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第6回 ─ ユアソンのサイトウジュンが、大好きな音楽について語りまくる!!

連載
四の五の言わずにタイトゥン・アップ!
公開
2008/01/17   14:00
更新
2008/01/17   17:50
ソース
『bounce』 294号(2007/12/25)
テキスト
文/サイトウジュン(YOUR SONG IS GOOD)

ユアソンのサイトウジュンが、大好きな音楽について語りまくる連載の時間だよ!

 メディア掲載不可レヴェルにまで到達した部屋の大掃除を敢行中。アナログ、CD、コミックの山、その解体と再構築。そしたら出るわ出るわで、再ディスカヴァリー in MY ROOMの嵐!となった。

  最初は奇跡の3人組、ミニットメンによる84年の4作目『Double Nickels On The Dime』(SST)。パンクでファンクでジャズで、結局どこの誰にも似ていない全43曲入りの大傑作。これも米国産ハードコア・パンクのひとつの到達点だろう。ちなみにスキモノ諸君、「ジャッカス・ザ・ムービー」のテーマ曲“Corona”はココに収録されているぞ。

続いて、カリビアン・ギターの名手、アーネスト・ラングリンの2000年作『Modern Answers To Old Problems』(Telarc)が出てきた。ドラマーのトニー・アレンと組んで、モダン・アフロ・カリビアン・ジャズをブッかましている。この時点ですんげえ爺様。しかし、一向に崩れる気配のないプログレッシヴな姿勢に何度もドギモを抜かれた恐ろしい一枚。当然、爆音で。

最後はNRBQの『Tokyo』(Rounder)っすか。96年の初来日公演を収録したこのライヴ盤における“I Love Her, She Loves Me”はその場に立ち会えていない自分のセンスを呪うくらいに最高。これがバンドってもんだぜ。

 つうわけで、この掃除まったく終わる気がしない。うわっ、今度はUKジャイヴの名盤、レイ・エリントン・クァルテットの『That's Nice!』が出てきちゃった……。また会おう!

PROFILE

サイトウジュン
YOUR SONG IS GOODのオルガン担当/リーダー。セカンド・アルバム『HOT! HOT! HOT! HOT! HOT! HOT!』(KAKUBARHYTHM/NAYUTAWAVE)はずっとリリース中。2008年はワンマン・ツアーやら曲作りやらで大忙し!〈http://www.kakubarhythm.com/ysigblog/〉にて詳細をチェックすべし!!