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Chandos レーベル~2024年9月発売新譜情報(8タイトル)

エリック・コーツ

CHANDOS(シャンドス)はすぐれた録音エンジニアでアレンジャーとしても活躍していたブライアン・カズンズが、1979年に創業したイギリスのレーベル。リチャード・ヒコックス、ブライデン・トムソン、アレクサンダー・ギブソン、ジョン・ウィルソンといったイギリスの名指揮者たちに加え、ネーメ・ヤルヴィ、ジャナンドレア・ノセダ、ヴァレリー・ポリャンスキーといった実力のある国際的な指揮者との録音を数多く制作してきました。現在はブライアンの息子ラルフ・カズンズがレーベルを率いると共に、優秀録音の伝統に更なる磨きをかけています。

今回はジョン・ウィルソンとBBCフィルのエリック・コーツ作品集第4集に、ファンホ・メナとBBCフィルによるカタルーニャ出身の作曲家ロベルト・ジェラールのバレエ音楽『ドン・キホーテ』全曲、ジョン・ウィルソン&ブラック・ダイク・バンドによるブリス:ブラスバンドのための作品集、ネーメ・ヤルヴィ&エストニア国立響によるフランス・オペラの序曲集、ルース・ギップスの室内楽作品集、アルカディア・クァルテットによるヴァインベルク:弦楽四重奏曲集 第4集などCD8タイトルがリリースされます。

エリック・コーツ(1886-1957):管弦楽作品集 第4集
ジョン・ウィルソン(指揮)BBCフィルハーモニック、ユーリ・トルチンスキー(リーダー)

高い評価を受けているジョン・ウィルソンとBBCフィルのエリック・コーツ作品集。
第4集は行進曲「ミュージック・エヴリホエア」で壮大に幕を開けます。この曲はイギリスのテレビ局Rediffusionのジングル・チューンとして使用されました。続く「フットライツ」は戦間期のウェスト・エンドの華やかさを描き、戦時中の士気高揚のために作られた「アイ・シング・トゥ・ユー」や、息子オースティンのために書かれた「3頭の熊」、ノッティンガムシャーからロンドンへの移住を反映した「フロム・メドウ・トゥ・メイフェアー」なども収録。コーツ作品として初めてアルトサクソフォンが用いられた「星空の下で」や、妻フィリスに捧げられた「4つの世紀」も含まれています。イギリスのライト・ミュージックの定番名曲を抜群のノリと味わいで聞かせます。
(ナクソス・ジャパン)

ロベルト・ジェラール(1896-1970):バレエ音楽『ドン・キホーテ』全曲 他
ファンホ・メナ(指揮)BBCフィルハーモニック、ゾーイ・ベイヤーズ(リーダー)

ロベルト・ジェラールはカタルーニャ出身の作曲家で、グラナドスにピアノを学んだほか、ウィーンでシェーンベルクに師事した唯一のスペイン人です。1928年にバルセロナに帰国、その約20年後に十二音技法に取り組み、亡命先のイギリスでは前衛音楽の担い手として活躍しました。
このアルバムには、彼がスペイン時代にストラヴィンスキーやバルトークの影響を受けて作曲した作品が収録されています。『アレグリアス』は1940年代初頭に作曲された、フラメンコからインスピレーションを得た4楽章のユーモラスな組曲です。また、1941年のフェリペ・ペドレルの生誕100年を記念して作曲した交響曲『ペドレルへのオマージュ』の一部を1954年に再構成した『ペドレリアーナ』も収録されています。アルバムの中心である『ドン・キホーテ』は室内オーケストラのために書かれた作品ですが、ここでは、様々な形を経て1950年にロイヤル・オペラでの上演用に改訂した版を聴くことができます。初演ではニネット・ド・ヴァロアが振付を行い、ロバート・ヘルプマンがドン・キホーテ、マーゴ・フォンテインがドゥルシネアを踊りました。
(ナクソス・ジャパン)

