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曽我部恵一|コロナ療養中に制作したアンビエントアルバム『Memories & Remedies』9月17日発売

曽我部恵一

曽我部恵一がコロナ療養中に制作したアンビエントアルバム『Memories & Remedies』をリリース!

7月末に新型コロナウイルスに罹患した曽我部恵一がその療養期間中に制作したアルバム『Memories & Remedies』。自身の最大の武器である歌と言葉から離れ、抽象画を描くように音のレイヤーを塗り重ねた先に見えてくる世界。手短にあるいくつかの楽器を使い演奏録音されたこのアンビエント作品は、聴く者の感情の奥深い部分へアクセスし、様々な記憶や風景を呼び起こさせる。

曽我部恵一が病床で幻視したかも知れない遠い景色を想像させる「父の肖像-Portrait Of Father」「母の住む家-House Where Mother Lives」というタイトルが冠せられた曲たち。始まりも終わりもないようなサウンドスケープの奥から、言葉のない世界で語られる果てしのないストーリーが聴こえてくる。
高熱が続いた後、半ば無意識に導かれながら紡いだこのアルバムの中に、コロナ禍における音楽のあり方の彼なりの模索を見て取ることもできる。それは個の内に存在する愛やぬくもりの手触りを再確認させるものであるだろうし、分断された希望を繋ぐための調和をもたらすもののはずだ。

シューゲイザー的エモーションが渦巻く最終曲は、ガルシア=マルケス『コレラの時代の愛』に倣い「コロナの時代の愛-Love In The Time Of COVID」と題された。時代に翻弄されることから逃れられない音楽家の、あるドキュメントだ。


収録内容

01. Only Love
02. River Fish
03. Summer Move
04. Highway Dream
05. Portrait Of Father
06. House Where Mother Lives
07. Love In The Time Of COVID

タグ : J-インディーズ

掲載: 2022年08月25日 16:00