1926年3月31日生まれ、福井県越前市出身の絵本作家／児童文化研究家。本名は中島哲（なかじま・さとし）。8歳より東京都板橋区で育つ。東大工学部在学中から子供向けの演劇脚本を書き始め、昭和電工で研究者として働きながら、川崎市内の工場労働者住宅街で紙芝居上演などの活動を開始。54年に絵本『だむのおじさんたち』でデビュー。73年の退職後はフリーに。『だるまちゃん』シリーズや『からすのパンやさん』をはじめ、『かわ』などの科学分野まで幅広い作風を絵本を発表。児童文化研究も熱心で『伝承遊び考』は2008年に菊池寛賞を受賞するなど、受賞歴も少なくない。2018年5月2日に死去。92歳没。
2018/05/09 (2019/09/25更新) (CDジャーナル)
