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【第8回】――ZOKKON -addictive special

東京女子流×バニラビーンズ

タグ
女性アイドル
連載
ZOKKON -candy floss pop suite-
公開
2012/04/11   18:00
更新
2012/04/11   18:00
ソース
bounce 342号(2011年3月25日発行号)
テキスト
進行・文/ピ〜ス!久保田


相思相愛コラボを実現した両者の、な・ま・め・ま・い対談!

 


東京女子流

 

ファンクネスの度合いにも程がある(もちろんホメ言葉!)痛快なシングル——“Limited addiction”“Liar”“Rock you!”を経て、セカンド・アルバム『Limited addiction』を発表した東京女子流。プリンスを彷彿とさせるミネアポリス流のポップ・ファンク“Sparkle”、アダルト・オリエンテッドな匂いも湛えた“Regret.”、ヴォーカル・スキルの真価を問われるバラード・ナンバー“追憶”といった新曲群には、信頼を寄せるお姉様方=バニラビーンズとコラボした“眩暈”のような冒険曲も。というわけで、今回はバニビのお二人にもご協力いただき、〈北欧女子流〉のZOKKONなインタヴューをお届けします!

 

——曲のクォリティーやアルバム全体のバランス感など、『Limited Addiction』は各方面で絶賛された前作『鼓動の秘密』を軽く凌いでみせた内容になったと思うんですけど、バニビのお二人の感想は?

リサ「すごく良かった〜」

レナ「今回のアルバムで、女子流ちゃんの振り幅が広くなったなって思う。なかでも惹かれたのは“追憶”。いままでにない女子流ちゃんが聴けてうれしい!」

山邊未夢「〈THE バラード〉って感じですよね(笑)」

庄司芽生「歌いこなすのは本当にたいへんでした。最低限の音しか入っていないので、音程をとるのがすごく難しくって」

——相変わらずハードルの高い曲が多いですよねえ……コラボ曲“眩暈”はどうでした?

レナ「最初は、5人以外の声が入っちゃっていいのかなって思ったんですけど(笑)、ディレクターの方に〈バニビと女子流の声は合うね〉って言っていただいて、すごく救われました」

中江友梨「やっぱり声が大人っぽいですよね。バニビさんが入って曲が一気にオトナになりました!」

レナ「平均年齢グッと上げたからねえ(笑)」

リサ「平均身長も(笑)」

新井ひとみ「どうやったらそんなに伸びるんですか〜」

リサ「わかんな〜い、勝手に伸びちゃうの(笑)」

——新曲といえば、“Regret.”の歌い出しは……。

芽生「ハイッ!」

リサ「だよね! 最初、ひーちゃんかな?って思ったんだけど」

芽生「歌い出しの印象で曲の雰囲気が変わってくるじゃないですか。だから、レコーディングのときはすごく緊張して」

——――ガッチリ掴まれましたよ、出だしの〈ねぇー♪〉で(笑)。

レナ「じゃあ、みんなにいちばん好きな曲を訊いていきましょうか。まずは未夢ちゃん」

未夢「“Sparkle”です。“おんなじキモチ”みたいな可愛い曲も好きなんですけど、女子流はダンス・ヴォーカル・グループ、歌って踊ることをメインにしているので、こういうカッコイイ曲はやっぱり盛り上がりますね!」

ひとみ「ひとみは“Rock you!”が好き。〈イチッ!ニッ!サンッ!〉ってファンの皆さんといっしょに盛り上がれるところもすごく好きだし、途中にアクロバットというか、ブレイキングのようなそうじゃないような振り付けがあって(笑)」

レナ「あの振り付けはけっこう大変だったと思うけど、アザとか作らなかった? タイツの下が実はアザだらけだったりとか(笑)」

友梨「中身は大丈夫です(笑)」

ひとみ「練習のときはバレーボール協会認定のサポーター付けてましたけど(笑)」

レナ「(笑)。友梨ちゃんはどの曲?」

友梨「私は“追憶”です。せつなくてオトナっぽい曲なんですけど、ディレクターさんに〈オマエらにもこういうカッコイイ女性になってほしい〉みたいなことを言われて、がんばります!って歌いました(笑)。〈一生会えなくていい/何も残らなくていい〉っていう歌詞があって、そういう気持ちはよくわからないし、実際に恋をしたらどうなるかわからないし、スッと身を引けるのかわからないですけど、なんかカッコイイなあって」

レナ「めいてぃんは?」

芽生「私は“眩暈”です!」

レナ&リサ「(拍手!)」

芽生「コラボというのが初めてで、しかもその相手がバニラビーンズさんっていうのがうれしかったし、この2組だから歌える歌だなって思ったし、すごく新鮮な体験でした」

リサ「お姉さんたちもこれ以上の幸せはないですよ! ねっ。バニビではありえないぐらい踊ってる曲だし。肩こり解消になる(笑)」

 


バニラビーンズ

 

……と、話も盛り上がっているところで、バニラビーンズのニュー・シングルについても触れておきましょう。バニビ史上もっともせつなくウェットなナンバーだった前作“トキノカケラ”から一転、60年代のアメリカン・ポップス・フレイヴァーをトッピングした軽快で愉快で爽快なポップ・ナンバーになっている“チョコミントフレーバータイム”。カップリングには大滝詠一のカヴァー“1969年のドラッグレース”なんていう好事家泣かせの曲も!

 

未夢「いままでいっぱいバニラビーンズさんの曲を聴いてきたんですけど、今回はいつもとちょっと違う、新しいバニラビーンズさんが聴けました!」

リサ「あっ、わかる?」

芽生「うん、ちょっと違った感じ!」

ひとみ「いつもはゆったりしてる曲が多い印象なんですけど、今回はアップテンポというか……楽しそう!」

友梨「歌詞が可愛らしかった〜」

——PVでアイスクリームを鷲掴みで食べてるところは可愛いと言っていいのかどうか……(笑)。

リサ「風船をヒールで割ったりもしてますしね」

レナ「そのへんはバニラビーンズらしさということで(笑)」

 

というわけで、残念ながらケガのために欠席していたあぁちゃんこと小西彩乃ちゃんも、取材の数日後にめでたく復帰! 最上級のポップ・ミュージックを届けてくれる東京女子流ならびにバニラビーンズには、引き続き最上級の愛を捧げたいと思います!……ZOKKON!!