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CPO レーベル~2023年4月第1回発売新譜情報(7タイトル)

リンケ

知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。

今回はパウル・リンケの代表作“喜歌劇《ルナ夫人》”の全曲盤に、マンハイム弦楽四重奏団によるラフ:弦楽四重奏曲第5番、第1番、ミンゲット四重奏団によるグレン・グールドとハインリヒ・カミンスキの弦楽四重奏曲集、ジークムント・フォン・ハウゼッガーの交響的作品全集、タルティーニのヴィオラ・ダ・ガンバによる協奏曲とソナタ集などCD7タイトルがリリースされます。

パウル・リンケ(1866-1946):喜歌劇《ルナ夫人》全2幕(2枚組)
ヘルムート・フロシャウアー(指揮)ケルン放送管弦楽団

【あの「ベルリンの風」を含むパウル・リンケの代表作、喜歌劇《ルナ夫人》全曲録音!】
月に行きたいと願う機械技師フリッツとその恋人マリー。すったもんだの末、フリッツは自身で気球を作り仲間とともに月に到着。そこで月の女神「ルナ夫人」に言い寄られます。しかし彼女を愛するシュテルンシュヌッペ王子が地球からマリーを連れてきて2人は仲直り。仲間たちとベルリンに帰っていくという荒唐無稽な物語。劇中で奏される「ベルリンの風」はベルリン・フィルの夏の風物詩ヴァルトビューネ・コンサートで最後に演奏されるベルリンっ子たちにとって、おなじみの曲です。
2006年、パウル・リンケの没後60年を記念して2週間にわたり上演された喜歌劇《ルナ夫人》。この時の演奏は、リンケが書いた音楽をカットせず、またハインツ・ボルテン=ベッカーズの台本も全く改変することなく、全てオリジナルの総譜通りに行われたことが特徴です。この全曲盤は、リンケの独創的な旋律だけでなく、精巧に仕組まれたアンサンブルとフィナーレの盛り上がりが楽しめるものとなっています。キャストも素晴らしく、名ソプラノ、マリア・レイヤーが歌う題名役、そしてシュテルンシュヌッペ王子をベテランのルネ・コロが担当。また物語のカギを握るプーゼバッハ夫人には強烈な存在感を示すバルバラ・ドンナーと、まさに夢のような歌手陣が揃っています。
(ナクソス・ジャパン)

ヨアヒム・ラフ(1822-1882):弦楽四重奏曲第5番、第1番
マンハイム弦楽四重奏団

マンハイム弦楽四重奏団によるラフの弦楽四重奏曲集。2003年録音の第1作から足掛け17年を経ての完結となります。第1番は1855年、ラフ33歳の作品。シンプルな4楽章形式で書かれており、沸き立つようなパッセージに彩られた第1楽章、第2楽章、ゆったりとした美しい旋律を持つ第3楽章、急き立てられるかのような終楽章で構成されています。このアルバム以外にはライプツィヒ弦楽四重奏団の演奏がリリースされているのみの第5番は、1867年の作。ワイマールから離れ、ヴィースバーデンに移ったことで作曲家の足掛かりをつけたラフによるこの作品は、メンデルスゾーンを思わせる伸びやかな旋律で始まり、やはり抒情的な第3楽章を経て快活なワルツのリズムを持つ最終楽章で締めくくられます。
(ナクソス・ジャパン)

グレン・グールド/ハインリヒ・カミンスキ:弦楽四重奏曲集
ミンゲット四重奏団

カナダの天才ピアニスト、グレン・グールドとドイツの作曲家ハインリヒ・カミンスキ。
2人の間には共通性がないように見えますが、どちらも我が道を行くことにかけては他に類をみないほどのユニークな人物です。若きグールドは新ウィーン楽派の作風に傾倒、この1955年に書かれた弦楽四重奏曲もシェーンベルクを思わせる大作で、当時の彼の内面を表現している作品として評価されています。グールドは以降曲を書くことはほとんどありませんでしたが、ピアノ演奏に大きな喜びを見つけ独自の道を歩んでいきます。
かたやカミンスキはポーランド系ユダヤ人の家庭に生まれ、最初は政治学を学んだものの、やがて音楽の道に転向。合唱指揮者や作曲教師を務めながら作品を書きますが、政治的信条」¥を理由に職を失い、その後もユダヤ系の血統を理由に作品の上演が禁じられたため、ほとんど公の場に姿を現すことはありませんでした。
彼は「作曲は常に精神的な創造行為である」と感じ、常に宇宙の神秘を探求しつづけ、それは自身の作品にも投影されています。そんな2人の作品をミンゲット四重奏団の演奏で。
(ナクソス・ジャパン)

ジークムント・フォン・ハウゼッガー(1872-1948):交響的作品全集(3枚組:1SACDハイブリッド+2CD)
アリ・ラシライネン(指揮)ケルン西ドイツ放送交響楽団、アントニー・ヘルムス(指揮)バンベルク交響楽団、他

