態系の連鎖を音によって体感させるラディカルなインスタレーション作品(1994年)を再検証復刻。
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松武秀樹・今藤小苗(長十郎)・小松原まさし『江戸』
今藤が奏でる三味線をフィーチャーし、江戸の風物詩をシンセサイザーによる音楽と効果音で描いたプログレッシヴ/アンビエントな一枚。オリジナル発売:1977年。
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冥丁『古風』
ファーストアルバム『怪談』がPitchfork2018年度「ベスト・エクスペリメンタル・アルバム」の1枚に選出、セカンドアルバム『小町』も国内外で高い評価を獲得するなど、唯一無比のオリジナリティーで一躍世界のエレクトロニック~アンビエントシーンに躍り出た広島在住の冥丁のサードアルバム。 紹介ページはコチラ≫
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WONDER CITY ORCHESTRA『INFORMATION』
久石譲自身がソロアーティストとして活動を開始した1982年に制作され、ソロユニットとして名乗られたWonder City Orchestra唯一の作品が、アナログ・リマスタリングにて遂にLPレコード復刻。ミュージック・コンクレート的な実験性と、YMO諸作品にも通ずる当時最先端のポップミュージックが邂逅した独創的な作品。池田典代のコーラスも瑞々しい電化ニューウェーヴ・レゲエ「Changing」や、ムクワジュ・アンサンブルでのミニマルなアプローチを発展させたディスコ・フュージョン「African Market」ほか、一音一音がロジカルに妥協なく響く全8曲。
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野中英紀『A-Key』
細野晴臣のバンドFRIENDS OF EARTHのメンバー野中英紀の個人名義EIKI NONAKAによって、1995年にリリースされたアルバムがヴァイナルで復刻。グローバルな民族音楽スタイル、ジャズの遊び心、革新的な電子サウンドスケープ、そして精神音楽の曲がりくねったソナリティがユニークに融合し、1980年代初頭から日本の高度な音楽文化を牽引してきた傑作。
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イノヤマランド『SWIVA』
井上誠と山下康によるイノヤマランドが22年振りとなる完全新作として発表した4thアルバム。透明感あふれるアンビエント・サウンド、エスニックテイストなエレクトロニック・ラーガ、アバンギャルドなミニマル・ミュージックなど、心洗われる美しさの中にも予想外の狂気を孕んだ、12篇の音響詩。
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小杉武久『Catch-Wave』
タージ・マハル旅行団での活動でも知られる小杉武久が1975年発表したアルバム。バイオリン、テープ、電子機器などを駆使して描かれるサイケデリックなサウンドスケープ。
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久石譲『ミニマリズム』『ミニマリズム 2』『ミニマリズム 3』
久石譲の原点であり真骨頂であるミニマル・ミュージック作品を収録した「ミニマリズム」シリーズ3作品がアナログで発売中。
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fennesz+sakamoto『cendre』
坂本龍一と現代音楽/エレクトロニカ・シーンの最重要人物であるクリスチャン・フェネスによるコラボ作。オーガニックなエレクトロニカとでも評したくなる、不思議な表情を持つ響きに溢れた印象的な作品。
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『Heisei No Oto: Japanese Left-Field Pop From the CD Age (1989-1996)』
1989~1996年レコードからCDへ移行した平成初期に残されたオブスキュアな邦ポップス楽曲集が逆輸入で登場。佐藤準、FUMIHIRO MURAKAMI、 Love, Peace & Trance、横川理彦、橋本一子、井上陽水、野中英紀、喜納友子、Adi、Xácara、POiSON GiRL FRiEND、Dream Dolphin、桜井圭介、石黒浩己、Dido、菊池圭介…。
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Synergetic Voice Orchestra『Mios』
盛岡夕美子によるプロジェクトSYNERGETIC VOICE ORCHESTRAの1990年リリース唯一作『ミオス』がリイシュー。瑞々しいピアノをはじめ、多彩なパーカッションとアコースティック・インストゥルメンタルが入り乱れ、多様性と創造性溢れる透明感溢れる内容。 紹介ページはコチラ≫
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トゥデイズ・ラテン・プロジェクト『トゥデイズ・ラテン・プロジェクト』
アフロ・キューバン/ラテン・スタンダードに80年代初頭のジャズ~フュージョンのエッセンスを加えた1983年作品がLPリイシュー。プロデュースは見砂直照と竹村淳が手掛け、アナログからデジタルへと移行する80年代に入り新たな視点でラテン音楽の普及に努めた歴史的重要作品。
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ARAGON『Aragon』
