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ひよこNo.19 The New House

連載
ROCKひよこ組
公開
2009/11/18   18:00
更新
2009/11/18   18:01
ソース
『bounce』 316号(2009/11/25)
テキスト
文/タマコ


タマゴからかえったばかりのロック・バンドが登場!





みなさ~ん、コ~ンニチハ~☆ タマゴからかえったばかりのロック・バンドが集まる〈ROCKひよこ組〉担任のタマコです! 年末に近付くほど切なさが募る(タマコだけ?)今日この頃、すっかりお寒うございますね。今回はそんな心をと~ってもホットにしてくれるパワフルなひよこちゃん、ファースト・ミニ・アルバム『Want Alone But Help Me』(SECOND ROYAL)をリリースしたThe New Houseを紹介します! 東京を拠点に活動中の5人組で、結成して……どころか楽器を持ってまだ1年ほどだとか! ひよこっていうかもう……ですね(何?)。そのイノセントでスレてない感じが初々しくて、心の底から楽しい気分にしてくれるポップな楽曲を聴かせてくれるんです!

「最初はみんな(楽器の)初心者だったので、とりあえずできることからやっていった感じです。自分たちが演奏していて楽しいものを、エフェクトはあまり使わず、アレンジの面に意識を置いて作りました」(Yuta、ヴォーカル/ギター:以下同)。

本当に初心者だったの?と思わせる発言ですが……とにかく、初期のブラーがストロークスみたいなガレージ・ロックをやったらこうなるかもね~って感じのカラフルなサウンド。高音でちょっとクセのある歌声も味があってとってもイイんです! また、今回はベル・アンド・セバスチャンなどのエンジニアを担当していたデヴィッド・ノートンがプロデュースを手掛けているんです。

「レコーディングはすべてが初めての体験だったので、すべて苦労しました。でも良い意味で肩の力を抜いてできたと思います。デヴィッドからは自信を持って音を出すことが重要ってことを教えてもらって。あと、今回のアルバムはずっとライヴでやってきた曲を録音したので、これまでラフに弾いていた部分のアレンジを細かく練り直したりしました。改めて曲を理解していくような作業で、楽しかったですね」。

〈出来上がりは満足?〉と訊くと、「充実感はあります。でも満足だと自覚してしまうと前に進めない気がするので……」なんてコメントが何ともいじらしい……。で、新曲もモリモリ作っているらしく、今回とはまた違う感じの楽曲ができているんですって! とにかくこの子たちからはたくさんの元気をもらえます。ぜひ聴いてみて! ではまた次回☆



ひよこ組のおともだち



SEBASTIAN X 『ワンダフル・ワールド』 we are

パンク~ハードコアから転身したという男女混合4人組ポップ・バンド。ソウルフラワーユニオンを思わせる大衆歌謡臭がムンムンで、泣き笑い要素が満載! ギターレスでキーボードが際立ち、ローファイ風な音もカワイイです。

 

THE QUESTIONMARKS 『Boo! I'm A Ghost!』 Tokyo No

ヴォーカル&ギターとドラムスの2人組。高速ドラムとファズ・ギターの重量感たっぷりなガレージ・サウンド……のまわりをピュンピュンとシンセ音が躍り、サイケな空気が充満……って何だソレ!? とにかく危険すぎる!

 

レコライド 『絶叫みだれラリーランド』 GREED

8ビットをスパイスにした激烈ポップなダンス・ロックで、そのイケイケぶりに頭がクラクラ……。歌メロは実にJ-Pop的で、ヤンチャな女の子ヴォーカルもイイ感じです。Perfume好きもPOLYSICS好きもまとめてお世話になりましょう!

 

ザ・ビートモーターズ 『気楽にやろうぜ』 SMALLER

RC、エレカシ、フラカン……思い浮かんだのはこんな名前だぜ。(良い意味で)やたら暑苦しくてファンキーでセンティメンタルなロックンロールが頼もしいぜ。ツェッペリンみたいな“愛をさがして”はタマコ的大ヒットだぜ!