BOYFRIEND First Date with BOYFRIEND in JAPAN @ 日本武道館（2012年6月30日 16:45）

昨年春に韓国でデビューを果たし、キュートなルックスと愛らしいキャラクターで高い人気を獲得したBOYFRIEND。今年には本格的な日本進出を発表、5月に東京湾で船上記者会見を行ったことも話題になった彼らが、6月30日に東京・日本武道館で初のショウケース・イヴェント〈First Date with BOYFRIEND in JAPAN〉を開催しました。合計4回実施された公演のなかから、3回目のステージをレポートします。

公演の開始を知らせるオープニング映像が大型モニターに映し出されたあと、6人がステージの上部から登場。「みんなー! 本当に会いたかったよー!」という声が響き渡ると、韓国デビュー曲の“Boyfriend”がスタート!　ニコニコと笑顔を浮かべながら客席に向かってピースをしたり、会場全体を見回したりと、それぞれが日本武道館というステージに立てたこと、多くのファンが集まってくれたことなどへの感謝の気持ちを1曲目から表現しているようでした。

メイン・ステージの中央から伸びた花道の先に作られたセンター・ステージへ移動し、ダンスをフィーチャーしたイントロを経て、韓国サード・シングルの“I’ll Be There”へ。アリーナの真ん中に設置された舞台だけに、2階や3階のお客さまに手を振ったり、ハートを作ったりして、ファンからの愛情に丁寧に答えている姿が印象的でした。続いてミディアム・チューンの“You & I”でクールな魅力をアピール。ガラッと雰囲気を変え、大人っぽい表情を浮かべた彼らにドキッとした方も多かったのでは?

“You & I”が終わると、トーク・コーナーへ突入。3曲を立て続けに披露したということもあって、自己紹介中にしきりに汗を拭いていた彼ら。ちょっとずつと落ち着いてきたところで、今回のタイトルが〈First Date〉になったことについて聞かれると、ミヌくんが「僕たちのグループ名がBOYFRIENDなので、ファンのみなさんを彼女だと思っています。それで、タイトルがデートですねー!」と日本語で説明。日本武道館のステージに立った感想については、ドンヒョンくんが「思っていた通り、すごく大きな会場ですね」と話して、それを通訳の方が訳しているときに、他のメンバーの手によって頭にタオルを巻かれるヨンミンくんの姿が……。客席からキャー!と黄色い声援が上がり、メンバーが「かわいい～」と話しているのを見て、すかさずヨンミンくんが「私はカリスマです!」と力強く切り返し、ミヌくんが「私もカリスマです!」と応えるというやりとりが行われ、会場からは笑いが起こってました。

そのほかにも、日本デビュー・シングル“Be my shine～君を離さない～”のアクセントとなっている振り付け〈フレンド・キッス〉を、「末っ子が教えてあげます～。みなさん! 練習してみましょう!」とミヌくんがレクチャーしたり、8月に東京と大阪でファンクラブ・イヴェントが決定したことをアナウンスしたりと、さまざまなトピックが。その後、KARAのジヨンちゃんやWonder Girls、U-KISS、miss Aのスジちゃん、MBLAQのイ・ジュンくん、B1A4、INFINITE、SISTAR、K.WILLさんといった人気アーティストからのお祝いVTRが登場し、BOYFRIENDの武道館公演に花を添えていました。

今回のショウケースでは、回ごとにメンバーによるサプライズ・パフォーマンスが用意されていました。3回目のステージでは、リーダーのドンヒョンくんによるエリック・ベネイの“Still With You”のカヴァーが!　 表現力豊かな彼の甘いヴォーカルがじっくりと楽しめる素敵なステージ。一輪の花を手に、観客にプロポーズをしているようなラストを迎える、とてもロマンティックな演出で幕をとじました。

ちなみに、1回目はヒョンソンくんがドラマ「Secret Garden」の主題歌“その男”を、2回目はジョンミンくんがKさんの“Only Human”をピアノ弾き語りで披露し、4回目はヨンミンくん、クァンミンくん、ミヌくんによるダンス・パフォーマンスだったそうです。いずれも魅力的な内容ですよね。

