フジロックの会場(それもこぢんまりしたテント)で、通りすがりの観客の耳をグィッと惹きつけたり、映画「けものがれ、俺らの猿と」のエンディングで、彼らの楽曲が効果的に使用されてたり……など、さまざまな話題で、耳の早いリスナーの興味をそそっていたユニット、その名はASA-CHANG&巡礼。しかし、その実体をちゃんと知る者は……!!
まちのウワサ(その壱)~これがASA-CHANG&巡礼だ!

ルックス
ASA-CHANG(イラスト左)のルックスは中肉中背プラスワン。元ヘアメイク・アーティスト(カタカナ職業!)だったらしく、普段はとてもお洒落。いつもキワキワなセンスのTシャツをさりげなく着こなしているという目撃情報もアリ。
なんかよくわからん機械
ライヴではASA-CHANG自らが設計から開発までを手掛けた謎のポータブル・サウンド・システム〈巡礼トロニクス〉(と呼ばれているらしい。構造、スペックは不明)が大活躍! レトロ・フューチャーなルックスがとってもイカしたスグレモノ。今秋のツアーからは、さらにパワーアップした〈巡礼トロニクス2号〉が稼動するとのウワサ。
衣装
ASA-CHANG&巡礼のステージ衣装は浴衣(?)。演奏時を考慮してか、上下に分かれたセットアップ仕様になっている。生地も一般的な浴衣より若干厚めのタイプを着用?
見物人
なにげにミュージシャン多し(次ページ参照)! また最近増加してるのは〈巡礼トロニクス〉を触ろうとする見物人。撃つぞ!
演奏スタイル
かつて在籍していた某スカ・バンドでは、大太鼓とともにステージを練り歩いていたというASA-CHANGではあるが、巡礼では基本的にあぐらの姿勢でゆったりと演奏(でもテンションは当時のまま、というかそれ以上!!)。周囲の知人に説教をするときも、基本的には座りの姿勢で懇々と。
タブラ
ASA-CHANGが主に使用しているインド産の打楽器。タブラを叩く手の動きがあまりに速すぎるため、肉眼ではむしろゆっくりと動いているように見える――そんな理由から、ASA-CHANGには〈スロウハンド〉というなんともユニークなニックネームが付けられているとか(たぶん嘘)。
CD
これまでにリリースされたと思われる(されてます!)ASA-CHANG&巡礼のアルバムは2枚。左から、98年の『タブラマグマボンゴ』(トラットリア)、2001年の『花』(Hot-Cha)