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ceroのcontemporary exotica records online(第1回)

連載
皿えもん
公開
2012/06/22   16:00
更新
2012/06/22   16:00
テキスト
文/高城晶平(cero)


アーティストが各テーマに沿ったお皿(CD)を紹介する連載! ceroのメンバーが考える〈エキゾ〉なディスクを紹介します! 第1回は高城晶平のエキゾ盤!



cero



AURAL EXCITERS 『Spooks In Space』 ZE



こんにちは、ceroの髙城晶平です!
われわれは〈contemporaly exotica rock orchestra〉の略称としてceroというバンド名を名乗っています。ここではさまざまな音楽を広く(ムリヤリ?)〈エキゾ〉という概念に則って、紹介していきたいと思ってます。

というわけで、第1回に僕が紹介したいのは、オーラル・エキサイターズの『Spooks In Space』!!
去年の夏頃からエキゾとノーウェイヴ、そしてディスコがゴッタ煮状態になったレーベル、ZEにドハマりしてて、なかでもそれらがドロッドロに煮込まれたオーラル・エキサイターズにブッ飛ばされてしまった……というか、僕のなかの〈エキゾ〉の概念がポーンと次の次元に押し上げられてしまったんです。
このグループ、実はキッド・クレオール&ザ・ココナッツやオリジナル・サヴァンナ・バンドを率いたオーガスト・ダーネルによる覆面バンドで、コーラスにリジー・メルシエ・デクルー、ホーン隊のなかにジェイムズ・チャンスの名があり、さながらZEオールスターズ!! 超豪華メンツ!なのです。

余談ですが、細野晴臣さんはオリジナル・サヴァンナ・バンドがグラミー賞を獲ったのを見て、〈ディスコに乗せればエキゾも売れる!〉と睨んでYMOを着想した……となんかのライナーノーツに書いてあるのを読んだ気がします。
その潮流が、セニョール・ココナッツの『Yellow Fever』によって原点へ帰って行くことを考えると、ム・ネ・ア・ツ……!!! イエーイ☆

というわけでオーラル・エキサイターズ、即ゲットですぞ!! バイバ~イ☆



PROFILE/cero



高城晶平(ヴォーカル/ベース/ギター)、橋本翼(ギター/クラリネット)、荒内佑(キーボード/ベース)から成る3人組。2004年に結成され、都内を中心にライヴ活動を行うなか、2008年のコンピ『細野晴臣 STRANGE SONG BOOK -Tribute to Haruomi Hosono 2-』収録の鈴木慶一“東京シャイネスボーイ”へ演奏で参加したほか、同年の『にほんのうた 第二集』にて“青い眼の人形”のカヴァーを提供。2011年にファースト・アルバム『WORLD RECORD』(KAKUBARHYTHM)をリリース。今後〈フジロック〉をはじめ多くのフェス/イヴェントへの出演が予定されているなか、現在はニュー・アルバムの発表に向けて絶賛レコーディング中! 詳しい情報はコチラへ!!