Nujabes(ヌジャベス)特集|アナログレコードで聴く名盤と関連作品!
Nujabes特設ページ『TOWER RECORDS LOVES...Nujabes』
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そのローファイなHipHopでシーンを揺らし、後に国内外で多くのフォロワーを生み出した稀代のトラックメイカー:Nujabes(ヌジャベス)。JAZZやSOULミュージックを抱擁しながらも、流麗なピアノの音色とビートで叙情的に描いた唯一無二のトラックは、今も全世界で愛され続けている。オリジナル・アルバムや関連作品の数々を、アナログレコードで特集!
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▼Nujabesのオリジナル・アルバムNujabes『Metaphorical Music』
それまでアナログのシングルを中心にリリースを重ねてきた彼が渾身の力を注ぎ込んで完成させた始めてのアルバム。Nujabesの盟友として活動を共にしてきたUyama Hirotoが初めて世に送り出したプロデュースソングでありnujabesへの想いが込められた「Letter From Yokosuka」をはじめ、「Luv (sic)」という名作を生み出したshing02とのゴールデンタッグによる「F.I.L.O」、彼のトリビュートアルバムである「modal soul classics II」でのemancipatorによるカヴァーバージョンも記憶に新しいハートウォーミングなインストルメンタルチューンの「A Day By Atmosphere Supreme」公私共に親交の扱ったシンシナティのヒップホップグループFive Deez の「Latitude」 のnujabes remix、同様に共にhydeoutの礎を築いたMC、Substantial & Pase Rock による「Blessing it remix」やCise Starの「Lady Brown」、更には彼の幼少期の思い出や、胸に刻まれた美しい風景を音に紡ぎだした「Kumomi」、そして日本人の心象に宿る美意識を如実に現したといえる美しくも儚さを感じさせる美曲「The Final View」等、彼の存在感を決定づけたといえる名曲の数々が刻まれている歴史的な名盤。
Nujabes『modal soul』
忘れもしないあの衝撃よ、再び…!インディペンデント・ヒップホップ・シーンを根幹から激震させた1stアルバム「Metaphorical Music」から2年。トラックメイカー、Nujabesによる待望の2ndアルバム!音楽の持つ普遍性を踏襲しつつも、一層の進化/深化を遂げたNujabes第2章。研ぎ澄まされたメロディアスな旋律が聴き手の様々な感情を呼び起こし、フィジカルさとヴァリエイションを増したビートがその感情に躍動感を注入。ダンス/クラブ・ミュージックという言葉ではもはや形容しきれないほどの完成度を持つ驚異的な楽曲群。今作でも5曲に、Pase Rock(Five Deez)、Shing02、Cise Starr、AKIN、そしてTerry Calierと、全く隙のない豪華ヴォーカリスト達をフィーチャー。
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▼Nujabesのインディペンデント・レーベル『Hydeout Productions』作品Various Artists『First Collection』
『Hydeout Production』初のベスト・コンピレーション・アルバム。今なお大人気のShing02"Luv(sic) Pt.2"等々、Nujabesの初期作品のみに宿るフレッシュなパッションに満ちあふれた作品から、よりエモーショナルかつメタフォリカルな後の活躍の礎となった作品を収録。2枚組仕様!
Various Artists『2nd Collection:Hydeout Productions』
『Hydeout Production』のレーベルのコレクションアルバム第2弾「2nd Collection」が2LPでリリース。Nujabesの前回のアルバム『Modal soul』から「Reflection Eternal」の別章とも言うべき存在である「Another Reflection」等、レーベルコレクションアルバムでありながらNujabesの2nd Album『Modal Soul』以降のレーベルの方向性を示した作品。 !
haruka nakamura『Nujabes PRAY Reflections』
Nujabesと共に"Lamp"や"let go"などの名曲を世に残し、没後11年の時を経た夏の終わりに『Reflection Eternal』7インチ・レコードをリリースしたharuka nakamuraが2021年発表した『Nujabes PRAY Reflections』が遂にLPでリリース!Nujabesが紡いだ旋律を辿り、祈りにも似たharuka nakamuraのピアノが物語の続きを奏でる。
haruka nakamura『Let go』
haruka nakamura がNujabes と制作しHydeout Productionsのアーティスト達と完成させた「MELODICA」の代表曲を7inchにてリリース!
