宇多田ヒカル、安室奈美恵、星野源、藤井 風、XG等。「日本産R&B」を総覧する史上初の決定版ガイドブック「ジャパニーズR&Bディスクガイド──シティ・ポップ／渋谷系／日本語ラップと交差する和製グルーヴの誕生と成熟 1990s～2020s」刊行

「日本産R&B」を総覧する史上初の決定版ガイドブック「ジャパニーズR&Bディスクガイド──シティ・ポップ／渋谷系／日本語ラップと交差する和製グルーヴの誕生と成熟 1990s～2020s」が刊行される。

一時はブームとして隆盛を極めたジャパニーズR&B。2020年以降は新陳代謝も進み、新たな良作が増え続けている。近年ではSNSやストリーミング文化が発展したことで、海外でのジャパニーズR&B人気に火が付く喜ばしい現象も生まれた。オーセンティックな意匠と世相の血肉化からなる「変わりゆく変わらない音楽」を、ブラック・ミュージックの本場 アメリカを仰ぐように体現し続けるこの国のR&B。それが今や、国内外を巻き込んだ再評価にまで至っている。

しかし、日本産R&Bを体系的に整理した資料は存在せず、シーンの歴史はあまり語られてはこなかった。こうした状況を受け、史上初となる日本のR&Bの通史的ガイドブック「ジャパニーズR&Bディスクガイド──シティ・ポップ／渋谷系／日本語ラップと交差する和製グルーヴの誕生と成熟 1990s～2020s」が刊行される。

本書は、1990年代から2020年代までの全423枚の重要作を徹底レビューし、黎明期からディーヴァの時代、ネオ・ソウルの衝撃、オルタナティヴR&B、そして現在の拡散期まで――日本のR&Bが歩んだ35年を4章構成で総覧するガイドブック。また、各年代を代表するシンガー／クリエイターへのロング・インタビューも多数収録。1990年代のブーム、2000年代の黄金期、2010年代以降の価値転換を、当事者の言葉から立体的に読み解く。

▼書籍情報

「ジャパニーズR&Bディスクガイド──シティ・ポップ／渋谷系／日本語ラップと交差する和製グルーヴの誕生と成熟 1990s～2020s」