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Shout it Out×「SCHOOL OF LOCK!」とーやま校長&あしざわ教頭未公開対談[前編] 〈未確認フェスティバル〉タワレコ支部番外編

連載
未確認フェスティバルタワレコ支部
公開
2016/03/18   17:00

 

 

TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局で放送中の人気番組「SCHOOL OF LOCK!」と、NTTドコモ、レコチョク、タワーレコードがインディーズ活動支援する〈Eggsプロジェクト〉がタッグを組み展開する10代アーティスト限定の音楽フェス〈未確認フェスティバル2016〉。初年度となった昨年からチェックしている人はもちろん、今回初めて知ったという人も、〈未確認フェスティバル〉のことをより深く紹介する連載〈未確認フェスティバルタワレコ支部〉。今回は、現在タワーレコードほかCDショップ店頭で配布中のフリーペーパー〈号外 Shout it Out「僕たちが歌う明日のこと」発売記念スペシャル企画〉に掲載されている「SCHOOL OF LOCK!」のとーやま校長&あしざわ教頭との対談の未公開トーク前編をたっぷりお届け!

 

 

“逆光”さえあれば、〈未確認フェスティバル〉が全部伝わる(とーやま校長)

とーやま校長「俺、Shout it Outには、〈未確認フェスティバル〉からこれまでの短期間で3回震えさせてもらってて。まず〈未確認フェス〉の3次ライブ審査の名古屋会場のステージ。これ何回も言ってるんだけど、前身の〈閃光ライオット〉で2度悔しい思いをしてたShoutの4人の思いが詰まってて、見ながら涙が出て。俺も最初圧倒されすぎて言葉が出なかったし、見に来てくれてるみんなも言葉にならないって顔してたし。全身全霊ってまさにこのことだなって、とんでもなく体がブルッときたのと、2つ目が、優勝賞金の100万でライブハウス借りてゲストも呼んでフリーライブをやるってきいたとき。で、今年に入って、〈未確認2016〉が始まるってなった時に、Shoutのみんなが〈曲作らせてください〉っていって、“逆光”を作ってくれて。しかもどれぐらいの速度で作ったんだっけ?」

山内彰馬(Vo&Gt)「その話を聴いて、すぐとりかかって、1か月かかってないぐらいで」

校長「それきいたときも、本当にShout it Outがいてくれてよかったなって心の底から思って。こんなに気持ちのいい奴らいないよ! マジで!! 〈未確認〉のことも大事に思ってくれてるし、初代グランプリアーティストだから、変なことがない限りずっとプロフィールに載るわけじゃん。そういうプレッシャーとかあったりするのかなって思いつつも、ちゃんとそれを背負ってくれて、ちゃんと活動してくれると勝手に思ってて。そこも頼もしい。そして“逆光”もめっちゃいい曲!!」

Shout it Out「ありがとうございます!!」

あしざわ教頭「“逆光”は〈未確認フェスティバル2016〉の公式応援ソングになったけど、あの曲自体が〈未確認〉の説明書っていうか。あれを聴けばわかるからね。〈未確認フェスティバル〉っていうものが」

校長「俺らがどんだけ言葉で伝えようとしても、なかなか難しいこともあるんだけど、“逆光”さえあれば全部伝わるし、すべて込めてくれてるし、みんなの気持ちも背負ってくれてる曲だと思ってる。本当にありがとうございます」

山内「歌自体、その人が言うからこその伝わる言葉の力ってあると思っていて。何をやっても新しいことができない、例えばこういう歌詞を書きたくても、いま人気のあのバンドは似たようなことを歌ってるしって感じることもあると思うんです。でもそこで引いちゃうんじゃなくて、〈未確認フェスティバル〉のエントリーの話にもつながるんですけど、まだ曲ができていなかったとしても、まずは思っていることを詰め込めこんでみたら、言葉の重みとして伝わると思うんです」

校長「例えば、同じフレーズとアレンジでも、気持ちによって聴こえ方も全然違うから。その1年分の悔しい想いを込めることができるじゃない。だから昨年エントリーしてくれた人は、同じの曲でもいいわけですよ」

 

 



〈未確認フェスティバル〉に応募してからの3か月っていうのは、過去の自分との闘い(新山)

