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待望の音盤化!デュメストル&ル・ポエム・アルモニーク~カヴァッリ:歌劇“エジスト”(2枚組)


[Château de Versailles Spectacles 公式チャンネルより]

注目プロジェクト、待望の音盤化!気鋭の歌手陣が解き明かす中期バロックの傑作像

20世紀末の結成以来、知られざる17世紀音楽の復権に大きな貢献を果たし続けてきたフランスの古楽アンサンブル、ル・ポエム・アルモニーク。彼らは太陽王ルイ14世の時代に古典的形式が整うより前の、17世紀初頭の知られざるフランス音楽の魅力を強く印象づけてきた一方、その同時代に最初の大躍進を見せつつあったイタリア初期~中期バロックの音楽にも驚くべき適性をみせ、ユニークな名演で世界中を魅了し続けてきました。

ここに全曲CD録音されたカヴァッリ《エジスト》は、彼らが主宰者デュメストルとともに10年来さまざまな歌手陣を招いて披露してきた、いわば自家薬籠中のレパートリー!
17世紀前半のヴェネツィアに君臨した巨匠モンテヴェルディの歿年にあたる1643年、その門下で躍進を続け新たなイタリア・オペラの寵児となりつつあったカヴァッリが、その後も緊密な協力関係を続けることになるファウスティーニの台本を得て披露した作品で、20世紀に現代楽器オーケストラで蘇演されていますが全曲録音は今回がおそらく初。

恋心を錯綜させる二人の男女を軸とした物語は、圧倒的な演技力を声に宿らせる異才モイヨン演じる主人公エジストの乱心をめぐって驚くべき展開をみせ、弦楽を中心に小規模ながら充実した編成のオーケストラが深い心理描写で歌手たちに応えるさまは圧巻。
ドゥルツィアン(ファゴットの前身)とリコーダーのジェレミー・パパセルジオー、3種の鍵盤を使いこなすエリザベート・ガイガーら経験豊かな名手の立ち回りも鮮やかです(弦には畑野達哉も参加)。
ユンカー、ワイルダー、マングら欧州が注目する気鋭歌手たちの活躍も見事で、カヴァッリという作曲家の真価を深く掘り下げた名演に仕上がっています。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):《エジスト》
~序幕付き全3幕の音楽寓意劇(1643年ヴェネツィアにて初演)
台本: ジョヴァンニ・ファウスティーニ(1615-1651)

【演奏】
エジスト…マルク・モイヨン(テノール)
クローリ…ソフィー・ユンカー(ソプラノ)
リディオ…ザッカリー・ワイルダー(テノール)
クリメーヌ…アンブロワジーヌ・ブレ(メゾ・ソプラノ)
夜の精、太陽神アポロ…ダヴィド・トリクー(テノール)
イッパルコ…ロマン・ボクレール(バリトン)
暁の女神アウローラ、恋の神アモーレ、時の精オーラ…ユジェニー・ルフェーヴル(ソプラノ)
デーマ…ニコラス・スコット(テノール)
美の精ベレッツァ、フェードラ…マリールー・ジャカール(メゾ・ソプラノ)
エーロ、美の女神ヴェネレ…カロリーヌ・マング(メゾ・ソプラノ)
チネア、セメレ…ヴィクトワール・ビュネル(メゾ・ソプラノ)
ディドーネ、快楽の精ヴォルピア…フロリアーヌ・アスレール(メゾ・ソプラノ)

ヴァンサン・デュメストル(指揮)
ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用)

コンサートマスター…フィオーナ=エミリー・プパール(ヴァイオリン)
オーケストラ編成…ヴァイオリン6、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、コントラバス、リローネ/キタリーノ持替、アーチリュート、テオルボ/バロックギター/コラシオーネ持替、トリプルハープ、チェンバロ/オルガン/スピネット、リコーダー、リコーダー/ドゥルツィアン持替、木管コルネット

【録音】
2021年3月17-22日、ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場

収録時間: 126分


ル・ポエム・アルモニーク

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年02月15日 00:00