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外道

受け継ぐべきところは、サウンドよりも〈魂〉だ!

連載
360°
公開
2013/12/25   00:30
更新
2013/12/25   00:30
ソース
bounce 361号(2013年11月25日発行)
テキスト
文/久保田泰平


ダイナミックで扇動的な音楽を鳴らしていた外道に対して、70年代初頭の日本では〈最強のハード・ロック・バンド〉と賞するしか語彙がなかったのだろうが、その音楽や行動を通じて放たれていた革命的精神は、あきらかにパンク。ゆえに、現代のバンドのなかに似通ったディテールで影響が表出している例は少ない。そんなわけで、本人たちの本意は別に、外道が携えている〈魂〉の部分を受け継いでいそうなバンドを考えてみた。で、思いついたのが……常にロックンロールで何かを起こそうと邁進している同じく3人組のサンボマスターや、ステージングから窺える唯我独尊ぶりに相通じるものを見るZAZEN BOYS。そして、横山健。ブルーハーツを起点に日本の先達を遡り、実際に外道の音楽にも触れた横山だが、数年前に自身のブログで、〈オレは70年代から脈々と流れる「日本のロック」の末裔〉と記している。



▼関連盤を紹介。
左から、サンボマスターの2013年作『終わらないミラクルの予感アルバム』(Getting Better)、ZAZEN BOYSの2012年作『すとーりーず』(MATSURI STUDIO)、BBQ CHICKENSの2013年作『Broken Bubbles』(PIZZA OF DEATH)

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