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CPO レーベル~2023年10月発売新譜情報(6タイトル)

カール・シュターミッツ

知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。

今回はポール・メイエが指揮するカール・シュターミッツの協奏交響曲集に、ロマン派の3人の作曲家、ラフ、シュレック、ヤーダスゾーンによる管楽のためのセレナード集、オッフェンバックの1幕ものの喜歌劇《ヴァイオリン弾き》&《66》、ヒューゴ・カウンの交響的作品集などCD6タイトルがリリースされます。

カール・シュターミッツ(1745-1801):協奏交響曲集
ポール・メイエ(指揮)マンハイム・プファルツ選帝侯室内管弦楽団

【ポール・メイエが指揮するカール・シュターミッツの協奏交響曲集】
18世紀ドイツ、プファルツ選帝侯カール4世フィリップ・テオドールの宮廷楽団で活躍した作曲家たちによる"マンハイム楽派"。この中心人物の一人であったカール・シュターミッツ(マンハイム楽派の創始者とされるヨハンの息子)は多数の交響曲や協奏曲を残しましたが、バロックの合奏協奏曲に倣った「協奏交響曲」も40曲近く残しています。これらは少なくとも2人のソリストがオーケストラと対峙するのが特徴で、トゥッティ(総奏)とソロのセクションが並置されているものの、通常の協奏曲よりはトゥッティの部分が大きな割合を占めています。カール・シュターミッツの作品はたいてい3楽章で構成されており、ヴァイオリンとチェロが独奏を務めるものが多いのですが、中には7つの楽器をソロとしている曲もあります。これらのほとんどは1770年代にパリで書かれ、印刷されました。
前2作のクラリネット協奏曲集(555053、555415)に引き続き、ポール・メイエが2019/20シーズンより首席指揮者を務めるマンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団とともに他の独奏者を交え伸びやかな演奏を聴かせます。また協奏曲第9番では第2楽章のヴァイオリン・ソロ・パートを代替え可能とされているクラリネットで演奏。名技を披露しています。
(ナクソス・ジャパン)

管楽セレナード集~ラフ/シュレック/ヤーダスゾーン
ジモン・ガウデンツ(指揮)イエナ・フィルハーモニー管弦楽団ウィンド・アンサンブル

ロマン派の3人の作曲家が書いた管楽のためのセレナード集。ラフのシンフォニエッタはフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン各2本、合計10本の管楽器のための作品。技巧的なフルート・パートが特徴で、コラール「息づくものはすべて、主をたたえよ!」の旋律を用いた第1楽章にはじまり軽快なタランテッラのリズムが支配する第2楽章、ゆったりとした第3楽章を経て、快活な終楽章で曲を閉じます。グスタフ・シュレックはライプツィヒで活躍した作曲家。多くの教会音楽で知られますが、この九重奏曲は軽やかな旋律が魅力的です。ヤーダスゾーンの作品はピアノ版、ピアノ連弾版、管楽十重奏版があり、前二者は「組曲」、後者は「セレナード」と銘打たれています。ここでは「セレナード」版の初録音を聴くことができます。イエナ・フィルハーモニー管弦楽団ウィンド・アンサンブルの演奏で。
(ナクソス・ジャパン)

フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):弦楽四重奏曲集 第2集
ディオゲネス四重奏団

第1集(777387)に続くディオジェネス四重奏団によるゲルンスハイムの弦楽四重奏曲集。第2集には弦楽四重奏曲第5番と弦楽五重奏曲を収録。第5番の四重奏曲は、1911年にジムロック社からスコアなしのパート譜のみが出版されました。初演は当時ベルリン・フィルのコンサートマスターであったカール・クリングラーが率いるクリングラー弦楽四重奏団。作品は、後期のゲルンスハイムの特徴でもある、小さなモティーフが半音階的な和声を伴い発展していくもので、調性の伝統に根ざしているものの、長調と短調が目まぐるしく交錯し、初期のようなブラームスを思わせる息の長い旋律は影を潜めています。弦楽五重奏曲は1916年3月に初演されましたが、出版されることはありませんでした。ゲルンスハイムは彼にとって最後の室内楽作品になると考えていたようで、難解ではあるものの、それまでの作曲技法の全てが内包されているかのような充実した書法で書かれています。
(ナクソス・ジャパン)

