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クリストフ・ルセ&レ・タラン・リリク/リュリ:抒情悲劇《アティス》(3枚組)

クリストフ・ルセ

本場ヴェルサイユに響く「王のオペラ」。最新録音はレ・タラン・リリクと精鋭歌手陣で!

イタリアからもたらされたオペラという新しい舞台芸術に触発され、フランス語の台本を朗唱しながら舞踏や独唱歌を交えつつ一大悲劇を描きあげてゆく抒情悲劇という形式を確立、フランス歌劇史の扉を開いたジャン=バティスト・リュリ。
太陽王ルイ14世の王室音楽総監督として、彼はこの形式で王室のための新作を続々と披露しましたが、その中でもとくに太陽王の気に入り「王のオペラ」として後代まで再演されたのが、1676年に初演された《アティス》でした。女神シベールの恋慕を逃れ川の妖精サンガリードとの仲を深めたアティスが、女神の怒りで樹木に変えられてしまう悲恋の物語。

20世紀のバロック・オペラ復権の流れの中、ウィリアム・クリスティ指揮レザ―ル・フロリサンが決定的成功を収めた演目でもありますが、それ以降の音楽学研究の進展を経た21世紀の新録音として、近年リュリ作品の演奏で絶大な成果をあげているクリストフ・ルセ&レ・タラン・リリクの解釈がヴェルサイユ宮殿のレーベルChâteau de Versaillesから登場。

近年ますます活躍の場を広げているレイナウト・ファン・メヘレンを表題役に、濃やかな歌唱で緻密な心情描写を聴かせる名歌手たちの至芸がルセ随一のコントロールで、一貫性と一体感に満ちた演奏へ昇華されてゆく希代の名演に仕上がりました。
自身もアンサンブル指揮者であるコルネール・ブロンデットとルセが2台の鍵盤楽器に向かい、バス・ド・ヴィオロンのエマニュエル・ジャック、ヴィオールのミリアム・リニョルなど充実の通奏低音陣はじめオーケストラにも経験豊かな名手が続々。バロック・オペラ録音史に新たなページを飾るリリースと言ってよいでしょう。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):抒情悲劇《アティス》
(序幕と全5幕/1676年1月、パリ)
台本…フィリップ・キノー(1635-1688)

【演奏】
アティス…レイナウト・ファン・メヘレン(テノール)
フロール…マリー・リス(ソプラノ)
シベール…アンブロワジーヌ・ブレ(メゾ・ソプラノ)
セレニュス…フィリップ・エステーフ(バリトン)
イダス…ロマン・ボクレール(バス)
ドリス、イリス、三重唱…グヴェンドリーヌ・ブロンデール(ソプラノ)
サンガル川の神、フォベトル、時の神…オリヴィエ・チェザリニ(バリトン)
眠りの神、西風の精、三重唱…キーラン・ホワイト(テノール)
モルフェ…ニック・プリッチャード(テノール)
ファンターズ…アントナン・ロンドピエール(テノール)
メリス、メルポメーヌ、三重唱…アポリーヌ・ライ=ヴェストファル(ソプラノ)
無残な夢の精…ヴラド・クロスマン(バス)

レ・タラン・リリク(古楽器使用)
ナミュール室内合唱団
クリストフ・ルセ(クラヴサン〔チェンバロ〕、指揮)

【録音】
2023年7月12-14日 ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場

収録時間: 172分

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年11月29日 00:00