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スティーヴ・ライヒ: “ランナー”、“アンサンブルと管弦楽のための音楽”~マルッキ&ロサンゼルス・フィル


Boosey & Hawkes公式YouTubeページより

ライヒの作曲法が革新された『ランナー』と、2018年に30年ぶりにオーケストラのために書いた『アンサンブルと管弦楽のための音楽』の初録音盤。
ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ日本語解説書付
日本語解説には、前島秀国 氏による書き下ろし解説と、
David Lang 氏によるライヒへのインタビューの日本語訳を掲載予定

脈動する推進力のあるリズムを備えた『ランナー』は、管楽器、打楽器、ピアノ、弦楽アンサンブルのために2016年作曲された作品です。テンポはほぼ一定のままですが、異なる音符の長さに基づいて、停止せずに演奏される5つの部分で組み立てられています。最初は16分音符で、次に不規則なアクセントの8分音符、次にアフリカのガーナの典型的なリズムのベル・パターンの非常に遅い4分音符、4番目は不規則なアクセントの8分音符に戻り、最後に16分音符に戻りますが、管楽器によるパルスとして再生されます。タイトルは、ちょうど走者(ランナー)が勢いよく走り出すように、「タカタカタカタカ……」と速い16分音符と、ランナーのように成功に到達するために作品のペースを調整していくという、ライヒの認識によって示唆されています。この曲の最も革新的な部分は、作曲家が楽器のテクスチャからメロディックなスレッドを引き出し、主題の素材としてそれらを強調し続ける方法です。これは、短いジェスチャから密な部分を織り上げるという、ライヒの一般的な手法の正反対であり、その効果は強力な変化をもたらしています。

ライヒが「第2のランナー」という『アンサンブルと管弦楽のための音楽』は、複数のソリストがいるバロック時代の合奏協奏曲(バッハのブランデンブルク協奏曲のような)の拡張型の作品です。オーケストラのメンバーによる20人のソリスト(弦と管楽器、2つのビブラフォンと2つのピアノを含む)がおり、曲は5つの楽章に分かれていますが、『ランナー』と同様に同じテンポは変えずに、異なる音符の長さに基づいて書かれています。

1969年生まれのフィンランドの女性指揮者スザンナ・マルッキと、首席客演指揮者を務めるロサンゼルス・フィルによる演奏で、2004年にアンサンブル・アンテルコンタンポランを指揮して指揮者としてデビューし、2016-2013年の間音楽監督を務めたように現代音楽に定評のある彼女は、音符を的確にオーケストラに伝え、ライヒの音楽を演奏していきます。
「アンサンブルと管弦楽のための音楽」は、2018年11月1日にスザンナ・マルッキ(指揮)ロサンゼルス・フィルによって初演された作品です。
(ワーナーミュージック・ジャパン)

【収録曲】
スティーヴ・ライヒ:
1) 『ランナー』(2016)
2) 『アンサンブルと管弦楽のための音楽』(2018)

【演奏】
スザンナ・マルッキ(指揮)
ロサンゼルス・フィルハーモニック

【録音】
2021年11月6-7日(1)
2018年11月1-4日(2)
ロサンゼルス、ウォルト・ディズニー・コンサートホールでのライヴ

LPレコード発売決定!(2022/09/30追記)

ライヒの作曲法が革新された『ランナー』と、30年ぶりにオーケストラのために書いた『アンサンブルと管弦楽のための音楽』の初録音盤。 140gアナログLP盤として、数量限定生産。

 


New York Philharmonic公式YouTubeページより

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年07月22日 12:00

更新: 2022年09月30日 12:00