Nujabesのレーベル『Hydeout Productions』作品一覧はコチラ⇒
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nitsua(Zack Austin)『dayscape』
nujabesに若干19歳でその才能を発掘されたnitsua。2009年にhydeout productionsからのアルバムリリースのオファーを受け、nujabes等のアドヴァイスを基に内容をブラッシュアップ。リリース目前までいくも、2010年のnujabesの急逝により一度お蔵入り...2015年にリリースとなった傑作アルバムが待望の2LPアナログ化! (C)RS
kadan『CASA 』
haruka nakamuraが主宰する楽団kadanによる唯一のアルバムが初のLP化。2009年にリリースされた本作は後に"twilight"を制作したスタジオでharuka nakamura、ryodo yamamoto、toshiaki hamadaによるプロジェクト"nica"にJanis CrunchとIsao saitoが加わって制作された。エレクトロニカ/アンビエントの要素にクラシックとジャズの色合いが交錯したサウンドは荒削りながらharuka nakamuraのその後のサウンドに大きな影響を与えた作品。
Nujabes 、Fat Jon『samurai champloo music record "departure"』
2004年にTV放映、時代劇とHip Hopのエレメントが"チャンプルー"した斬新な映像と音楽がHip Hopフリークをも虜にした画期的作品「サムライチャンプルー」のサウンドトラック。本作はNujabes(ヌジャペス)とfat jonによるトラックを集めて収録。Nujabesがトラック制作をしたエンディング曲となるMINMI「四季ノ唄」を収録!
uyama hiroto『You Don't Have To Cry/Making Love By The Ocean』
包み込まれるような包容力とUyama Hiroto x Hanah Spring二人の粋な音感覚が交わった注目のコラボレーション。流麗なピアノの旋律に透明感のあるHanah Springのコーラスが交わることで心地よい涼感のあるサウンドに仕上がった「You Don't Have To Cry」、カップリングにはドリーミーなムードの「Making Love By The Ocean」を収録。
Marcus D『Blinding light ft. Funky DL,Substantial & Cise star』
Hydeout Productions のオフィシャルストアー「tribe」よりMarcus D がFunky DL,Substantial & Cise Star をフィーチャーした「Blinding Light」を12 インチでリリース!数多くのアーティストと共演しているトラックメイカーMarcus D。彼のビートの上でNujabes がフィーチャーしていた3人のMC、Funky DL、Substantial、Cise Star によるマイクリレーが繰り広げられる。Nujabes のトリビュートアルバム「modal soul classics II dedicated to nujabes」へ”No one like you”を提供したnitsua による哀愁を帯びたremix も収録している。
Marcus D、Shing02『Copycats』
いまならローファイ・ヒップホップとの呼び替えも可能だが……ジャジー・ヒップホップ時代から支持を集めてきたビートメイカーのマーカスDがShing02のタッグ作をリリース。いずれもNujabesとの関係が深いのは言わずもがな、これまでのアルバム内でのコラボや配信限定だったトラックも交えた共演ベスト的な側面もあるなか、いままたモダンに響くスタイルは絶好調。フェイクを斬り裂くタイトル曲などのマイク捌きもアツい!bounce (C)轟ひろみ
Shing02、Jack The Rip『Triumphant』
Shing02とアメリカのプロデューサーJack The Ripがタッグを組み2年間醸造させて完成した全編英語詞のコラボレーションアルバム。サンプリングとブレイクビーツ、スクラッチが絡むオーソドックスな構成の中にも現在の世相を斬るShing02のポエトリーが見事にシンクロ!
SPIN MASTER A-1、Shing02『246911』
Shing02による最新日本語詞アルバムが完成!盟友:SPIN MASTER A-1とタッグを組んだ<和>をコンセプトに創り上げられたアルバム。 (C)RS
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▼Nujabesとあわせて聴きたいアナログレコード作品Kero One『ウインドミルズ・オブ・ザ・ソウル』
メロウヒップホップ~ジャジーヒップホップ界隈で圧倒的な人気を誇るカリフォルニアのプロデューサー/ラッパー、ケロ・ワンが2005年に放ったデビュー・アルバムにしてジャジーヒップホップの金字塔的な作品『Windmills Of The Soul』が2枚組LPリイシュー!名曲"In All The Wrong Place"を筆頭にタイトなサンプリング・ビートとサックスや鍵盤などの生音をブレンドしたジャジーなサウンドは、カリフォルニア産らしい心地良くピースフルなムードに統一された傑作であり、リリースから15年以上の時を経てもまったく色褪せぬ名盤中の名盤!
Terry Callier『Ordinary Joe』
Nujabesが本人をフィーチャーしてカヴァーした黄昏の名曲「Ordinary Joe」の原曲がコチラ。ノーザン・ソウル・シーンでも人気のグルーヴィー・チューンでオリジナル7インチはマニア垂涎高額レア盤の「Look At Me Now」も収録。カーティス・メイフィールドと並び称されるシカゴ出身の偉大なる黒人SSWの黄金カップリング7インチ!
Yusef Lateef『Love Theme From Spartacus』
Nujabesが"The Final View"にて再生した"Love Theme From Spartacus"。オリジナルは高額レア盤でもある7インチを、Cannonball Adderley Sextetの人気曲とのカップリングで再発した永久保存盤。
Haki R. Madhubuti & Nation : Afrikan Liberation Arts Ensemble『メダシ』
コンピレーションCD『modal soul classics by Nujabes』でもおなじみの、ピースフルな子供のコーラスと女性スキャットをフィーチャーしたキャッチーでハートウォームな11分にも及ぶ、踊れるジャズナンバー「Children」を収録。ポスト・レアグルーヴ以降の再評価にて発掘されたスピリチュアル・ジャズ史上に燦然と輝くオリジナルLPのリイシュー!
