SLIM THUG 『Boss Of All Bosses』 Boss Hogg Outlawz/E1(2009)
テキサスのボスが放った地元シーンを結束させる一撃! UGKにポール・ウォール、デヴィンら、同地の連中とのルードなコラボはどれも最高だが、なかでも新旧の14MCを招いた“Welcome 2 Houston”がスゴスギ! 早くも古典入り決定! (升本)
E.S.G. 『Digital Dope』 Gracie(2009)
テキサス最強のハードコアMCが放った強力な復活作は、スクリュード・アップ・クリックのリル・キキやC・ノートら馴染みのメンツがサポート。ビッグ・Tが歌い上げる“Making Money”やメロウな“Paying My Dues”あたりの雰囲気は好きモンにゃたまらんはず! (升本)
BIG POKEY 『Evacuation Notice』 E1(2008)
スクリュード・アップ・クリックの盟友たちやビッグ・マイク、ポール・ウォール、パパ・ルウら地元の才が結集したヴェテランの力作。“Still Tippin”をサンプったスリム・サグとの“Boss Hogg On Candy”をはじめ、泥臭いテキサス・スタイルをたっぷり聴かせてくれる。(升本)
LIL KEKE 『Loved By Few, Hated By Manu』 TF/Universal(2008)
南北の関係が微妙だったヒューストンだけに名曲“Southside”で知られるドン、リル・キキが北部のスウィシャハウス入りしたのはちょっとした事件だった。古参らしく南北のスタイルを巧みにブレンドしているが、なかでも“I'm A G”がやはり最高! (升本)
TMI BOYZ 『Grindin For A Purpose』 Track Muzic/Select-O-Hits(2008)
ヒューストンやガルヴェストン出身の新進ユニット。ゼイトーヴェンやこの後プライズとの仕事で名を上げるネクロナムらがバックを固めた全国区対応のグラインド・チューンが満載だが、スモーキーでブルージーな語り口は隠しようもなくTX流儀! (出嶌)