アーサー・ブリス(1891-1975):ブラスバンドのための作品集(SACDハイブリッド)
ブラック・ダイク・バンド、ジョン・ウィルソン(指揮)

【ブラック・ダイク・バンド&ジョン・ウィルソン!ブリティッシュ・ブラスによるブリリアントなブリス!】
イギリスの作曲家アーサー・ブリスは、第二次世界大戦中にBBCの音楽監督を務め、大戦後には3つの放送局で音楽番組を担当、1953年にはアーノルド・バックスの後任の「Master of the Queen's Music 国王の音楽師範」に就任しました。
本アルバムには、ブラスバンド(金管バンド)のレパートリーにおける重要な2作品、1936年の全英ブラスバンド選手権の課題曲「ケニルワース」と1962年の「ベルモント変奏曲」を中心に収録。また別の作曲家がブラス用に編曲した「チェックメイト」のバレエからの「4つの舞曲」や、映画『来るべき世界』からの組曲の他、ロバート・チャイルズとマイケル・ハルステンソンによるこのアルバムのための新たな編曲作品も含まれています。これらの編曲作品は民謡に根差した英国音楽の伝統を重んじつつも、新古典派の作風やジャズまでをも採り入れたブリスの野心的な作風を忠実に反映しています。
ブラック・ダイク・バンドは、1855年からの長い歴史を持ち、350以上の録音を制作して数多くのコンクールで優勝した、世界で最も成功したブラスバンドの一つです。2023年にはシンフォニア・オヴ・ロンドンで名録音を連発している指揮者ジョン・ウィルソンを名誉総裁に迎えました。ブラック・ダイク・バンドの持ち味である高度なアンサンブルと華麗さの中に深みを感じさせるブリティッシュ・ブラスのサウンド、シンフォニー・オーケストラでの経験で練り上げられたジョン・ウィルソンの格調高い音楽づくり、シンフォニア・オヴ・ロンドンの名録音で名高いブライアン・ピジョンとラルフ・カズンズの収録とあって、新次元のブラス・サウンドが期待できます。高度なアンサンブルを生かした華麗な音色を高音質録音で捉えたSACDハイブリッド盤での発売です。
(ナクソス・ジャパン)

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フランス・オペラの序曲集 - オーベール、プランケット、ルコック
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)エストニア国立交響楽団、トゥリイン・ルーベル(リーダー)

フランスのバレエ音楽集(CHAN20132)に続くネーメ・ヤルヴィとエストニア国立交響楽団によるアルバム。
今作ではオーベール、プランケット、ルコックのオペラの序曲を収録。フランス・オペラ界を席巻した人気作曲家オーベール、初演後400回も連続で公演されたというブランケットの《コルヌヴィーユの鐘》、フランス革命後のパリを舞台にしたルコックの《アンゴー夫人の娘》、ゴードン・ジェイコブがこの歌劇の音楽を用いてレオニード・マシーンのためにバレエ用に編曲した組曲を収録。ヤルヴィとエストニア国立交響楽団が往時のヒット曲の魅力を今に蘇らせています。
(ナクソス・ジャパン)

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ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):弦楽四重奏曲集 第4集 - 第6番、第13番、第15番
アルカディア・クァルテット

2006年にルーマニアのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミーの生徒たちによって結成され、2014年の大阪国際室内楽コンクールなど多くのコンクールで優勝したアルカディア・クァルテット。これまでに3作発売されたヴァインベルクの弦楽四重奏曲集はいずれも高く評価されています。
この第4集には、第6番、第13番、第15番を収録。第6番は1946年にモスクワ郊外で作曲され、友人のゲオルギー・スヴィリードフに捧げられました。しかし作風が先進的だったため演奏を当局に禁止されてしまい、ヴァインベルクはショスタコーヴィチが1975年に亡くなるまで四重奏曲を作曲しませんでした。第13番は1977年にボロディン四重奏団に捧げられ、単一楽章で彼の弦楽四重奏曲中、最も短い作品です。第15番は1979年に作曲され、9楽章からなり、楽章にはタイトルや表現指示がなくメトロノームの指示があるのみです。
(ナクソス・ジャパン)