ジャック・オッフェンバック(1819-1880):喜歌劇《ヴァイオリン弾き》/喜歌劇《66》
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)ケルン・アカデミー(古楽アンサンブル)、ほか

1855年、ジャック・オッフェンバックがパリに設立したオペラ・ブフとオペレッタの公演のための劇場ブフ・パリジャン座。劇場は収容300人ほどの小さいものでしたが、パリ万国博覧会の正面入り口の真向かいにあり、多くの人々が訪れたため、オッフェンバックにも多大な成功をもたらしました。この年の夏に初演されたのが《ヴァイオリン弾き》(副題《ブルターニュの伝説》)でした。この作品で主役を歌ったホルテンス・シュナイダーは素晴らしい演技で観客を魅了し大人気となりました。その翌年の1856年7月31日には同じく1幕物の《66》が初演され大成功。こちらも《ヴァイオリン弾き》と同じく登場人物は3人のみ。小さい規模ながらもチロルの民俗音楽が効果的に用いられた、ちょっぴり皮肉の効いた楽しい作品です。ちなみにタイトルの「66」とは主人公のフランツが購入した宝くじの番号のこと。
ケルン・アカデミーによるこの演奏は、19世紀の楽器を用いピリオド奏法によって行われたもので、初演時の雰囲気が良く伝わります。3人の歌手の巧みな歌唱も魅力的です。
(ナクソス・ジャパン)

ヴァイオリンと室内管弦楽のための作品集~ラクス/ヴァインベルク/ノヴィツカ
エヴェリナ・ノヴィツカ(ヴァイオリン)、アニエスカ・ドゥチマル(指揮)アンナ・ドゥチマル=ムローズ(指揮)ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団

シモン・ラクスはフランスで活動したポーランドの作曲家。地元で学びパリに留学、タンスマンと親交を結びました。
1942年にナチス・ドイツによりアウシュヴィッツに送られるも、奇跡的に生き延びパリに帰還。その後も作曲活動を続け、1967年頃からは作家に転身しました。一方ヴァインベルクは同じくポーランド出身、ロシアで活動しショスタコーヴィチと親交を結びました。やはり戦争によって苦難の人生を送ったことで知られています。
このアルバムの演奏者エヴェリナ・ノヴィツカも、自身の大叔母が戦争中に辛い経験をしたことを知り、2人の作曲家に強い親近感を抱くとともに、自身の芸術活動を2人の作品に捧げたいと思うようになったと語ります。
彼女の「カディッシュ 1944」は1944年8月に解体されたウッチ・ゲットーの犠牲者たちに捧げる詩篇曲であり、ラクスの「詩曲」はノヴィツカによるヴァイオリンと室内管弦楽のための編曲。イザイの伝統を継承するヴァイオリンの技巧が際立つ作品です。ヴァインベルクの「3つの小品」は16歳の時の作品で、こちらもノヴィツカが編曲を行っています。
(ナクソス・ジャパン)

ヒューゴ・カウン(1863-1932):交響的作品集
ジョナサン・シュトックハンマー(指揮)ベルリン放送交響楽団

ヒューゴ(フーゴ)・カウンは1863年、ベルリン生まれの作曲家。地元で音楽を学んだ後1886年にアメリカ大陸に渡り、当時ドイツ系のコミュニティがあったミルウォーキーに居を構えました。この地で合唱指揮者、作曲家として活動するとともに、音楽学校でも教鞭を執り、多くの後進を育てました。1900年初頭にはドイツに帰国、ベルリンで教職に就きます。その後はベルリンに定住し1912年にはプロイセン芸術アカデミー会員に任命されました。
このアルバムにはロングフェローが1855年に発表した叙事詩「ハイアワサの歌」から題材をとった2つの交響詩が収録されています。「ミネハハ」はドヴォルザークの「新世界より」第3楽章のLargoのようにイングリッシュホルンの旋律で始まりますが、すぐにワーグナー風の半音階的な旋律へと移っていきます。「ハイアワサ」は伝説的な英雄をネイティヴ・アメリカンの旋律を用いて描いています。交響曲第3番は1913年に作品。1914年に初演された後人気を博し、プフィッツナーやフルトヴェングラーもこの曲を演奏したとされています。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年08月30日 00:00