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THE BLUE HEARTS

連載
NEW OPUSコラム
公開
2010/03/04   20:10
更新
2010/03/04   20:14
ソース
bounce 318号 (2010年2月25日発行)
テキスト
文/カシワサン

誰の心のなかでも終わらない歌を歌おう

 

解散して約15年が経ってもなお、悪ガキどものハートを鷲掴みし続けるバンド、ブルーハーツ。このたび結成から25周年を迎え、2枚のトリビュート盤が登場した。まずはCHEHONやRUEEDらの参加による『RESPECT!!! The BLUE HEARTS -A Reggae Tribute To THE BLUE HEARTS-』。レゲエはブルーハーツに通じる〈反骨〉を根底に持つからかどの曲も魅力的で、特にMISON-B“少年の詩”は原曲の雰囲気を損なわずより軽快に改編されているのが素晴らしく、DOMINO-KAT“チェインギャング”は叫びたい衝動を抑え(時に発散し)て絞り出す歌に聴き入ってしまう渾身の一曲だ。また、jealkbやメロン記念日らによる『THE BLUE HEARTS "25th Anniversary" TRIBUTE』は、THE COLLECTORS“リンダリンダ”やニューロティカ“終わらない歌”と、同時代を生きた縁が抜群の説得力を持たせているヴェテランのカヴァーに注目!

このように双方のジャンルレスな参加メンツを見ると、もはやブルーハーツから影響を受けていないアーティストを探すほうが難しいのかも? いずれも興味深い内容です!

 

▼文中に登場した作品を紹介。

左から、『RESPECT!!! THE BLUE HEARTS  -A Reggae Tribute to THE BLUE HEARTS-』(ARIOLA JAPAN)、『THE BLUE HEARTS "25th Anniversary" TRIBUTE』(徳間ジャパン)