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【第30回】――ビン・ジ・リン

連載
ハマ・オカモトの自由時間
公開
2014/03/20   00:00
ソース
bounce 364号(2014年2月25日発行)
テキスト
構成/編集部


ハマ・オカモト先生が聴き倒しているソウル〜ファンクを自由に紹介する連載!



【今月の課題盤】BING JI LING 『Por Cada Nube...』 RAK/Tummy Touch(2013)

この間、たまたま家でボーッとしていた時、某音楽誌を隅から隅まで読んでみようと思って、個人的にそんなに興味ないところも読みながら(笑)、何となく気になったものを試聴していたんです。そのなかにこのビン・ジ・リンの『Por Cada Nube...』が小さく載っていて。すごくいいなと思った“You Could Have Been A Lady”という曲だけをダウンロードして聴きまくって、アルバムもいいんじゃないかと思って買ってみたら、めっちゃ良かった! 正直このビン・ジ・リンというアーティストについてはまったく知りません。とはいえ、トミー・ゲレロのバンド・メンバーで、フェノメナル・ハンドクラップ・バンドでも活動している人だということだけはわかりました。

なんでこれに興味を惹かれたかっていうと、最近個人的にAORが気になっているから。その記事とかタワレコの店頭でも〈AORのエッセンスが……〉みたいな紹介がされていたんです。AORと一口に言っても解釈はさまざまですが、このアルバムはディスコ、ソウル/ファンクの感覚が強いですね。踊れる曲揃いで、ちょっとジャミロクワイっぽい曲もあったりして、しっかりバンド・サウンド。最初に気に入った“You Could Have Been A Lady”は、ホット・チョコレートという70年代から活動しているUKのバンドの初期曲をカヴァーしたものだそうで、だからかアルバムのなかでもちょっと浮いている感じだったんですよね。

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最近よく新作をチェックするようになって思うのが、かつてのリヴァイヴァルを感じさせる作品が多いなか、やっぱり〈これ聴くなら本家のほうを聴くわ〉と思うものもけっこうあるんです。でもこのアルバムはそうならなかった、久しぶりに。いまの時代だからこその音が鳴っていて、なおかつそれがカッコイイ。本家のディスコは曲の尺が7分くらいあったり、アルバムを聴いても光っているものは1、2曲だけであとは飽きちゃって聴けない、みたいなこともありますが、こちらはどれも3〜4分程度で8曲入りとコンパクトなのもいいですね。

彼のライヴ動画を探すと、一人でループ・ステーションを使って演っているのが上がっていましたが、これはバンド・セットで観たいですね。来日してほしいです。今年は早々からこんな良い作品と出会えて幸先いい!

 

PROFILE/ハマ・オカモト



OKAMOTO'Sのヒゲメガネなベーシスト。バンドとしては、ニュー・アルバム『Let It V』(ARIOLA JAPAN)を引っ提げた全国ツアー〈OKAMOTO'S TOUR 2014 Let It V〉の真っ只中! また、花澤香菜のニュー・アルバム『25』で演奏に参加したり、3月17日に行われるTHE BAWDIESのスペシャル・ライヴ〈ROCKIN' THIS JOINT TONIGHT〉へのゲスト出演も決定するなど、ソロ・プレイヤーとしても大忙し! さらなる最新情報は〈www.okamotos.net〉へGo!

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