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第2回――スティーヴ・スティーヴンス!

連載
OSHIETAL
公開
2008/06/05   18:00
更新
2008/06/05   18:08
ソース
bounce 299号(2008年5月25日発行)
テキスト
文/山口 コージー


メタル・ビギナーのキミに俺が本物の鋼鉄盤を教えたる! 今月のテーマは、9年ぶりのソロ・アルバム『Memory Crash』を発表したスティーヴ・スティーヴンスだ!! そもそもビリー・アイドル・バンドで人気が爆発した彼だが、映画「トップガン」のテーマ曲をソロ名義で提供→グラミー受賞をきっかけに独り立ちし、マイケル・ジャクソン『Bad』への参加でさらなる成功を手に入れる。また、それと同時期に自身の率いるバンドを結成&即解散させ、マイケル・モンローとエルサレム・スリムとしての活動を開始している(が、デビュー作の完成間際にモトリー・クルーを解雇されたヴィンス・ニールのバンドへ電撃移籍し、世界中を驚かせた)。他にも、テリー・ボジオ&トニー・レヴィンとのグループで2枚のアルバムを残してみたり、ビリー・アイドルと復縁してみたり、氷室京介のツアーに参加してみたりと、いろいろな場面で活躍しているわけだ……と、一気に振り返ってしまったが、ここで確認しておきたいのがビリーもヴィンスもマイケル・モンローも、〈スティーヴが離れてから失速してしまった〉という事実。要するに彼は天才なのだ。

で、字数も尽きようとしているなか、強引に新作の話に繋げよう。これが久々にテクを押し出した痛快なインスト盤で……後は実際に聴いてみてくれ。なぜみんなが彼を必要とするのか、理解できるはずだ。そう、これを聴かずしてメタルをカタルべからず!!

 

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