パラシュートの今剛(g)、林立夫(ds)、T-SQUAREにも在籍した難波正司(key)、浦田恵司(synth)、西松一博(vo)ら精鋭スタジオ・ミュージシャン集団が1985年にリリースした唯一のオリジナル・アルバム。エスノ/アンビエント/ニューエイジなサウンドスケープは今こそ聴かれるべき一枚と言えよう。
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宮下富実夫『Waterfall Symphony』
1990年代後半にレコーディングされた未発表アルバムがリイシュー。
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ツトム・ヤマシタ&ホライゾン『サンライズ・フローム・ウエスト・シー』
佐藤允彦や小杉武久、桜井英顕が参加したツトム・ヤマシタ&ホライゾンの1971年作がリマスター音源で再発。
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高田みどり『Cutting Branches For A Temporary Shelter』『You Who Are Leaving To Nirvana』
日本を代表する打楽器奏者である高田みどり、1999年発表の『TREE OF LIFE』より実に23年ぶりのアルバムが2枚同時発売。ジンバブエの伝統音楽を演奏した『Cutting Branches For A Temporary Shelter』、高野山真言密教の僧侶とコラボレートした『You Who Are Leaving To Nirvana』。
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越智義朗『Natural Sonic』
流木を叩く、水面を叩く、地球のすべてが彼の楽器になる。1990年、日本環境音楽をリードするレーベル『NEWSIC』より希代のパーカッショニストが発表した作品が初LPレコード化。
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『Sunset Hills Hotel RESERVATION CALENDAR』[サウンド・プロデュース:鈴木茂]
鈴木茂がサウンド・プロデュースをてがけたニューエイジ度の高い1987年作品がLP復刻。気品あるタッチで彩るリゾート・アンビエントを標榜したコンセプチュアルな内容。
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佐久間正英『LISA』
佐久間正英が1984年にリリースした1stソロ・アルバム『LISA』がLPリイシュー。音響エンジニア小野誠彦の環境音楽シリーズ『ミュージック・インテリア』からのリリース作品。和アンビエント名盤と呼び声が高いファン垂涎の1枚。
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冨田勲『月の光~ドビュッシーによるメルヘンの世界<Crystal Clear & White Marbled Vinyl>』
1974年にシンセサイザーを用いて制作したアルバムがカラー・ヴァイナルで発売。高度なスキルのスタジオワークで、当時のシンセサイザーという楽器の限界を超えたイマジネーションに富む多彩な音世界が描き出された一枚です。
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冨田勲×初音ミク『イーハトーヴ交響曲Vinyl Record [LP+7inch]』
冨田勲の畢生の大作にして、初音ミクをソリストに迎えたことでも話題になった2012年初演の「イーハトーヴ交響曲」がアナログ化。
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細野晴臣『MEDICINE COMPILATION from the Quiet Lodge』
1993年発表のアンビエント作品が国内初アナログ化。矢野顕子とのデュオボーカルによるセルフカバー「HONEY MOON」や、ファンク色が光る「AIWOIWAIAOU」など歌声が躍動する楽曲を収録。リマスタリングは砂原良徳が担当。
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日向敏文『夏の猫』
退廃的なヨーロッパを匂わせるアンビエント&ヒーリング・ミュージックの傑作。 当時、同時発売のCDのみに収録された「広場・午後3時17分」を収録。1986年作品。
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宇宙『佛陀...』
Acid Mothers Templeのリーダー、河端一と宇宙音シンセ仙人、東洋之による1999年作。サンプラー、プログラミングを一切使用しない、ギターのみで作られた宇宙規模のサイケデリア。
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広瀬豊『Nostalghia』
あらゆる制約を解かれ、自身の内包から湧き出る感性と音の"滴"を記録した作品『Nostalghia』が遂に世界初音源としてリリース。
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清水三恵子『貝の道』『I Bloom』
『貝の道』は、現在はロンドンを拠点にエレクトロニック・アーティスト/ドラムンベースDJとして活躍する清水三恵子が1990年に発表したセカンドアルバム。時代のトレンドを上手く消化した無国籍なエキゾチシズムが詰まった一枚。
『I Bloom』は、聴く者を引き込む神秘的なボーカルワーク、ピアノとモジュラーシンセが描くクラシカルで美しいサウンドスケープの中に、実験的でアヴァンギャルドなアプローチが垣間見える2020年作。
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