新山大河 (Ba)「〈閃光〉に初めて応募したときは、地元のライブハウスとかでバンド名を知られ始めてた時期で。中学生のころからって知ってた大会だし憧れもあって、腕試しじゃないですけど、〈今年は閃光ライオットに挑戦してみようぜ〉みたいなところで応募したんです」

山内「正直、ちょっと調子乗ってたよね」

校長「いけると思ってた? その時っていくつ?」

山内「高校2年生の春ですね」

新山「でも、ライブ審査に進むこともできず、逆に1つ上の先輩バンドがファイナルで演奏してるのを見て、それが挫折というか、バンドを始めて本気で悔しいと思ったのがそのタイミングで」

山内「それまで本当に井の中の蛙だったんで、まったく外を知らなかったんです。そこで、ほぼ同世代、1つ年齢が違うだけで、こんなにカッコいい演奏をするんだって思ったら、完全にボコボコにされたというか」

新山「そのことが僕たちは凄く悔しくて、2年目はリベンジのつもりで応募したらライブ審査に進めました。BIGCATに立って、やりきったぞって言えるライブをしたんですけど、それでもファイナルには進めなかった。完全に打ちのめされたというか、僕は完全に心が折れてしまって。その2年があったので、〈未確認フェスティバル〉に応募してからの3か月っていうのは、過去2年の自分との闘いでしたね」

校長「よく去年〈未確認〉に応募してくれたよね。その2連敗ってめっちゃ大きい2連敗じゃん。惨敗っていうか」

山内「僕が一番でかかったのが、〈閃光ライオット2014〉と同時期に仲がいいバンドとの3マンライブが決まってて。ファイナルに出るアーティストが発表されるずっと前から決まってたんですけど、僕ら以外の2組、最悪な少年とclimbgrowがファイナルに進んだんですよ。プライベートでもよく遊んでたこともあって、すごい悔しくて。で、僕はファイナルを新木場まで見に行ったんです。そしたらめちゃくちゃカッコいい演奏してて。しかもclimbgrowに関しては準グランプリに輝いて。本当に悔しかったけど、そんなに仲が良かったバンドが準グランプリ獲ったのなら、超えるためには僕らはグランプリを獲るしかないなと。そこもデカかったです」

校長「凄い話だね、それ。だってそこで腐ることもあるじゃん。でもそこで腐らずやったからこそ、いまがあるっていう……」

教頭「後悔はしてないよね? そのダメだった時期のこと」

山内「そうですね。全然。バンド人生で後悔ってあったかなって、いま考えても思いつかないぐらいないです」

教頭「その辛かった時期も?」

山内「それも糧になってると思います」

校長「順風満帆にいってないから……」

山内「僕たち、順風満帆にいったことがないんですよ」

教頭「それが結果、順風満帆な気もするしね」

山内「僕、順風満帆にいくと、調子乗っちゃうタイプなんですよ、たぶん。地元のライブハウス時代とか調子乗ってたんで……(笑)。でも、振り返って成長できたなと感じるときは、順風満帆にいかなかった時期ばかり。きっと目標が明確になるから、ガムシャラになれるんだと思います」

 

★Shout it Outと「SCHOOL OF LOCK!」とーやま校長&あしざわ教頭の対談を掲載! 〈号外Shout it Out〉全国のCDショップで配布中 

 

〈未確認フェスティバル2015〉でグランプリを獲得したShout it Outが3月16日に全国流通盤4曲入りEP『僕たちが歌う明日のこと』をリリース。同作の発売を記念して、店頭で配布するフリーペーパーに、TOKYO FMで放送中の「SCHOOL OF LOCK!」のとーやま校長、あしざわ教頭が登場します。〈未確認フェスティバル2015〉予選時からShout it Outを見守ってきた2人と繰り広げたアツい対談は必見! なお、このフリーペーパーのテーマは〈Shout it Outが逢いたい人〉ということで、校長、教頭のほかにも、メンバー全員が大きな影響を受け、憧れのバンド像だと公言しているSUPER BEAVERから、フロントマンの渋谷龍太と、Shout it Outの楽曲をいち早くキャッチし、自身のSNSで発信していたという、音楽好きとしても広く知られる俳優の須賀健太との対談も掲載。『僕たちが歌う明日のこと』発売日より、全国の主要CDショップを中心に配布中です。



 ★未確認フェスティバル 公式サイト: http://www.tfm.co.jp/lock/mikakunin/