その後は、海外での活動や5月の船上記者会見、日本武道館でのリハーサルでの模様を捉えた映像を経て、“ひとりじゃないふたり”へ。ステージ上段にメンバーが登場し、マイクスタンドを使って、じっくりと歌を聴かせます。アッパーなアレンジのトラックに乗せて、アクセント・ダンスでしっかりとパフォーマンスを見せてから、「Let’s Go―!」という声がかかると、セカンド・シングル“Don’t Touch My Girl”へ突入。イントロから一気に自分たちの世界観へ惹きこんだかと思うと、オーディエンスは大きなコールでメンバーに応える……。6人とファンの一体感がとても心地よい、素晴らしいステージでした。

ドンヒョンくんが「僕たちのデビュー曲を、日本語で歌います!」と話すと、ジョンミンくんから「せっかくだから、みんなの近くにいかない!?」という提案が。舞台上でくじ引きが行われ、3チームに分かれたメンバーたちが向かったのは、センター・ステージの左右と前方に設置された赤、青、黄の台。くじ引きで決定した色の上に2人ずつ乗ると、1階の観客の間をぬって、2階席、3階席の近くまで移動し、台が上昇（！）。もっともっとファンに近づきたいという思いから用意されたサプライズに、ファンは大興奮!　「みんなの近くにいけてよかったね～」と話すメンバーの姿もほほえましかったです。

本編ラストを飾ったのは、日本デビュー曲となる“Be my shine～君を離さない～”。Sweetuneが手掛けたこの曲は、どこか懐かしくも切ない雰囲気が漂うキラキラとしたポップ・チューンで、松井五郎氏による日本語詞との相性も◎。MCで練習した〈フレンド・キッス〉もバッチリ決まり、会場の盛り上がりも最高潮へ。

「ありがとうございましたー!」「また会いましょうー!」と話し、その場から去ろうとするメンバーのなかで、「メンバーもバイバーイ!」と一人ステージに残ろうとするミヌくん。「まだ帰りたくないよー」と駄々をこねるも、「もう時間がありません!」とメンバーから諭され、「時間がありませんか?　仕方がないです……」と納得した様子。しかし「……まだやりたい!」と、名残惜しそうな表情を浮かべるなか、メンバー全員が一列に並び、手を繋いで「ありがとうございましたー!」とご挨拶。ここで終わりかと思いきや、再びミヌくんがメンバーとは別方向へ進み、ステージに残りそうな雰囲気……。すかさず「ミヌさん!」と声をかけられ、「こっちじゃない?　すみません～」と会場をあとにしていました。

会場から次々とアンコールの声が挙がるなか、「アンコール?　声が小さい～」「どうしようかなぁ～」と声のみで渋るメンバー（笑）。どんどんとお客さまを煽ったところで、Tシャツに着替えた6人が再びステージに登場。“Be my shine～君を離さない～”がはじまると、それぞれがいろんな方向に散らばって手を振り、集まったファンへ感謝の思いを一生懸命伝えていたことが印象的でした。「気をつけてお帰りください～」という細やかな気遣いもみせ、メンバーが姿を消すと正面のモニターには「また会いましょう！I'm your BOYFRIEND」という直筆のメッセージが登場し、この日のライヴは終了。さまざまなサプライズとファンへのサーヴィス、ショウケースながらしっかりと魅せるパフォーマンスを展開したBOYFRIEND。韓国デビューから1年、少年から大人へと成長する過程でしか表現できない輝きを放ちながら、どんどんと成長を遂げている彼らだけに、日本デビューを経てどのような姿を見せてくれるのか楽しみです。

■BOYFRIEND “Be my shine ～君を離さない～”

●封入特典【全形態共通】
◆イベント参加券付きラブレター
（イベント“ハイタッチ会”の参加券付き各メンバー別直筆ラブメッセージ［プリント］入りトレーディングカード）
※全6種のうち1種をランダム封入
※イベント内容等、詳細は決定次第お知らせします。