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一部世界初録音!マルティン&イェヴレ響によるメルケル・メルケシュ:交響曲と交響詩集

ハイメ・マルティン

スウェーデンの作曲家メルケル・メルケシュの作品集。1910年代にパリで学んだメルケシュは、当時のフランス音楽と、留学先で知り合ったマティスやピカソ、モディリアーニらの芸術に強い影響を受けました。しかし彼は比較的保守的な作風を貫き、どちらかというとセザール・フランクに近い厳格な形式による作品を多く遺しています。

メルケシュは頻繁にルーヴル美術館へ足を運び、とりわけルーベンスの絵画に魅了されました。
このアルバムに収録されている「La Kermesse ケルメス」は、結婚を祝う農村の祭りを描いたとされるルーベンスの作品にインスパイアされたもので、全編明るい雰囲気に満たされています。
「エレジー」は"私の母の記憶に"と記された抒情的な作品。母クリスティーネを亡くしたばかりのメルケシュの悲しみが表現されており、初演時には批評家からも絶賛されました。
彼の代表作の一つ「交響曲 ニ短調」は急緩急の3楽章で書かれた演奏時間36分余りの作品。3管編成で、持ち換えのピッコロ、イングリッシュホルン、バス・クラリネットに、更にハープを加えたオーケストレーションからはフランス近代音楽風の色彩豊かな響きが立ち上ります。メルケシュはこの作品をストックホルムの新コンサートホールこけら落としのための新作コンクールに出品しました。審査員はカール・ニールセン、ロベルト・カヤヌス、ヨハン・ハルヴォルセンの3名。結果はアッテルベリの「歌」が第1位で、この曲は第2位。しかしこけら落とし翌日の公演で演奏され、音楽関係者からは好評を得たと伝えられています。

1912年に創立された100年以上の歴史を持つイェヴレ交響楽団と、2022年から首席指揮者を務めるハイメ・マルティンが作品の魅力を引き出しています。
(ナクソス・ジャパン)

『メルケル・メルケシュ:交響曲と交響詩集』
【曲目】
メルケル・メルケシュ(1882-1961):
1. La Kermesse ケルメス(1920) - ルーベンスの絵画による交響詩

2. 交響詩「エレジー」 Op. 15(1919)

交響曲 ニ短調 Op. 19(1925)
3. I. Allegro moderato
4. II. Andante molto sostenuto
5. III. Allegro molto brillante ed energico

1、2…世界初録音

【演奏】
ハイメ・マルティン(指揮)
イェヴレ交響楽団

【録音】
2022年6月13-16日…3-5
2022年12月17-18日…1、2
イェヴレ・コンサート・ホール(スウェーデン)

総収録時間:61分

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年03月10日 00:00