『か「」く「」し「」ご「」と「』実写映画化!原作者・住野よる作品はカルト的な名作揃い?
クラスメイト5人の青春の物語が描かれた小説『か「」く「」し「」ご「」と「』が実写映画化され、5月30日から公開される。主演は映画『MOTHER マザー』などに出演していた奥平大兼と、『沈黙のパレード』などに出演していた出口夏希で、若手俳優たちのW主演。登場人物がそれぞれ相手の気持ちが見えるという特殊な設定ながら、原作は「泣ける」と評判だ。
●原作者は「君の膵臓を食べたい」で大ヒットした住野よる
原作者は2015年に小説「君の膵臓をたべたい」でデビューした住野よる。デビュー作でいきなり大ヒットを記録し、累計発行部数は300万部を突破している。刊行から2年後には同作も実写映画化され、主演の浜辺美波がブレイクするきっかけにもなった。
また2018年刊行の「青くて痛くて脆い」も、2020年に俳優・吉沢亮と杉咲花が主演で実写化されている。同作では、孤独な大学生ふたりが「世界を変える」という目標を掲げた秘密結社を結成。しかし、時が経つにつれ当初の理想とはかけ離れた姿になってしまった秘密結社を、再び正すために奮闘するという青春ストーリーだ。
他にも2019年刊行の「よるのばけもの」も人気の作品。夜になると化け物になってしまう「僕」とひとりぼっちのクラスメイト・矢野さつきとの奇妙な関係が描かれた青春ファンタジー作品だ。同作は実写化はされていないものの、声優の松岡禎丞・佳村はるかを起用してオーディオブック化されている。
数々の人気作品を生み出してきた住野は、2024年に新作「歪曲済アイラービュ」を発表。同作は11の作品からなる短編集で、それぞれ「他人には見えない不思議なもの」が見え始め、世界滅亡を確信した人物たちの物語が描かれている。底辺YouTuberの生配信で世界滅亡が告げられる「滅亡型サボタージュ」をはじめとした、意外な所でストーリーが繋がっていく驚きが隠された展開など、見どころ満点のジェットコースターエンタメ作品だ。ぜひ住野よるが生み出す新たな世界を味わってみてはいかがだろうか。
住野よる 著書
タグ : レビュー・コラム
掲載: 2025年04月18日 17:34