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WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪 Vol.195

ジョニー・スミス『イージー・リスニング』(1958)

JS

ジョニー・スミス(g)
ジョージ・ルーマニ(b)
チャーリー・マストロパオロ(ds)

1958年11月19日ニューヨーク録音

曲目:
01.ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ
02.春の如く
03.アイ・ディドント・ノウ・ホワット・タイム・イット・ワズ
04.ブラック・イズ・ザ・カラー
05.ライク・サムワン・イン・ラヴ
06.ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラズ・イズ
07.イズント・イット・ロマンティック
08.アイ・リメンバー・ザ・コーン・フィールズ
09.ア・フォギー・デイ
10.スカーレット・リボン
11,ピープル・ウィル・セイ・ウイアー・イン・ラヴ
12.ザ・ニアネス・オブ・ユー

【アルバム紹介】
1.生誕100年、名ジャズ・ギタリスト、ジョニ―・スミス
2.ギター・トリオの編成でスマートなギター・プレイが存分に楽しめる
3.正統派ジャズ・ギターのエッセンスが凝縮したライト感覚あふれるアルバム

前回のジム・ホールに続き、トリオ編成でのジャズ・ギターの魅力をたっぷり伝える、名ギタリストのジョニー・スミスの隠れ名盤を紹介いたします。

2022年はジョニー・スミス生誕100周年。ザ・ベンチャーズのカヴァー版で有名な1曲“ウォーク・ドント・ラン”(邦題;急がば廻れ)の作曲者としても有名であることは以前このコーナーでお伝えいたしました(WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪 Vol.173)。

本作はベースとドラムスを加えたギター・トリオの編成になっており、取り上げている曲は超がついてもいいほどの有名スタンダードがメインになっています。シンプルな編成だけにジョニー・スミスの美しいまでのスマートなギター・プレイが存分に楽しめる逸品です。

【スタッフのつぶやき:この1曲を必ず聴いて下さい】
オーソドックス&アドヴェンチャラスな “ライク・サムワン・イン・ラヴ”。

この曲は40年代に作曲家のジミー・ヴァン・ヒューゼンによって映画のために書かれたナンバーで、ジャズ・スタンダードとして数々のアーティストの演奏が存在しています。
このロマンティックなナンバーをジョニー・スミスはややアップテンポなビートで、流麗で見事なジャズ・ギターで聴かせています。オーソドックスながらもところどころにアドヴェンチャラス(冒険的)なプレイを入れ込んでいるところにその才人ぶりが伺えます。
テーマ部では、コードワークを伴ったハーモナイズド・プレイでメロディー・ラインを活かした美しいアプローチを示し、その後ソロに移ると、シングル・ノートによる16分音符の連続するフレージングで聴かせます。
やがてテーマに回帰し、冒頭と同様な演奏にいったん戻りますが、エンディングでは駆け足で音階を駆け上がり、続いて、アウトしたフレーズで下降したかと思うと、メロウな響きの余韻を残して終わるという、ひとひねりある着地を見せます。
本作はどの曲も2分台という小品の集まりですが、ジョニ―・スミスのギターの卓越ぶりがいたるところに散りばめられていて、正統派ジャズ・ギターのエッセンスが凝縮したライト感覚あふれるアルバムです。ジャケットに映る男女のムーディーな雰囲気もいいですね。

国内盤SHM-CD

 

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タグ : WEEKEND JAZZ

掲載: 2022年09月16日 10:00