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Base Ball Bear

連載
NEW OPUSコラム
公開
2010/10/20   15:38
更新
2010/10/20   15:38
ソース
bounce 325号 (2010年9月25日発行)
テキスト
文/土田真弓

 

〈PROJECT: DESIGN TO xxLL/xxSS〉と銘打ち、出来たばかりの新曲やその制作風景をドキュメンタリー・タッチでYouTube上にアップしてきたBase Ball Bear。そのゴール地点となる2枚のコンセプト・アルバム『CYPRESS GIRLS』『DETECTIVE BOYS』がいよいよリリースされる。ボーイズ&ガールズの日常を〈DEATHとLOVE〉(資料より)な視点で綴った2作品となり、すでに公開中の山口一郎(サカナクション)が参加した“kimono-me”、acco(チャットモンチー)と呂布(元ズットズレテルズ)をフィーチャーした“クチビル・ディテクティヴ”をはじめ、マイケル・ジャクソンがプチ憑依したかのようなファンク・ロックやサイケデリックに広がるダブ・ポップ……と、実に多彩なアイデアが盛り込まれた楽曲が並ぶ。

PVのディレクションも含め、自身がイメージする音、世界観をどこまで忠実に再現できるか——そんな命題に挑戦した末の全16曲。非常に洗練されたポップ・ミュージック集だが、位置付けとしては〈3.5枚目〉だという。これが4作目への布石? だとすると、その完成度っていったい……!?