The Descendants Of Mike & Phoebe『ア・スピリット・スピークス』
名曲「Coltrane」の作曲で知られるベーシストであり、映画監督スパイク・リーの父としても知られるビル・リー率いるファミリー・バンドが名門<Strata-East>に唯一残したスピリチュアル・ジャズの最高峰。70年代のスピリチュアル・ジャズの奥深さと偉大さを伝える宝石のように美しく輝く大傑作!凛とした美しさを放つピアノの音色と重厚なワルツビートが奇跡的なバランスで表現されている「Coltrane」、疾走感のある美しい「Chick Chick」などを収録。
Sam Gendel、笹久保伸『SAM GENDEL /SHIN SASAKUBO』
米国西海岸を拠点に活動する「現代のアウトサイダー・ジャズ」の旗手、サム・ゲンデルとの共作となった『Sam Gendel /Shin Sasakubo』。Side Aをサム・ゲンデル、Side Bを笹久保伸が演奏し、各面最終曲を共作としたコンセプチュアルな作品で、オリジナル盤は2021年、埼玉県秩父市にある喫茶店"喫茶カルネ"より極僅かリリースされたもの。今回、ゴールドを基調としたミックスカラーヴァイナル仕様に変更、人気イラストレーターますこえり氏によるアートワークをリモデルし、新たな形でリリース。
Kiefer『When There's Love Around』
アンダーソン・パークやマインドデザイン作品への参加などLAシーンから重用されるピアニスト兼ビートメイカーの3作目。幼少期の写真を用いたというアートワークからわかるように、これまでになくノスタルジックで黄昏感のある一枚で、マイルドなビートの上を柔らかく滑るキーボード・プレイがそのムードの中心となる。表題曲はクルセイダーズのカヴァーで、原曲のメロディーをなぞるローズ・ピアノのまろやかな響きに蕩けそう。 bounce (C)池谷瑛子
Moonchild『Starfruit』
メロウかつスウィートなネオ・ソウルを奏でさせたら右に出る者はなし!LAのマルチ・プレイヤー・トリオ、通算5枚目のアルバムも確かな演奏を武器に、聴き手を微睡んだ幻想的な世界へと導くメロディやハーモニー、音の揺らぎが余りに心地よく、また一段と高みに達した印象だ。そして注目すべきは初めて他のアーティストを招いた作品という点。レイラ・ハサウェイ、アレックス・アイズレー、タンク・アンド・ザ・バンガス、イル・カミーユ、ラプソディーなど多数の女性シンガーやラッパーを招き、これまでになかった力強さも秘めた、女性アーティストたちをエンパワーメントする一面も合わせもっている。 intoxicate (C)青木正之
J Dilla『Donuts』
ヒップホップが生んだ奇跡のプロデューサー、ビートの巨人:J Dilla。それまでのサンプリングの概念を打ち破った奇想天外なネタのチョイスと料理法によって生み出されたブラックミュージックの真髄を突いた究極のビートの数々。今なお、ジャンルを超えて多くのDJやプロデューサー達に影響を与え続けるまさにJ Dillaビートの真骨頂といえる珠玉のサウンドが凝縮された名盤。
Benny Sings『Beat Tape II 』
Nujabesの“Kiss Of Life”にコーラスでも参加していたシンガー・ソングライター/プロデューサー、Benny Sings。今作は名門「Stones Throw」からのビート作品。Cola Boyy、Mockyら多彩なゲストを迎えたポップでメロウなヒップホップ/R&Bを展開。程よくファットな音作りで、正しくアナログLPで鳴らしたい一枚。
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▼Nujabesがかつてメディアで紹介していたJAZZ名盤John Coltrane『My Favorite Things』
タフなワルツビートの上に繰り広げられるソプラノ・サックスとピアノの美しい音色。史上の名演"My Favourite Things"を収録した極めつけのの名作。
Miles Davis『Kind Of Blue 』
帝王マイルスが奏でるモーダル・ジャズの夜明け、歴史的瞬間を見事にとらえた最高傑作としての呼び声も高い名盤中の名盤。
Pharoah Sanders『Journey To The One 』
クラブ・ジャズ・シーンでも脚光を浴びた名曲"You've Got To Have Freedom"の決定的名演を筆頭に、新しいモーダル・ジャズを切り拓いた1980年発表、〈Theresa〉時代の最高傑作。
Nujabes好きにオススメ!湘南のローファイ・ヒップホップ レーベル『Introducing! Productions』作品一覧はコチラ⇒