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MUSHROOM PILLOW

連載
NEW OPUSコラム
公開
2010/09/03   17:15
更新
2010/09/08   18:00
ソース
bounce 324号 (2010年8月25日発行)
テキスト
文/白神篤史

 

インディー・ロック好きなら、スペインのこのレーベルを押さえておかなきゃマズイって!!

 

W杯での初優勝も記憶に新しいスペインですが、かの地ではサッカーのみならず、いまインディー・ロックも物凄い盛り上がっていることをご存知でしょうか? その中核を担うレーベルこそ、設立10周年を迎えたマッシュルーム・ピロウ。マドリードに拠点を置き、ラ・ハビテイシオン・ロヤなど後に地元で大きな支持を集めることとなるバンドを多数輩出してきた……そうなんですが、これまで日本でその情報を耳にすることはほとんどありませんでした。しかし、デロレアンの2010年作『Subiza』によって一気に知名度を上げると、このほど間髪入れずにレーベル人気を決定付けるであろう2タイトルを放ってきたのです。

まずはトライアングロ・デ・アムール・ビザーロによるシューゲイザーな初作『A Santo』。極美の男女ツイン・ヴォーカルとマイブラも顔負けの轟音ノイズが織り成すサイケデリックな音世界は圧巻です。一方の5人組ギター・ポップ・バンド、ポロックによる『Getting Down From The Tree』もヤバイんですよ。フェニックスやパッション・ピットと比肩する完全無欠のマジカル・ポップに中毒必至! いまからこのレーベルをチェックしておくとカッコイイと思います。

 

▼文中に登場した作品を紹介。

左から、トライアングロ・デ・アムール・ビザーロのファースト・アルバム『A Santo』(Mushroom Pillow)、ポロックのニュー・アルバム『Getting Down From The Tree』(Mushroom Pillow/インパートメント)

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