夢の笛吹き - ルース・ギップス(1921-1999):室内楽作品集
ユリアナ・コッホ(オーボエ)、ジュリアン・ブリス(クラリネット)、マイケル・マクヘイル(ピアノ)

20世紀イギリスの作曲家ルース・ギップスは幼少期から音楽の才能を示し、1937年に16歳で王立音楽大学に入学してオーボエとピアノを学ぶとともに、ヴォーン・ウィリアムズとゴードン・ジェイコブから作曲を学びました。大学在学中にブラームスのピアノ協奏曲第2番を演奏し、1942年のプロムスでは彼女の交響詩『Knight inArmour』がヘンリー・ウッドによって演奏されました。戦争中にはバーミンガム市交響楽団の首席オーボエ奏者となりましたが、戦後、ロンドンに戻ってからは演奏機会が減少したため、室内楽の作曲と教育に専念しました。
このアルバムには1938年から1990年に作曲された彼女のオーボエとコールアングレを用いた室内楽作品が収録されています。ユリアナ・コッホはロンドン交響楽団の首席オーボエ奏者。2018年に王立音楽大学のオーボエ教授に任命され後進の指導に当たっています。
(ナクソス・ジャパン)

ルーテッド - スメタナ、コールリッジ=テイラー、スーク、マルタン:ピアノ三重奏曲集
ニーヴ・トリオ

アメリカ、ロシア、日本の奏者によって2010年に創設された、ゲール語で「明るく」「晴れやかな」といった意味の名前を持つニーヴ・トリオ。
今作「Rooted」では民族音楽からインスパイアされた音楽を演奏しています。冒頭に置かれたスメタナの三重奏曲は、1855年、彼の長女の死を悼み書かれたもので、リストが「真の天才だけが書けるもの」と評した作品。ボヘミア舞曲の旋律が巧みに用いられています。スークの三重奏曲は彼の初期の作品で、穏やかな作風の中にも師であるドヴォルザークの影響とチェコ音楽の伝統が感じられます。同じくドヴォルザークの影響を受けた、サミュエル・コールリッジ=テイラーの「黒人のメロディ」は、黒人霊歌からインスピレーションを得たピアノ曲が原曲であり、彼自身が5曲をピアノ三重奏のために編曲しています。アルバムは1925年にフランク・マルタンが作曲したアイルランドの伝統的なメロディに基づく三重奏曲で締めくくられます。
(ナクソス・ジャパン)

ロベルト&クララ・シューマン:オーボエとピアノのための作品集
ニコラス・ダニエル(オーボエ)、ジュリアス・ドレイク(ピアノ)

ニコラス・ダニエルは、1980年にBBCヤング・ミュージシャン・コンクールで優勝し、ヨーロッパを中心に活躍するイギリスの名オーボエ奏者です。彼はバロックから現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、デュティユー、ジョン・タヴナー、マクミラン、ティペットらの作品を初演して高い評価を得ています。また、ブリテン・シンフォニア、ハフナー・ウインド・アンサンブル、オルシノ・アンサンブル、ブリテン・オーボエ四重奏団の創設メンバーでもあります。
このアルバムにはシューマン夫妻の作品を収録。オリジナルのオーボエ曲は冒頭ロベルトの『3つのロマンス』だけで、他はダニエル自身の編曲に加え、クラリネット版やヴァイオリン版の編曲を収録、ダニエルはいずれも見事に吹きこなしています。また、室内楽の達人ジュリアス・ドレイクのピアノもたいへん味わい深いものです。
(ナクソス・ジャパン)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年08月16日 00:00