タマゴからかえったばかりのロック・バンドが登場!
みなさ～ん、コ～ンニチハ～! タマゴからかえったばかりのロック・バンドが集まる〈ROCKひよこ組〉担任のタマコです! すっかり秋ですね～。首筋に触れる風がちょっぴり寂しい今日この頃ですが、タマコはすっかり食欲にまみれております。サンマ最高! ということで、今月はそんなセンティメンタルな季節にぴったりのひよこちゃん、ファースト・フル・アルバム『Stylus Fantasticus』（Penguinmarket）をリリースした紅一点を含むインスト3人組のsgt.を紹介します。99年生まれという結構年長さんですが、54-71やTHE WORLD HERITAGEらとライヴ共演を重ねつつ、2005年の『perception of causality』発表を期に広く話題となります。各メンバーともsgt.以外に旅団やtraumeraiといったバンドでも活躍中で、なかでもヴァイオリンの成井幹子ちゃんは勝井祐二さんと師弟関係とも言える間柄。彼の血を受け継いだかのような男子顔負けのパワフルさとしなやかさを自在に操る彼女のプレイがsgt.の肝で、ストイックでダイナミックなナンバーから漂うようなギター・ノイズと絡むミッド・チューンまで、ひよこながらアダルトで洗練されたサウンドにウットリです。今回はいつもと趣の違うおともだちでしたが、これがひよこ組の層の厚さかと、ウフフ。それではまた次回☆
ひよこ組のおともだち
LOVE LOVE LOVE 『ターコイズ』 アミューズ（2008）
メガネ率100%の3人組によるミニ・アルバム。さまざまな音楽的要素を含んだものが多いなか、彼らの音はシンプルで素朴。はっぴいえんど直系のグッド・メロディーと、日常を優しく切り取った詞に胸キュンです。
NUBO 『Unglazed』 BADASS（2008）
横浜か発の4人組によるセカンド・ミニ・アルバム。分厚い音の感触にハード・ロックを感じたり、妙に海が似合う（キマグレン的）ナンバーやファンク・ポップ、お祭りロックンロールと統一性ゼロ!な内容ですが、なんか楽しげ。