グラーツに生まれ指揮者として活躍したジークムント・フォン・ハウゼッガーの交響的作品全集。ワーグナーの流れを汲む半音階的な和声を活かした後期ロマン派風の作品は、当時高く評価されるも、やがて時代の波に乗ることができず忘れられてしまいました。しかしアリ・ラシライネンが2005-06年に録音した「野生(自然)交響曲」に注目が集まり、その作品が少しずつ再評価されるようになりました。この3枚組に収録された作品の作曲時期はハウゼッガーのほぼ全活動期間にわたり、若々しい「ディオニュソス幻想曲」や最も成功を収めたという「バルバロッサ」など多彩な作品を聴くことができます。ブルックナー好み、積極的に指揮したというハウゼッガーらしい、どれも規模が大きくパワフルかつ重厚な響きを持つ作品です。
(ナクソス・ジャパン)

ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):ヴィオラ・ダ・ガンバによる協奏曲とソナタ集
クリスティアーノ・コンタディン(ヴィオラ・ダ・ガンバ&指揮)オペラ・プリマ(古楽器使用)

稀代のヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾ、タルティーニの作品をヴィオラ・ダ・ガンバで弾く意欲的な企画が登場。タルティーニが活躍した時代のイタリアでは、きらびやかなサウンドを持つヴァイオリン属がガンバ属にとって代わるタイミングでしたが、ここではあえてガンバを主役に据えています。1曲目に収められた協奏曲ニ長調は、タルティーニの弟子ジュリオ・メネギーニによる筆写譜でソロ楽器が「ヴィオラ」と指定されています。この「ヴィオラ」は小型のチェロを指していたと推測されますが、当録音のプロデューサーと演奏家は、当時は楽器の呼称が曖昧だったのを逆手にとってガンバで演奏することを思いつきました。更にタルティーニ自身がソロ楽器を「ヴィオラ」と指定したイ長調の協奏曲にも挑戦しています。
2曲のソナタは2015年に発見された「レーデンブルク・コレクション」に収められているもので、ヴァイオリン・ソナタがガンバ用にアレンジされています。タルティーニの代名詞とも言える「悪魔のソナタ」は、現代作曲家のジャンルカ・ベルサネッティがバロックの合奏協奏曲の形式に編曲したもの。ガンバはソロだけでなく、伴奏を含め様々な役割を担います。ガンバ特有のサウンドの魅力を、オリジナル曲とは違った風味で味わう一枚です。演奏はガンバ奏者クリスティアーノ・コンタディン率いるアンサンブル"オペラ・プリマ"。テレマンやグラウン作品で高い評価を得ています。
(ナクソス・ジャパン)

曲集として世界初録音
ザムエル・シャイト(1587-1654):Liebliche Krafft-Blümlein
ミヒャエル・ヴェルジン(ポジティフオルガン&指揮)ザンクトガレン修道院コレギウム・インストゥルメンターレ(古楽器アンサンブル)

ハインリヒ・シュッツ、ヨハン・ヘルマン・シャインとともに「ドイツ・バロックの3大S」と呼ばれるザムエル・シャイト。3人の中では作品がまとまって録音される機会が少ないので、この 「Liebliche Krafft-Blümlein(愛らしい小さな花束の意)」 の登場は初期バロック音楽ファンにとって嬉しい企画です。聖書によるテキストを用いた通奏低音付きの12の二重唱で構成された曲集は、これまでごく一部のみが録音されたものの全曲録音はなく、とても貴重なものとなります。シュッツの歌劇《ダフネ》(555494)やアンドレア・ガブリエリのモテット(555291)を歌ったソプラノ、マリー・ルイーゼ・ヴェルネブルクと、ルドルフ・ルッツが指揮するJ.S.バッハのカンタータでおなじみのテノール、ダニエル・ヨハンセンのソロ、オルガニストとしても活躍するミヒャエル・ヴェルジンが指揮するザンクトガレン修道院コレギウム・インストゥルメンターレの演奏でお聴きください。
(ナクソス・ジャパン)

ヨハン・シュターミッツ(1717-1757):ヴァイオリン協奏曲集
ダヴィド・カストロ=バルビ(ヴァイオリン)、ケヴィン・グリフィス(指揮)ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団

ボヘミア出身の作曲家・ヴァイオリニスト、ヨハン・シュターミッツのヴァイオリン協奏曲集。
マンハイムの宮廷楽団の首席ヴァイオリニストから宮廷楽長に昇進し、このオーケストラを育て上げるとともに、当時活躍していた作曲家たちをまとめ「マンハイム楽派の父」として尊敬を集めました。
彼は50作以上の交響曲を書くとともに、ソナタ形式の発展にも尽力。バロック期と古典派の時代の端境期を埋めるハイドンの先人として活躍、また二人の息子、カールとアントンも優れた作曲家になりました。
そんなヨハン・シュターミッツですが、現代に伝わるヴァイオリン協奏曲はごくわずかです。そのほとんどは主題をはさみながら進行するリトルネッロ形式で書かれた第1楽章を持つヴィヴァルディの協奏曲の形式を模しています。このアルバムに収録された3曲のなかで、最も技術的に難しいのは第2番の第1楽章で、シュターミッツが得意とした旋律の幅広い跳躍と重音がたっぷりと織り込まれた華やかな作品です。アルバムには交響曲も1曲収録されています。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年03月01日 00:00